SPIRITS of SUNGOLIATH

スピリッツオブサンゴリアス

ロングインタビュー

2007年8月 8日

#0 番外編 THE BEACH 『来年こそ優勝!』

◆"熱く"できた

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—— ザ・ビーチ2007初出場3位、おめでとうございます。まずはそれぞれ感想を聞かせて下さい

東野:団長として応援に行って、実際には出場してないんですが、率直な感想としては、すごく楽しかったというのが第1です。あとは、「みんなでビーチでワイワイ楽しくやろうぜ」という感覚で行ったんですが、いざ勝負が始まるとみんな本気になってしまうというのが分かって(一同爆笑)、それを見ててすごく楽しかったです。3位という結果については、僕的には結構満足しています。

前田:急遽参加(当初予定の高谷不調のため)ということになりましたが、非常に楽しく、そして"熱く"できたと思います。やっぱり砂の上って難しいですね。足が取られて普段の動きをすると進まないし、かと言って変な動きをすると余計疲れるし、そういったところの難しさを感じました。

小川:楽しかったというのがいちばんで、前日に左手を怪我してしまったのが残念というか、怪我せずに両手を使える状態で参加してもっと楽しめたら良かったですね。

佐々木:チアリーダーの佐々木です。今回は僕はただサントリーのお酒を楽しみに行ったんですが、DJブースでも解説とかトークをさせてもらって、新しいことへのチャレンジもさせてもらいました。女性メンバーとして参加してくれたマリコちゃんからも、「あなたが一番騒いでた」と言われたくらいです。出場していた人からそう言われるくらい、本当に心から楽しめたし、なぜか一番悔しがってたのも僕だったし、来年こそサントリーとして勝ちたいと思わせる大会でした。

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◆ひとりひとり弁解

—— 「綱引きでは絶対負けるな!」と言われてチームから送りだされましたが、戻ってみてどうでしたか?

前田:罰ゲームはまだ執行されていませんが、団長、チアリーダー含め出たメンバーみんなで、練習後に清宮監督に「綱引き負けた奴ら出て来い」と言われ謝罪させられ、ひとりひとり弁解しました。

—— 普段砂の上で動いているビーチバリヤーやライフセーバーの方が有利な状況の中、すごく頑張っていたと思いますが、砂の上で動くということはどうでしたか?

小川:ビーチ綱引きに限って言えば、下が踏ん張れないので、普通なら勝てるんでしょうけど、砂の上となると別になってくるのかなと感じました。

前田:そうですね。綱引きでは踏ん張ったら踏ん張っただけ足が埋まっていって、全然砂に力が伝わらないというのがありましたし、ビーチサッカーではキーパーをやりましたが、飛びつこうと思ったら全部砂の上を引っ掻いてしまって思った動きが全然できませんでした。

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佐々木:それが良かったんじゃない?

前田:え、逆に(笑)?

—— 確かに前田選手のキーパーは良かったですね

佐々木:余計な動きしなくて良かったんです(笑)。

東野:ザ・ビーチが終わって月曜日にクラブハウスに行ったら、みんなに「前田のキーパー凄かったらしいじゃん」と言われました。全部こいつ(前田)が裏で「俺が守護神だった」って言ってたみたいで・・・(笑)。

前田:何も言ってませんよ。

—— ビーチフラッグスはどうでしたか?

前田:最初の3歩くらいが全然けれなくて、4歩目、5歩目になってやっと加速できるような感覚でした。

小川:もともと足は遅いのでたいして変わらないんですが、俊平さん(伊藤)はすごく速くて、そういう状況でも走れるんだなと思いました。

◆ビーチバレーになると、いない

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—— チアリーダーの佐々木選手、応援していて楽しかったは何ですか?

佐々木:何というより、すべて楽しかったですよ、熱くなりました。でも、ビーチバレーは...、見てない(笑)。

前田:ビーチバレーの試合になると、いないんですよ。

佐々木:だって下手なんだもん。

東野:探しに行ったら他の試合見てて、「やる気ねぇんだもんお前ら」なんて言ってました(笑)。

前田:ビーチバレーだけはちょっと違いましたね。ど素人もいいところでした。完全にお手上げ状態でした。

佐々木:単純に楽しかったのはサッカーでしたね。

—— 海の暑さ対策はどうでしたか?

前田:砂が熱くて裸足ではいられませんでしたね。サンドソックスをみんな履きました。日焼けはアネッサ(日焼け止め)で完璧でした。

—— どの競技がいちばん疲れましたか?

小川:僕は片手だったというのもありますが、やはり綱引きですかね。サッカーで前線でやっていた俊平さん(伊藤)と圭太さん(長谷川)はサッカーがいちばん疲れたんじゃないでしょうか。

—— 他のチームに比べて、見ていて綱引きはお手の物という感じがしましたが?

前田:1分間引っ張り続けるのは長いですね。

—— 引き分けで再試合ということもありましたね。

佐々木:最初リードしていて、後半まき返されて1分たった時に引き分けという感じでしたが、レフェリーのさじ加減ですね(笑)。僕熱くなっていて怒っちゃいましたから。

前田:綱引きは完全に技術の差でしたね。

東野:チームに帰ってから、監督に「なんで負けたんだ」と言われて、「力では勝っていたんですが技術が...技術が...」と熱弁しました(笑)。

◆大変なことになった

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—— 今回のチームはどうやって選んだんでしょうか?

東野:もともと直人さん(中村/コーチ)と慎さん(長谷川/コーチ)に僕が呼ばれて、プロップのメンバーで行って来いと言われたんです。勝つか負けるかではなく面白いメンバーで行って来いと言われてプロップのメンバーに声をかけたんですが、捕まったのが圭太(長谷川)と小川(真也)だけだったんです。それでは人数がどうしても足りないので、面白いメンバーに声をかけていって、捕まったのが俊平(伊藤)と順二(高谷)だったんです。そうしたら試合開始30分前になって順二が「ダメだ」と言い始めてバタバタでした。

佐々木:順二さんはもともとひざを痛めていて、テーピングを巻かないと不安定な状態でした。当日会場に行って砂浜でやってみると思った以上にひざに負担がかかるということで、急遽出場辞退となりました。ということで前田が出ることになりました。

前田:最初はみんなお酒を飲むからということで、お酒の飲めない僕が帰りの運転手ということで呼ばれていたんです。

佐々木:前田には「運転するためだけに来い」と言ってありました(笑)。

前田:ちょっとは海で遊べたりするのかなと思っていました。電車で向かっている途中に順二さんから電話がかかってきて、「大変なことになった」って。かなり焦って向かいました。初めは誰か怪我して救急車で運ばれたのかと思いました。

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—— 午後から3回戦やりましたが、一般チームは午前中に2試合予選ラウンドを戦っていました

前田:無理です。テンションも体力もついてこないですね。

—— 来年メンバー編成をし直してリベンジするとしたらどういうイメージですか?

前田:ビーチフラッグスでもう少し楽に勝ちたいですね。

佐々木:機敏なプロップ圭太、キーパーに前田、小川は手の回復次第で、僕ももちろん行きますよ、チアリーダーとして。

東野:僕も団長として行きたいですね(笑)。

佐々木:下が育てばチアリーダーも任せられるんですけど(笑)。

◆斜めに走って取りに行く

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※ここで伊藤俊平選手がインタビュー会場に到着

—— 伊藤選手、まずは感想を

伊藤:すごくいい経験をしたなという感じです。いつも芝でやっていますが、砂の上でスポーツするのは初めてで、「こんな大変なんだ、芝と砂じゃこんなに違うんだ」と思いました。とにかく3位という結果がすごく悔しくて、僕は選手としてまた来年リベンジしたいと思います。

—— ビーチフラッグスとサッカーはすごかったですね

ありがとうございます。サッカーは昔やっていたんで少しは得意です。フラッグスは前に一度やったことがあったんです。プライベートで順二さんと恵二さん(森岡)と海に行った時に、何の大会か分らなかったんですが、ビーチフラッグスの大会をやっていて、「お前出ろよ」と言われて出たんですが、その時優勝したんですよ。

東野:ビーチフラッグスのプロですよ(笑)。斜めに走って遠い方を取りに行ってましたからね。

—— いちばん熱くなった種目はなんですか?

伊藤:やっぱ綱引きですかね。準決勝の綱引きは相当悔しかったです。スキルで負けたという感じですね。

◆日焼けが痛かった

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※ここで長谷川圭太選手が到着

—— 感想をお願いします

長谷川:僕は昔サッカーやっていたんで、ビーチサッカーは自信があったんですけど、キャノン砲をゴールに打ち放つ予定だったんですけど(笑)、枠には飛びませんでした。もうちょっと体を絞ればパフォーマンスが上がるんじゃないかと思いました。

—— 大会の写真を見ると結構砂を蹴っているように見えましたが?

長谷川:芝の上でサッカーはやるものです。砂の上ではあまりやりませんからね(一同:笑)。

—— 綱引きはどうでした?

長谷川:負けた試合はすごく悔しかったです。敵チームの一番前の人はすごく気合が入っていて、気迫で負けた感じです。

—— 筋肉痛にはなりませんでしたか?

長谷川:筋肉痛にはならなかったんですが、肩の日焼けがすごくて、スクラムの時に表面が痛かったです。

—— 月曜日の練習の後、みんなの前で「懺悔」させられたようですね

長谷川:負けてしまったので言い訳は特にないですけど、次やったら絶対に勝ちますね。来年も出られたら優勝します。

◆大御所まで

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—— 来年のメンバーが固まってきましたね

佐々木:あとは小川の手次第(一同:笑)。

—— みなさん悔しかったようですが、3位は上出来という感覚ですか?

佐々木:そうですね、けど来年は勝つメンバーを集めて優勝を狙いたいですね。剛(有賀)、元(申騎)さんあたりかな。サッカーはゴールキーパーが重要だと感じましたね。ビーチサッカーのコートは狭いので、ピンチにもチャンスにもキーパーが絡んできますね。

長谷川:バレーはシノ(篠塚)がいれば行けそうな感じがします。全部アタック、全部ブロック。

—— 大久保直弥選手もバレーボール経験がありますね

佐々木:あ、直弥さんか。そんな大御所まで出してくるんですか(笑)。来年は行けるな?

伊藤:けどみんな、俺らで3位だったから、ほかの人が行ったら優勝してたんじゃないかとチームのみんなに思われているんです。それがちょっと悔しいです。あのキツさはやった人にしか分かりませんよね。

佐々木:来年は僕らのチームだけシードで、出たい人たちは予選から出てきて、勝ち上がってきたところを僕たちが潰すというのが理想ですね(笑)。

長谷川:キツさが分かってないですね。綱引きが何よりキツイです。

佐々木:来年は綱引き練習して行こうな。

—— 語り残したことはありませんか?

佐々木:俊平さんはビーチサッカーでイエローカードもらってました。

伊藤:僕がオーバーヘッドしようとしたら、敵の選手が近くに来ていて、ボールではなくその選手を蹴ったような形になってしまいました。

東野:それから、圭太は女の子を泣かせていました。

佐々木:平謝りしてましたよ。

圭太:違うんですよ。ビーチサッカーの時に僕はボールに向かって走ってたら、その女の子が同じコースに入ってきてたみたいで、当たったのも分らないくらいだったんですが、気づいたらバタンと倒れていて、コートの外で泣いていたというのを後から聞きました。3決の時の試合ですね。

—— 今日はどうもありがとうございました

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【THE BEACH 2007 (ザ・ビーチ2007)概要】

「ビーチバレー」「ビーチフラッグス」「ビーチ綱引」「ビーチサッカー」。すべての種目にチャレンジするビーチアスリーツNo.1決定戦!! 今年で7回目を迎えた夏のスポーツの祭典。

★最終順位
優勝:KLB・FOVAザ・ビーチスペシャル
2位 :ヨーコ&遊佐
3位 :サントリーサンゴリアス
4位 :藤沢市スポーツ振興財団
5位 :湘南ベルマーレ ほか

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