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初心者も楽しめるラグビーコラム

2024年2月21日

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『ワイルドナイツ2連戦』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

2月の大きなチャレンジ、ワイルドナイツ2連戦。
悔しい結果となりましたが、学びの多い2日間となったのではないでしょうか。


堀越康介キャプテンのコイントス。ワイルドナイツの坂手淳史キャプテンとは大学の先輩後輩でもあり、日本代表でも長い時間を過ごしてこともあってか、コイントスが終わってからもしばし談笑ていた二人。


サンゴリアスでの公式戦50試合目だった江見翔太選手は刺繍が入ったジャージで先頭で入場。キックオフ早々、相手選手に突き刺さっていました!「気合入ってましたね。しかもその試合に同期3人(江見、垣永真之介、中村亮土)で出られたので。でも勝ちたかったですね。まあ仕方ないです。これが今の実力です。(試合を振り返って)プランを遂行する、チームで同じ絵を見てアタックするマインドは出来ていたんですけど、細かいミスとかペナルティーとかで相手に勢いを与えてしまったのが(負けた)要因ですかね。でもプランを遂行さえすればいいアタックは出来ていたので、そこはいい学びですしチームで同じ絵を見ることが大事だなと思いました。まだリーグ戦続きますし、まだ折り返しにもなっていないので先日のブルーズ戦や今日の試合も含め、いい相手と学びの多い試合が続いたので、ここからサンゴリアスらしさというのをしっかり体現していけば結果はついてくると思うので、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。」


そんな江見選手と同期で今シーズン初登場の垣永真之介選手「いやもう、悔しいしかないです。勝たなきゃいけない試合だったので。そこの詰めの甘さが今の課題だと思うのでしっかり受け止めて次に向かうだけです。(50キャップの同期・江見選手について)同期3人で先発だったのは久しぶりですね。江見も今日はいいパフォーマンスだったので、いい形でお祝いしたかったですけど、それは優勝という結果で。(自身のコンディションは)死ぬほどきつかったです。過呼吸なるくらい(笑)。久々の試合で相手がパナソニックはやばいです。(ファンの皆様へ)いつもみなさんの声援に励まされていて、みなさんの声援がまた一歩立ち上がるきっかけになっているので、引き続き応援よろしくお願いします!」


そんな同期3人が揃ってスタメンで出場したのは2017年12月17日のトップリーグ神戸製鋼戦以来。その試合での写真はなかったんですが、そのシーズン優勝した時に同期で撮った写真を発掘したので置いておきます。カッキーの黄色いテープが少ないですね。笑


7番を背負って体を張り続けた桶谷宗汰選手「ブルーズに負けて、もう一回自分たちのスタンダードを見つめ直す2週間で、今日はいいところもあったんですけど、自分たちが2週間やってきたことを出したつもりですけどそれでも勝てなくて、それが今の自分たちの現在地というか。明日からまたやるしかないなと思います。今は昔のサンゴリアスみたいに優勝していないし勝てない試合が続いているんですけど、ファンの方々はずっと応援してくださっていて、そんな方達のためにも優勝することが恩返しに繋がると思うし、それしかないと思うんで。とにかく今色々言うよりも優勝するしかないと思っているので、最後までサポートをよろしくお願いいたします。」


この試合がサンゴリアス初キャップのウィリアム・ヘイ選手「個人的には後半からの出場だったのでベンチではとても緊張していましたが、出る時にエネルギーを爆発的に上げようという気持ちでいました。(ピッチに立ってみて)それは表現できたと思います。最後のスクラム以外は。フィールドプレーで出来る自信はあったので、ディフェンスの時間が長くアタックのチャンスは少なかったけど、自分の強みを出すプレーは出来たかなと思います。ファーストキャップってどうしても大きな壁という存在ですがそれを超えられた今、自信に繋げていくための糧になると思うので、これからもレベルアップして力を培っていきたいと思います」


試合後のロッカールームで同じポジションの森川由起乙選手と。


ノーサイド後の呉季依典選手。この悔しさを糧に前に進む姿を見守り続けたいと思います


ビジターの試合でしたが、黄色く染まったスタンドを見ると元気が出ます。ありがとうございます!


翌日の練習試合の前には、サンゴリアスファンクラブ・プレミアム会員の方々を対象とした交流イベントが行われました。堀越キャプテンの挨拶の後は選手と一緒に集合写真を撮ったり


参加してくれた選手全員と交流の時間を持ったり


垣永選手と写真を撮るファンの方を見つめる中村亮土選手の視線が優しい!


最後は垣永選手の挨拶と自身がプロデュースするカッキーモーターサイクルグッズの宣伝で終了。どうやら大量在庫を抱えている商品があるようで「選手、スタッフ、ファン一丸となって在庫を無くしましょう!」とのことでした。笑


続いて行われた試合。1番で先発出場、アーリーエントリーで1月からチームに合流している山本敦輝選手「今日はリーグ戦で全勝しているパナソニックが相手だったんで、自分の中ではチャレンジしたいなという気持ちがずっとあって、ボールキャリーとかブレイクダウンで自分の良さは出せたかなと思いますが、試合は負けてしまったのでこの結果を自分にフォーカスしてどんどん成長していきたい気持ちです。(チームに合流してみて)サンゴリアスのハードワークというカルチャーを体感することができていて、自分もサンゴリアスの一員としてハードワークしなければと思っています。先輩はみんな優しいです。ポジション関係なくみんな優しいです。サンゴリアスのハードワークしている姿勢をファンの皆様にも見ていただきたいと思うので、チームとしても個人としてもそれが試合で活かせるように日々頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします!」


この日のゲームキャプテンだった宮崎達也選手「昨日負けてたので今日はどうしても勝ちたかったんですけど、ゲームを相手にコントロールされてた感じは試合を通してしていたなというのがあるので、また次に生かすしかないです。(サンゴリアスで初めてのゲームキャプテンでしたが)元気さん(大越元気)とかヅルさん(中靍隆彰)とか森さん(森谷圭介)とか、フォワードだったらコバさん(小林航)とかベテランになる人たちもいてサポートしていただいていたので気負うことなくできたと思います。ここからもまた負けられない試合が続くので、一人でも多くの方に見に来ていただいて、熱い声援をお願いできればと思います」


最後に堀越キャプテンにこの二日間を振り返ってもらいました。「(昨日の試合は)準備してきたことを出せた部分もあったんですけど、ああいうクオリティーの高いチームとやる中では80分間高いスタンダードでやらないと勝てる相手ではないと思いました。ただ、全員いい経験が出来たなとは思いますし、この悔しさと経験を次に繋げられたらいいなと思います。今日の試合もみんなファイティングスピリッツとかサンゴリアスが大事にしている部分を見せることが出来たと思うんで、あとはそういう精度とかクオリティーの部分をみんなで頑張って積み上げていけたらいいなと思える試合でした。ファンの方々の応援が僕たちの力になっているので、今後も変わらず熱い応援をお願いしたいですし、僕らの勝つ姿を見せられることがファンの皆さんも嬉しいと思うので、しっかり勝てるように3月の4連戦頑張っていきたいと思います。」

悔しい試合ではありましたが、サンゴリアスらしさが見られた心に響く試合だったと思います。
3月は4連戦。久々にホストゲームもありますので、ファンの皆様もバイウイークでパワーチャージしていただき、3月2日に秩父宮ラグビー場でお会いしましょう!

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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