2024年10月 2日
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『菅平合宿』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
9月23日から28日まで、長野県・菅平高原にて合宿が行われました。3日目より帯同してきましたので、その様子をご紹介します。
3日目はリカバリーデー。プールでじゃれ合う尾崎兄弟。この日26歳の誕生日を迎えた弟の泰雅選手のちょっかいに優しく対応する兄・晟也選手のやり取りが微笑ましかったです。
チームビルディングで全員でボッチャにチャレンジ。オフの日だったため、心拍数を上げず盛り上がるものは何か・・とアナリストの二人が中心になって準備したそうです。唯一の経験者だったサイモン・ポープヘッドメディカルはみんなからマスターと呼ばれていました。
スタッフも負けず嫌いが多く、ローリー・マーフィーアシスタントコーチもこの悔しがり方。
逆転に次ぐ逆転で優勝した青チーム。
今年もプチホテルゾンタック様にお世話になりました。新しく出来ていたサウナでリフレッシュする森谷圭介選手。
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窓の中から見える風景がシュールで良かったです。笑
合宿中はあちらこちらで選手たちがそれぞれコーチとミーティングする姿が見られました。
もちろん朝6時からの早朝練習もありました。
朝練後に爆笑していたショーン・マクマーン選手と長友泰憲さん。
小野晃征HCも長友さんのカメラに興味津々。
来日後すぐ菅平合宿からチームに合流したマックス・ヒューズ選手に話を聞いてみました。
-まずは合宿の感想から
「最初は緊張していましたが、最初から合宿に来れたのは恵まれていました。最初からみんなとずっと一緒に過ごせて、ラグビーをやる時間も多くあったので、学ぶこともたくさんできて今後やっていく中でこの機会はすごく恵まれていたと思います。」
-合宿中に仲良くなった選手はいますか?
「ホッコがルームメイトだったので、彼はもう何年か日本にいたので色々と教えてもらったり、イジーとはニュージーランドで会って以来だったので、もう一度繋がれたのは良かったです。日本人の選手とも繋がって、どういう育ち方をしてきたとか彼らの事も色々と知ることができて良かったです。」
-チームの雰囲気はどう感じますか?
「すごくいいと思います。笑いもあるし楽しく過ごしていますけど、練習が始まった瞬間マインドセットが変わってタフな練習をみんなができる、バランスよく笑いながらタフなことができるのはいいと思います。」
日本人とのハーフとのことで自己紹介をお願いすると「私の名前はマックスです。ニュージーランド人です」と日本語で答えてくれました。日本へは若い時によく遊びに来ていたそうですが、今回10年ぶりの来日となったそうです。
ユニット練習後のハドルでは早速バックス全員の名前をスラスラと言い当てていました!
フォワードのユニット練習後、ラインアウトのキャッチの練習をする片倉康瑛選手、サム・ジェフリーズ選手と邪魔をする役のハリー・ホッキングス選手。
午後のトレーニングのためバスで移動。
菅平らしく天気はコロコロと変わりましたが、涼しくとても過ごしやすかったです。
最後のトレーニングは試合形式の練習でした。チームに分かれてグラウンドへ移動。
試合前はいつもの雰囲気でしたが
トレーニングはかなりバチバチやり合っていて迫力が凄かったです。
最後は結構な雨に降られましたが、みんなのやり切った表情が印象的でした。
恒例の写真撮影。こちらはスクラムハーフチーム。
スタッフも一緒に同級生チーム。あとショーン・マクマーン選手も同じ年だそうです。
完璧なポーズを決めてくれた仲良しな人たち。
ホテルに戻って夕食までの短い合間でも映像をチェックする選手たち。
久しぶりにプレシーズンからチームの活動に参加できている中村亮土選手にも話を聞きました。
-合宿の感想を
「いい合宿でしたね。密にみんなと過ごす時間があって、最後は部内マッチみたいのがあって、その後はみんなでお酒飲んで。チームの一体感が感じられた合宿だったのですごい楽しかったです。」
-チームの雰囲気について
「すごい明るいし、いいと思います。これまでより外国人と日本人が垣根を越えてコミュニケーション取ってるなというのはすごく感じますね。それによってお互いを理解してリスペクトし合って、いい雰囲気が生まれてると思います。ネガティブな方向に行ってるやつもいなくて、全員で上昇気流に乗っかっていっている感じがします。」
-少し休んで次のフェーズへ向かいますが
「僕自身もこの合宿でちゃんと練習もスタートして課題も見つかったんで、レベルアップしてシーズンに臨めるように準備したいと思います。」
最後のチームミーティングの後、この日オールブラックス100キャップを迎えたサム・ケイン選手へ向けたビデオメッセージを撮影して今年の菅平合宿が終わりました。
今回帯同させていただいて感じたのは、とにかくあちこちで選手とスタッフ、選手同士、スタッフ同士のコミュニケーションが取られていたこと。
オンとオフの切り替えもみんな上手で、トレーニング中の緊張感もありつつリラックスタイムでもいい時間が過ごせていたように思います。
おそらくこの時期にこの人数で合宿ができたのは初めてのこと。
いいスタートが切れているのではないでしょうか。
なお、合宿の様子はサンゴリアス公式YouTubeでも映像がアップされていますので、そちらもぜひご覧ください!