2024年3月20日
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『日本語レッスンをのぞいてみたよ!』
こんにちは!サンゴリーナちゃんです♪
先日サンゴリアス公式インスタグラムのリールにアップされた、チェスリン・コルビ選手とニコラス・サンチェス選手の日本語レッスンの様子はもうチェックしましたか?
今回のスマイルカフェでは、その日本語レッスンの様子をさらに詳しくお届けしたいと思います♪
サンゴリアスに在籍している外国人選手やスタッフは、日本語レッスンという形でかおる先生から日本語を学びます。かおる先生は長くサンゴリアスで日本語の先生をなさっています。
日本語レッスンはレベルごとのグループレッスン(ここではわかりやすいように初級・中級と表記します。)と個別のレッスンが行われています。今回は、初級と中級のグループレッスンをのぞいてみました。
まずは初級のグループレッスンから見てみましょう!
メンバーはチェスリン・コルビ選手とニコラス・サンチェス選手です。
レッスンの始めは前回の復習から。
この時はお店に入った時の会話を練習していました。
先生「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
コルビ「サン ニン デス」
先生「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
サンチェス「フタリ デス」
こんなふうに、日常生活の場面を切り取った日本語の練習はすぐに使えるものが中心です。
コルビ選手が上手に日本語で話せたときには、サンチェス選手が拍手して褒めるシーンも(笑)
二人とも楽しく日本語を覚えてくれているようで見ているこっちも楽しくなってしまいました。
こちらの手元はコルビ選手です。かおる先生がホワイトボードに書いた日本語をメモしているところ。
日常生活での日本語を覚えることとは別に、ラグビーの練習やプレー中によく使われる言葉もしっかり勉強します。
上、下、右、左、となり、たて、よこ、奥、手前・・・ラグビー特有の感覚的な空間表現もあることを思うと、日本人でも使い分けがむずかしい・・・と思ってしまいました。
ハードな練習を終えたあとのレッスンでしたが、それでも集中力を切らさずに取り組んでいる様子はさすがでした。
次は中級クラスをのぞいてみましょう!
この日はクラブハウス内のどのミーティングルームも使用中で、ひとまず廊下のフリースペースでレッスンスタート。
右から、サム・ジェフリーズ選手、カラム・マクドナルド選手、トニー・アロフィポ選手、イザヤ・プニヴァイ選手。
日本語レッスンはダイニングルーム、廊下のフリースペース、ミーティングルームとその時々によって場所を変えて行われています。また、選手の希望でカフェがレッスンの場になることもあるのだそうです。
中級クラスはかなり日本語に慣れている印象で、質問も日本語でできるくらいに上手です。扱われるトピックも初級より格段にレベルアップしています。日常会話はもちろんですが、試合のハーフタイムやハドルでコーチたちが口にした言葉の中でよく使われる単語がピックアップされ、その意味と使い方を勉強していました。
サム・ジェフリーズ選手は今シーズンに日本に来たばかりですが日本語の上達が驚くほど早いです。「サムにとってはチャレンジだけど、初級クラスだけでなく中級クラスにも参加してもらってる。」とかおる先生が言う通り、めきめきと力を付けています。ジェフリーズ選手は、日常の中で疑問に思ったことはかおる先生にすぐにメッセージで質問したり、レッスンの始めにも質問を持ってくるのだそうです。語学の上達の裏には小さな努力の積み重ねがありました。
日本語を母国語とする日本人にとっても日本語はむずかしいと感じることがあるので、日本語を勉強する外国人選手にとってはよりハードルの高い言語だなと改めて思いました。異国の地で言語が分からない中、勉強してなんとか意思疎通をしてラグビーをしている外国人選手たちを尊敬します。
たまに、どこでそんな日本語覚えてきたの(笑)と思うこともありますが、大方日本人選手が吹き込んでいるのは間違いありません。それも含めて、同じ表情で同じ言語を使っている姿を見ると妙に嬉しくなってしまうものですね。
冒頭であがったインスタグラムのリールをまだ見てないよという方はぜひ3月13日の投稿をチェックしてみてください♪
文面では伝えきれない絶妙な日本語が聞けますよ(^^♪