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初心者も楽しめるラグビーコラム

2022年3月30日

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『リーグワン第11節 横浜キヤノンイーグルス戦』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

先週日曜日に行われたNTTジャパンラグビーリーグワン2022 第11節 横浜キヤノンイーグルス戦は、リーグワンでは初、そしてサンゴリアスにとっても初めて大分で行う公式戦でした。
イーグルスにはサンゴリアスゆかりの選手やスタッフも多くいるので、個人的にとても楽しみな試合でもありました。


ロッカールームはこんな感じにセッティングされていました。


そうこうしているうちに選手が到着。


すぐグラウンドに向かう選手たち。天気にも恵まれ、スタジアム環境も素晴らしかったです。


音楽に合わせて体を動かしながらリラックスした雰囲気だったサム・ケレビ選手。


ウォーミングアップが始まる前には、サンゴリアスOBで前監督のイーグルス・沢木敬介監督と田原耕太郎コーチと青木佑輔コーチが談笑する姿も。そこへ小澤直輝選手も加わっていました。


最初にビジターチームのサンゴリアスがロッカールームを出てきました。


気合いの入った表情でピッチへ向かう選手たち。


先制されたサンゴリアスでしたが、前半20分にダミアン・マッケンジー選手のトライで5-7とし、


PGを決められ逆転された後の前半33分にはテビタ・リー選手のトライが決まり13-10。


その後も得点を取り合い、1点ビハインドで迎えた後半16分にはラインアウトからのサインプレーが見事に決まり、中村駿太選手のトライで26-20。シーソーゲームは試合終盤まで続きました。


後半35分には、この試合がサンゴリアスでの公式戦デビューとなった呉季依典選手が登場。
「前日まではそこまで緊張していなくて、当日になってグラウンドに立ってみて緊張もあったんですけど、それよりもやっぱり兄貴とオフィシャルのゲームに出るの初めてだったんで、兄貴と一緒にスクラム組めるなっていうドキドキというかワクワクがあって。試合が進んでいくにつれてそれが大きくなっていって、でも70分過ぎたあたりで「あれ?今日もしかして・・(出られない?)」みたいのはあったんですけど、ファーストキャップ取る事ができて率直に嬉しくて、短い時間でも兄弟でスクラム組めて相手にもプレッシャー掛けられたんで、スクラム自体はすごく手応えが感じられました。


「入った時に『キエノリ行けよ!』とか『お前らしくな!』とかみんか声かけてくれて、試合後もみんなの前で話した時に思い出して泣きそうになって、すごい感慨深いというか鳥肌がずっと立って。すごくファミリー感を感じました。両親も遠いところから12時間かけてフェリーに乗って来てくれて。兄弟揃って(出られて)親孝行出来たかなと感じましたしよかったです。この1試合で満足せず、次もその次もしっかりチャレンジして出られたらいいなと思います」


前節の尾崎兄弟に続いての兄弟出場となった、兄の森川由起乙選手「前半早々の出番でしたけど、自分の役割は出来たかなと思います。入ってからテンポが早くてキヤノンのペースがすごく良くて一気に息が上がったんですけど、後半ラストで差は開きましたが、それまではシーソーゲームでなかなか楽しい試合でした。元チームメートもいましたし元監督もいましたし、色んな感情のあるいい試合でした。(兄弟で組んだスクラムは)ペナルティは取れなかったですけど、いい感じで押し続けられたんで、僕も今度は1番つけられるようにいい準備して頑張りたいです」


その兄弟スクラムの写真が撮れなかったので・・・試合後に再現してもらいました。


試合が終わったあと、会話を交わす飯野晃司選手とイーグルスの松井千士選手は入社が同期。飯野選手は「みんながしっかりいい準備をして勝てたんでよかったと思います。カジ(梶村祐介選手)とは大学の時に対戦したことあったんですけど、なんだかんだ千士と対戦相手として試合したのは初めてで。仲間として試合したことはありますけど相手としては初だったので楽しみな部分ではあって、試合中もちょっと遊んだりしてました(笑)。キヤノンは知ってる選手も多いので、そこも楽しめた事のひとつかなと思います。(自身のパフォーマンスについては)チームに対してコミットできましたし、コミュニケーション取れていたのでそこは自分の中でもポジティブに、でもまだまだ改善しなければいけない部分はあって、キャリーだったりタックルの部分は改善しないといけないので、そこは追々練習でしっかりやっていきたいと思います」


「次は1週空いてホストゲームなので、選ばれれば自身のやるべき仕事を明確にしてやりたいっていうのと、選手ファン一丸となって試合を盛り上げていければと思うので、ぜひ応援の方よろしくお願いいたします!」


ちなみに帰りの飛行機がイーグルスも一緒だったため、空港でこんな光景に出会いました。チームは変わっても友情はずっと続きます。

ここまでリーグ戦の約3分の2を消化。

トップリーグ時代と比べてもこんなに長いシーズンは初めてで、これまでもそうですがこの先も、どのチームも総力戦になっていくでしょう。選手・スタッフ・関係者だけでなく、家族やファンの方々の力が本当に欠かせません。

バイウイーク明けの4月はサンゴリアスのホストゲーム3連戦となりますが、サンゴリアスファンの方々はもちろん、ビジターチームのファンのみなさんも一緒に、リーグワンを盛り上げていければといいなと思います。外で観戦するには最高の季節になってきました。是非会場でラグビーを楽しんでくださいね。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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