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初心者も楽しめるラグビーコラム

2022年11月17日

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『和歌山合宿・豊田自動織機シャトルズ愛知戦』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

管理栄養士の大場ちゃんからのバトンを受け、私からは合宿最終日に行われた、豊田自動織機シャトルズ愛知とのトレーニングマッチの様子をご紹介します。

グラウンドへ出る前の選手、スタッフ。それぞれのペースで試合へ向けた準備。

キックオフ直前。選手、スタッフ同士でお互いに声を掛け合います。

ゲームキャプテンのハリー・ホッキングス選手を中心に円陣。

この日の試合、フル出場だった箸本龍雅選手は「今週特に個人的にフィジカルのところを意識して取り組んできたので、そこで勝負しようと試合に挑みました。結果的に全面的にやりたいことは出せたと思うんですけど、後半から出てきた小澤さんとか、自分の持ち味のジャッカルとか出していたので、もっともっと負けないようにやらないといけないと感じました。合宿の最初にJP(ジョン・プライヤーS&Cアドバイザー)が「スキルはあるチームだけど、フィジカルで恐れられるチームになろう」と話があって、細かいディテールまでこだわろうと取り組んできました。チーム的にもそのミーティングがあってから、一人一人が意識するようになったし、周りへの発信とかもするようになったんで、チームの練習の雰囲気もとても良い1週間になったと感じました。」


今年の春シーズン、ニュージーランドへ武者修行に行っていた箸本選手。「体も結構絞れて、自分の持ち味である運動量を帰ってきてから発揮しやすくなったと感じます。あとはいろんな局面に顔を出した時のプレーの質とか、フィジカルの部分をもっとレベルアップしていけば、もっと自分の存在感を出せるかなと思うので、そこを意識して上げていきたいと思います。」


先日、新加入選手3名が発表されましたが、宮崎達也選手と岡新之助タフォキタウ選手も試合に出場。この2人は8月からトレーニングスコッドとしてチームに合流、厳しいトレーニングを一緒に積んできました。

先発出場だった岡選手は「8月の若手メンバーの合宿から合流してきて練習はキツいけど、みんな温かくて、サポートもしてくれています。9月からは他のメンバーやコーチも入ってきてスキルとかも教えてくれて、さらにステップアップ出来ているし、試合も始まって感じたのはその時のサポートもすごくて嬉しかったです。和歌山合宿でもフィットネスやスキルなどレベルアップしてきているので楽しいです。ランニングやフィジカリティー、ステップが得意なので頑張って試合に出られるように頑張ります!」

後半途中から登場の宮崎選手は「勝ちに対する全員の意欲や意識が、これまで味わったことのないようなチームの文化でした。前のチームでもそういう場所にいたと思うんですけど、さらに上回ってるレベルだったんでそこでのギャップというか、最初は驚いた部分もありましたね。(8月の菅平合宿は)行く前から結構ハードな合宿って聞いてはいたんですけど、予想以上にハードだったんで最初はついて行くのに必死でした。だんだんみんなともコミュニケーションを取れるようになってきて、ラグビーのプレーやコンタクトの部分にも慣れてきたりしてるんで、徐々にコミット出来てきているかなと思います。(実際試合をしてみて)セットプレーの部分でももうちょっと修正していかなければいけないところもあって、スクラムやラインアウトで細かい部分が試合に出てくると思うので、練習からしっかりやっていかないとと思います。人より小さくて逆に目立つと思うんで、試合に出られるよになったらプレーで目立つことができるように頑張っていきます!」

ちなみに宮崎選手は後半トライも決めました。この試合で一番盛り上がったシーンのひとつでもありました。

こちらは復帰組。先日の日野レッドドルフィンズ戦が本当に久々の試合だった江見翔太選手は「日野戦は1年5ヶ月ぶりぐらいの試合だったんですごく緊張していて、練習でやってきたことを出そうと思っていたんですけど固くてなかなか出せませんでした。今回の試合は、割と合宿でハードなトレーニングをしてきたので自信もついて時間は短かったですけど、アタックの部分でトライは取れなかったですけどトライに繋がるところには関われたのかなと思います。ディフェンスはもうちょっと課題はありますが、そこは伸びしろと考えて頑張っていきます。ウイングの層は厚くて、にぐ(仁熊秀斗)や河瀬(諒介)やくも(雲山弘貴)もいいプレイヤーですし、ベテランのづる(中靍隆彰)やつか(塚本健太)含め僕もグラウンドに立ったら歳は関係なく競争なんで、チームのレベルアップに貢献して行けたら。そして最終的にはウイングが引っ張って、トライをたくさん取れるようなチームにしていけたらと思います。」


初めて和歌山県で合宿を行ったサンゴリアスですが「東京より暖かくて過ごしやすくて天候にも恵まれて、雨の日はまさかの休みの日1日だけでした(笑)。グラウンドも高台にあって景色も最高で、夕日も綺麗でめちゃめちゃいいところでしたね。梅干しも美味しかったんで、高級なやつをお土産に買っちゃいました(笑)。」

そんな江見選手、試合後に同期で写真を撮っていた石原慎太郎選手、中靍隆彰選手、塚本健太選手に「俺も入れてよ」と声をかけるもまさかの拒否(笑)。和歌山合宿は不参加だった、垣永真之介選手、中村亮土選手がいるつもり?でエアー同期と写真を撮っていましたが

結局入れてもらっていました(笑)。

最後に平日にも関わらず足を運んでくださったファンの方々と集合写真。ご来場ありがとうございました!


6月より府中のグラウンドは芝生の全面張り替えを行っていてその養生期間がようやく終了。
美しい緑の芝のグラウンドへ嬉しそうに駆け出す選手たちの姿が印象的でした。
慣れ親しんだグラウンドでのトレーニングが始まり、いよいよ開幕へ向け最後のフェーズに入ります。
梅雨の蒸し暑い日も真夏の暑い日も作業をしてくださった工事関係者の皆様、本当にありがとうございました!

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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