SPIRITS of SUNGOLIATH

スピリッツオブサンゴリアス

ロングインタビュー

2008年1月 8日

#130 佐合 佑太 『トップリーグの舞台に出たい』-1

◆やっと復帰できた

スピリッツ 画像1

—— 初出場(12/23サテライトリーグ三洋電機戦)おめでとうございます。

ありがとうございます。やっと復帰できたという気持ちと、まだまだ足りない部分が多いなという気持ちが半々ですね。

—— グラウンドに出て行った時はやはり嬉しかったですか?

嬉しかったですね。

—— いつ怪我をして以来の復帰になったんですか?

いちばん最初に怪我をしたのは、サントリーに入る前に大学の練習中に肩を怪我してしまいました。もう卒業間近の2月頃だったんですが、それからサントリーに来てもやはり調子は良くなくて、ドクターに見てもらったら「手術した方がいい」と言われ、手術しました。

—— 練習に参加できるようになったのはいつ頃ですか?

11月に入ってからですね。その頃はまだ調整という感じで入って行ったんで、コンタクトとかはしていなかったんですけど、12月に入ってやっと本格的に合流して、ようやくスタートが切れたかなという感じです。

—— 焦りはありましたか?

最初は焦りましたね。「多分手術しなくちゃいけないかな」という思いはどこかであったんですが、でもやっぱり言われた瞬間は焦りましたね。やっちゃったな、と思いました。

—— 春から夏にかけては黙々と走ってましたね

もうそれしかやることがなかったですからね。

—— 学生時代より走ったんじゃないですか?

そうですね。走りましたね。

—— 何か変わりましたか?

どうですかね。この間の試合をやってみても、全体的に走れるようになったというのは感じます。普通は怪我から復帰すると走れなくなってしまっているんですけど、僕が思っていた以上には走れました。もちろん、怪我をする前より走れている訳じゃないですけどね。

スピリッツ 画像2 スピリッツ 画像3

◆怪我する前の体に戻した

—— 怪我の恐怖心はもうないですか?

そうですね。もう大丈夫です。

—— 怪我が回復して、ウエイトも始めましたね

徐々にですけど、6月に手術してから3か月ぐらいの9月頃からウエイトも始めました。

—— 体が大きくなりましたね

もとに戻ったという感じです。怪我をしてしまってから、筋肉が萎むところまで萎んでしまったので、ウエイトをして、怪我をする前の体に戻したという感じです。

—— おとなしい性格ですが、試合では性格が変わるような印象を受けました

大学の頃から結構言われています。「試合になると性格変わるな」って。自分ではそんな感じはなくて、"頭はクールに体は熱く"って思っています。とりあえずいろいろ考えるようにしているんですけどね。

—— あまり激しい言葉を言ったりすることはないですか?

あまり頭に血が上ったり、カーッっとなったりしないようにはしています。

◆ラグビー部にはノリで入った

スピリッツ 画像4

—— ご兄弟はいますか?

下に2人。妹と弟がいます。

—— ラグビーを始めたのはいつですか?

高校1年の時です。

—— それまでは何をしていましたか?

それまでは小中と野球をやっていました。センター、ファースト、キャッチャーも少しやりました。昔から背は高かったですね。中学校のときには165cm位ありました。当時の写真を見ると真ん丸してます(笑)。

—— 中学校は?

愛知県の日進東中学校です。

—— 高校は?

栄徳高校です。

—— 高校では野球を続けようと思わなかったんですか?

中学の時にあまり結果が出なかったんです。サボり気味で、もともとは好きだったんですけど、面白くないなと思ってしまって、引っ越しを機にやる気がなくなってしまったんです。何ででしょうかね、環境が変わって気持ちに変化があったんだと思います。

—— それでなぜラグビーを選んだんですか?

ん~、何でってこともないですけど、最初は多分誘われて入ったという感じですね。高校って春に先輩に勧誘されたりするじゃないですか。最初にラグビー部の先輩に勧誘されて、他にやりたいこともないなと思っていた時期でした。ラグビーのことは何も知らなくて、正月にテレビでやってるなぁくらいの知識でした。なので、あまり深く考えずに、ノリで入った感じです。

入ってみて最初は走り込みばっかりで、いつ辞めてやろうかという感じで思ってたんですが、一緒に入った同期の奴らが頑張ってるのを見て、俺だけ辞められないなと思って頑張りました。

スピリッツ画像5 スピリッツ画像6

(続く)

(インタビュー&構成:針谷和昌/編集:植田悠太)

一覧へ