2023年1月25日
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『花園近鉄ライナーズ戦』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
2週連続のビジターゲームだった花園近鉄ライナーズ戦。
サンゴリアス初キャップや今期初登場の選手も多く、個人的にもとても楽しみな試合でした。
選手がスタジアムに到着。メガネ姿が新鮮なトム・サベッジ選手。
到着するとまずグラウンドへ。この試合が初スタメンとなったイザヤ・プニヴァイ選手。
チームのウォーミングアップが始まるまでは、それぞれのペースで過ごします。テビタ・タタフ選手、呉季依典選手、祝原涼介選手。
キックオフのおよそ1時間前に行われるコイントス。齋藤直人キャプテンと握手するのは、花園近鉄ライナーズのウィル・ゲニア選手。オーストラリア代表としてW杯3大会に出場したレジェンドです。
この試合はセカンドジャージで挑みました。初めて袖を通す雲山弘貴選手。
ノンメンバーとスタッフが作る花道を通り、ピッチへ向かう選手たち。
花園ラグビー場は昨シーズンのプレーオフ準決勝以来でしたが・・・その時はおられなかったたくさんの鳩さんたちが。割とよくファインダー内に入ってくるので、試合中は彼らとの戦いでもありました。笑
そんな鳩さんたちと共に後半10分からピッチに立った雲山弘貴選手は「(メンバー入りを聞いた時は)率直に嬉しかったですね。いいパフォーマンスを出そうという気持ちになりました。試合で自分はこういうパフォーマンスをしたいとイメージしながら練習には取り組んでいました。全く緊張しないタイプだったんですけど、初めてということもあって緊張しちゃって、なかなか周りが見られず視界が狭くなってしまったので、試合を重ねてさらに成長していかないといけない部分だなと思いました。アピールしないといけないと思ってしまって周りを見る余裕がなくなってしまいました。これからも練習や試合でいいパフォーマンスをして(試合に)出られたらチームに貢献できるよう頑張っていきたいと思います。」
ほぼ1年前のリコーブラックラムズ戦で初のメンバー入りを果たすも出場機会がなかった片倉康瑛選手は、1年越しのサンゴリアス初キャップ獲得となりました。「まずファーストキャップ取れたのは嬉しいですね。今シーズンの小さな目標のひとつだったのでそれは嬉しいです。でもプレータイムは少なくてまだまだ信頼されていないと感じたので、練習や練習試合で特にセットプレーの部分でもっともっともっと信頼されるプレーヤーにならないとと今回の試合で深く思いました。(出番を待っている間は)とにかく早く出たくて。ラインアウトで相手ボール取りたいとかも思っていたので、とにかく早く出たいって気持ちでいっぱいでした。もっと信頼されるプレーをしてプレーオフのメンバーに絡めるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」
フレッシュなメンバーがいる一方、今期初登場となったベテラン中靍隆彰選手は「まずこの試合に出るにあたって、本当に出られると思っていなかったですけど、ずっとノンメンバーと一緒に辛いトレーニングやゲームを一生懸命やってきて、今回こういうチャンスをもらえて見ているノンメンバーに恥ずかしくないプレーを、使ってくれたスタッフのために責任を持ってプレーをしようと臨みました。試合は近鉄もすごくプライド持ってディフェンスしてきたので前半は難しかったですけど、後半はサンゴリアスのラグビーができて色々と学ぶことも多かったので、また来週からみんなでいい準備をしていきたいと思います。今日デビューのメンバーもいましたけど、みんないろんな思いを持って今日の試合に臨んだと思うので、一緒に出た若い選手たちにはこれからもっと成長してもらってサンゴリアスの未来を担っていってもらいたいと思います。10年目なんで、それだけ歳の離れた若い選手と一緒にプレーできたのは僕もとても嬉しかったです。(まだまだシーズンは続くので)チーム全員の力で1試合1試合いい準備をして、勝ちを重ねていきたいと思います。」
こちらも今期初登場の小澤直輝選手。「率直に今期初めて試合に出られて嬉しいですし、あと対戦相手に大学の同級生(慶應義塾大学出身の村田毅選手。この試合がライナーズデビュー戦)もいて二人で試合前から喜んでました(笑)。(今週のトレーニングでは)それこそいい部分もあればなかなかうまくいかない部分もありましたけど、それをチーム全体としてこれから高めていければと思います。試合もいいところもあったし改善しないといけない部分もしっかり見えたし、こういう試合から学んでひとつずつ勝っていければと思います。誰が出てもやるプレーは変わらないですし、そこの質は絶対落としてはいけないと思いますので、これからもチームでしっかりと戦っていきたいと思います。」
試合後のロッカールームでコメントする片倉選手。
同じ大学出身の中村駿太先輩と雲山選手。こちら雲山選手のリクエストで撮った写真です。笑
最後に初キャップ2人で記念撮影。
初めてリーグワンの試合を体験した選手や、初めてスタメンで出場した選手、今期初登場となった選手、そしてこの試合で4つのトライを量産し、トライランキングトップに立った尾崎晟也選手など、たくさんのトピックがあった試合でしたが、全員がそれぞれ様々な思いを持って日々のトレーニングや試合に臨んでいるんだなと改めて感じました。
が、ひとつだけ、みんな同じ思いでいるのは必ず優勝するということです。
そして今週末は、今シーズン初の秩父宮ラグビー場でのホストゲーム。
現在大学4年生の新入団選手たちのお披露目や、スタッフとしてサンゴリアスに復帰した真壁伸弥さんとOBの長野直樹さんらによる場内ラジオなど、イベント盛りだくさんでみなさんのお越しをお待ちしております!