2022年1月12日
674
『ジャパンラグビー リーグワン 開幕!』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
ついに始まりましたね。日本ラグビーの新たな歴史の幕開けです。
サンゴリアスにとっての初戦は府中ダービーとなる東芝ブレイブルーパス東京戦。ホストチームとして開幕を迎えました。
ところで、トップリーグと何が違うの?という方もいらっしゃるかと思います。目に見えて違いが感じられることの一つは、試合の興業権がチームに移行されたため会場のイベントや演出をホストチーム主管で行えるということ。もう随分前から運営スタッフの方々が準備を重ね、これまでとは一味も二味も違う試合会場となっていました!
観戦に来られた方には一目瞭然だったかと思いますが、あらゆる場所が黄色に染まり、サンゴリアスのホストゲーム感満載のスタジアムに変身していました!メインエントランスには等身大の選手たちの写真が。好きな選手と一緒に写真を撮るのもいいですね。
その他イベントなどで盛り上がっている様子は次回サンゴリーナちゃんが報告してくれますので、私は試合を中心に記念すべき開幕の日を振り返りたいと思います。
ロッカールームを覗いてみるとサンゴリアス君も選手たちの到着を待ち構えていました。
そうこうしているうちに選手たちが試合会場に到着。
ウォーミングアップを終え、集中した様子を見せるサム・ケレビ選手。
ロッカーを出て、入場を待つ選手たち。
炎が立ち登る中選手入場!
このシーンを待ち望んでいた方も多かったかも知れません。サンゴリアス初キャップのダミアン・マッケンジー選手は試合後「すごく良い試合で、ファンの皆さんの前でここまで良いパフォーマンスが出来たことはすごく良かったですし、チームのみんなともとても良い準備が出来ていたので、ブレイブルーパスという強いチームに勝てたことは良かったと思います。(日本での試合は)テンポが速いことは元々予測していたんですが改めてそれを実感しましたし、まだ改善しなければいけない部分はありますが、今日勝てたことは良かったと思います。今日の勝ちから勢いをつけていきたいと思います。本当に良いチームで良い選手もたくさんいますし、ファンの皆さんのためにもっと良いパフォーマンスが出来ればと思います」
もう一人、サンゴリアス初キャップの仁熊秀斗選手は「(メンバー入りを聞いた瞬間は)正直びっくりしたのが素直な感想なんですけど、メンバーに入るためにプレシーズンやその前の合宿で精一杯全力で取り組んできた結果が実ってメンバーに入れたと思っているので、そこは自分の中で評価していますがメンバー入りするだけではなく、リーグワンで通用しなければいけないですし世界のトップレベルの選手たちがいるリーグの中で自分も活躍して、自分も(彼らに)劣ることのないプレーをしていきたいと思います」
「(後半27分の交代までに)緊張は絶対するものなので、緊張しましたけど、エナジーをもって勢いを与えられるようなプレーをしようと思ったので、グラウンドに立った時は緊張していなかったです。プレシーズンも試合に出ていたのでそんなに変わらなかったですけど、少ない時間でも自分の持ち味を出していって、スタメンに入れるようなプレーをしていきたいと思います。次のトヨタ戦でもメンバーに入ることが最低条件で、自分がどういうプレーをするのかをもっとイメージしてトライを取れるように頑張りたいと思います!」
初めてといえば、こちらもリーグワン初の垣永真之介選手の雄叫び!
そして忘れてはいけません!サンゴリアスのリーグワンファーストトライは尾﨑晟也選手でした。思わずガッツポーズの尾﨑選手、心なしかカメラ目線?笑
試合後、中村亮土キャプテンに話を聞こうとしたところ、尾﨑選手から「いいっすか?ファーストトライの僕のコメントいらないっすか?笑」と売り込みがあったので、二人に話を伺いました。
中村
「開幕戦っぽい、チームとしてまだ完成していないところはありましたけど、良いところも出せたし今後に向けた課題も見つかったので、それを含めて良い試合だったと思います。次、中村亮土先輩の素晴らしいパスでトライを取った尾﨑選手は?」
尾崎
「抜けると思わなかったので反応が少し遅れてしまったんですけど、僕の俊足を飛ばして追いつきました(笑)はい。素晴らしかったです!笑」
中村
「いや、あそこ外したのはすごかった!さすがだなと思った」
尾崎
「はい!開幕戦勝てたっていうのはすごく大きなことなんで、そこは良かったと思います」
中村
「うちは元々得点力はあるチームなので、失点をできるだけ抑えられるような積み上げをしていきたいので、そこは課題でもあり伸びしろでもあると思います。」
尾崎
「規律の部分がこれから大事になってくると思うし、亮土さんも言いましたけど今日もそこで自分たちの失点に繋がってしまった部分もあったので、細かいところをシーズンが深めるにつれて詰めていければと思います」
中村
「今がレベル10だとしたら、最後のファイナルは100まで行くので、これからの進化を楽しみにしていてください!」
尾崎
「一歩一歩進んで行けたらいいと思うんで、一歩一歩頑張ります!」
この日のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは3トライをはじめ、獅子奮迅の活躍だったショーン・マクマーン選手。
試合後挨拶を交わす選手たち。日本代表選手たちの再会も楽しみのひとつですね。
最後は全員で場内一周して、ファンの方々に感謝の気持ちを伝えました。
グラウンドで選手全員で初勝利の記念写真を撮った後、ロッカーではバックスをフォワードに別れて集合写真。バックスは仁熊選手、フォワードは辻雄康選手の掛け声で最高の笑顔の写真が撮れました!
最高のスタートが切れたサンゴリアス。
ホスト感溢れるスタジアムでの試合は、まだまだ思い切り声は出せないけどファンの皆さんの熱がとても感じられました。
今週末も同じ味の素スタジアムでのホストゲームとなります。チケットはまだまだ発売中ですので、ぜひ黄色に染まったスタジアムを楽しみにいらしてくださいね。