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初心者も楽しめるラグビーコラム

2024年9月18日

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『2024-25シーズンスタート!』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

9月6日(金)にキックオフミーティングが行われ、いよいよ2024-25シーズンが本格的にスタートしました。


今や選手スタッフ合わせると100名近い大所帯。ミーティングは府中市内の施設で行われました。


真剣な表情で話を聞く選手たち。


小野晃征ヘッドコーチから発表された今年のテーマは「Win the One」。ラグビーでもラグビー以外でも目の前のひとつに勝つ、という意味が込められたものです。


ミーテイング後にはサンゴリアスに関するクイズ大会が行われ、江見翔太選手が優勝!

ちなみに、この数日前にはオールスタッフミーティングが行われました。強化スタッフ、運営スタッフ、役割は違えどひとつになってチームを支えて行きます!


翌週からは全員でトレーニングもスタート。新しいトレーニングウエアが新鮮です。


選手のウエアはサントリーのコーポレートカラーでもある水色とワインレッド。村田大志主務のセレクトで、サントリーという会社を背負ってラグビーをしていることを忘れない、という想いが込められているそうです。


プレシーズンWeek1を終えて、選手に話を聞いてみました。


オフシーズン中、ニュージーランドに留学に行っていた河瀬諒介選手。まずはそこから話を聞いてみました。

--ニュージーランド留学について
「日本と違う環境で、楽しかったというのが一番です。最初は言葉も話せないですし、サンゴリアスみたいに通訳がいる訳でもないし、すごく不安だったんですけど、向こうの人たちが皆フレンドリーで、僕の拙い英語でも一生懸命聞こうとしてくれる人ばかりだったので、思っていたよりも早くチームに馴染めたし、自分から積極的に話しかけに行ったりとか、日本ではなかなか出来ないことができたので、すごくいい経験になったと思います。仕事はフルコアさん(サントリーG関連企業)に週1回とか行かせてもらって、オフィスの見学とか工場の見学、スーパーの店頭を作りに行ったりとかしました。(トレーニングについては)そもそも練習が始まるのが(夕方)6時半からでみんな仕事をしてから来るというのと、クラブハウスの綺麗さとかグラウンドの質も違っていて。結構雨も多い時期でグラウンドはぬかるんでるし、ゴミも普通に落ちていたり、そういうのは当たり前で。あとは仕事をしながらなので、そもそも練習に人が来ない日があったり。バックスが4人しかいない日とかあったりしたので、そこは一番違うのかなとは思いました。」

--帰国後、8月のトレーニングについて
「暑さが・・・寒いところから暑いところに帰って来て、1週間くらいしか慣れる時間がなかったので本当に死ぬかと思いました(笑)」

--小野晃征HCについて
「コスさんなんで、選手とコミュニケーションをしっかり取ってくれる人ですし、キヨさんが言いにくかった訳ではないですけど、僕たちからも意見を言いやすい環境になるのかなと思います。
練習はキツいです。Day1がDay1とは思えないくらいキツかったです。思ったよりやるな・・とは思いました(笑)」

--ファンの皆様へ
「毎年毎年言ってますが『今年こそ優勝する』というのが今年は口だけにならないように、結果でしっかり恩返しできるように頑張って行こうと思いますので、応援よろしくお願いします!」


8月1日のブロンコテストを皮切りに尋常ではない暑さの中、8月のトレーニングを乗り越えた相良昌彦選手

--まずは8月の練習の感想から
「めちゃくちゃ暑くてめちゃくちゃしんどかったですけど、100%やり切ることを毎日大事にしていました。(『コネクト』がテーマだった8月終盤のミニ合宿中は)みんなの趣味とか家族のこととか聞いて、クラブハウスに貼ってある紙にみんなで書いていくというのがあって(南アフリカ出身の)ピラ(ピエリッチ・シーバート)の趣味がハンティングとフィッシングで、日本ではあまり出来ないって言ってました(笑)。」

--キックオフミーティングの感想は
「Win the Oneというのが今年のテーマで、毎日ひとつひとつの勝負にこだわることが大事だと言われて、自分自身もポジション争いが厳しいところにいるので、毎日毎日同じポジションの選手に勝てるように頑張っていこうと思いました。」

--全体トレーニングが始まってみて
「Week1にしてはすごくキツくて、(8月からトレーニングが始まった)ヘッドスタート(メンバー)のトレーニングと同じくらいの強度だったんで、そこでもめちゃくちゃキツかったですけど、やり合いのところは出来ていたかなとは思います。」

--小野晃征HCについて
「今シーズン入ってからThe Oneというのがあって週イチで誰かしらのコーチと面談するんですけど、そうやってコミュニケーションを増やしてくれるコーチだと思っていて、自分としてはすごくありがたいです。自分のことを自分の口からアピールする機会をもらえているので、本当にありがたいし、コミュニケーションを重視する人なんだなと思います。」

--ファンの皆様へ
「昨シーズンは怪我で半分くらいプレー出来なかったんで、今シーズンは怪我なくしっかりデビューできるように頑張って行きたいと思います」


今年8年目を迎えたチームの元気印、飯野晃司選手

--キックオフミーティングの感想は
「みんな結果的に目的はひとつなんで、そこに対して各々が出来ることをしっかりやる。そこで新しいことも入ってくるだろうし、今までやって来たことだけでは勝てないというのはみんなわかっているので、立場や役割が違えどそこに向かってこれからやっていくんだろうなと。僕自身もやらなきゃいけないなと思いました。

--最初の1週間の練習を終えて
「ヤバイっすよ(笑)。マジで次元が違います。初日からヤバかったです。月、火の練習で体重が4〜5キロ落ちて、水曜の休みにリカバリーして月曜の体重に戻しました。こんなの今までなかったです。Week1とは思えない強度で今日もモールバチバチでしたけど、おじさん頑張ります(笑)。大元のラグビーの部分は変わってなくて、そこに新しいコーチも入ってきてそういう所のちょっとした違いについて、若手は8月からやって来ているけどシニアはシニアの経験もあるので、そこがうまくコミットできたら強いチームになれるかなと思います。あとは今までやってきた分シニアはいろんなナレッジがあると思うし、そこを新しく来たコーチたちとうまく組み合わせていけたらと思います。」

--小野晃征HCについて
「コスさんなんで、新しいHC感はないですけど(笑)ずっとやって来ているので。やることが明確で、この練習はここにフォーカスって(示してくれるので)僕らもわかりやすいですし。例えば後で映像をみた時にもこれが出来たか出来ていないか、わかりやすい所でレビュー出来るんで、そこはすごくいいかなと思います。」

--シーズンに向けて
「もちろんジャージを着ることを一番の目標にして、その中でも一人一人がやるべきこともあると思うので、そこに対していい形でチームにコミットできるように。全員で優勝できるように頑張ります!」

--ファンの皆様へ
「スタンドが黄色く染まるのはすごく嬉しいことですし、どこからともなく声をかけてもらったりするとすごいエネルギーを感じるのがグラウンドに立っていると一番わかるので、ぜひ会場に足を運んでいただけたらとても嬉しいです!」


Win the One、話を聞きながら胸にすとんと落ちて来ました。
そのテーマを胸に、Week1から厳しいトレーニングを行なっている選手たちとハードワークを続けるスタッフたちの姿を、今シーズンもお伝えできればと思います。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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