2021年10月13日
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『菅平合宿』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
先週、3泊4日で菅平合宿が行われ帯同してきました。インスタグラムでも合宿中の写真がいくつか掲載されましたが、あえて謎めいた写真を選んだので何をしていた写真なのか、答え合わせになるかもしれません(笑)。
府中のクラブハウスで早朝ウエイトトレーニングを行って出発。バスに乗り込むメンバーに尾崎晟也選手がインタビュー。このインタビューはファンクラブ会員限定で公開される動画の撮影だったみたいですよ。
今年もプチホテルゾンタック様にお世話になりました。到着すると今年の合宿のスローガンが入ったパネルがあちこちに。ちなみにこのパネル、須藤惇アナリストのデザインだそうです。カッコいい!
ミーティングで今回の合宿の目的や、選手をRedチームとYellowチームに分けての話合いなどがあり
早速外に出てチームコンペティションが始まりました。手を使わずにボールを運んだり
チームごとにウォークライを披露したり
クイズを交えた競争では手を繋いで答えるYellowチーム同士の片倉康瑛選手と箸本龍雅選手。
合宿後、箸本選手に3つの質問をしてみました。
――合宿を終えて
チームで競争することが多くて、ラグビーをもっとやるのかなと思ったんですけど、体力を使いながらプレッシャーがかかった中で協力し合うというのが多かったんで、自分も先輩方と深く関わり合うというのがこういう機会を通していい経験ができたなと思います。
――いちばん印象的だったのは
昨日の山は先が見えなくてゴールもわからなくて、チームでの競争もありましたけど最終的にひとつのチームでゴールインしていい合宿だったなと思いました。本当にキツかったです。
――府中に戻ったら
まだ1年目で今日本代表の選手がいない中で、帰ってきた時にすぐポジションを奪われるのではなくて競争をし合えるように今のうちから土台を作り上げていい状態に持っていけるよう、チームに対して積極的にコミュニケーション取ってやっていきたいと思います。
恒例の?スタッフによるタッチフットも。あの~、タッチフットですよね(笑)?
選手も大盛り上がりで観戦していました。
翌朝6時前、元気よく挨拶をして体育館に登場した木村貴大選手。ポイントはお尻だそうです(笑)。
木村選手にも話を聞きました。
――合宿を終えて
一言で言うと改めてサンゴリアスに来てよかったと思いました。強いチームには理由があると思っていて、(普段の)練習を含めこれだけキツいことをするチームを求めていたので、純粋にここまでキツいことをできてそれが結束力になるというのが来てよかったと思った理由です。
――いちばん印象的だったのは
山のぼりですかね。霧の中登っていくので先が見えないんですよ。僕個人的にはこのチームで5チーム目なんですが先が見えない中で・・、ここ頑張らなきゃなと思いました。何本で終わるかもわからないですし、先も見えない。いい経験をさせてもらいました。あと(飯野)晃司頑張ってましたね。すごい声を出していて、ああいう選手がいるから強いというか、ああいう声にいかに反応できるかが強いチームのいいところだと思いました。
――府中に戻ったら
誰がどういう選手でどういうプレーをしたいのかが(たった)4日なんですけどちょっとわかったんですよね。なのでそれをグラウンドの中で、もっと細かいコミュニケーションを取っていきたいと思います。
朝日が差し込む体育館で、フルスロットルでZUUトレーニング
村田大志選手の体からは湯気が。
バックス最年長の村田選手は
――合宿を終えて
菅平、何回目だろう?最低でも11回目は来てます(笑)。一番楽しかったですね。気持ち的に余裕が出てきてるっていうのもあると思うんですけど、楽しく前向きにやれたと思います。当分チーム全員集まれないですし、新しく合流したメンバーも多かったんで、そういう意味ではみんなのことを知って仲良くなると言う意味では良かったと思います。
――いちばん印象的だったのは
山登りじゃないですか?キツイ中でもみんな前向きにやってたし悲壮感もなく。なんか珍しいなと思いました(笑)。さすがに山は悲壮感漂うんで、いつも。今年はなんか頑張ってた(笑)。
――府中に戻ったら
やっとラグビーに特化したトレーニングが始まってくるので、11月に始まる試合に向けていいパフォーマンス出来るようみんなで頑張りたいと思います。
楽しかったという村田選手の、楽しそうな写真も置いていきますね。
もちろんラグビーのトレーニングもあり
夜は選手同士でディスカッションする時間も
もちろん体のケアも大事です
そんな中、スタッフは翌日早朝トレーニングの準備中。何をしているのか・・・。
朝5時半に集合すると
こんな感じのミッションが用意されていて
こんな感じで遂行されていきます。魔女が火を起こしてます・・・(笑)。
こちら仮装を担当した人たち。ハッピーハロウィン!
一転、午後は濃霧の中の山登り。何本走るのかゴールはどこなのか、知らされないまま走り始めた選手たち
最後は全員で手を繋いで登ったり
ワンチームになって降ったり、を繰り返すこと5本。
この日が誕生日だった祝原涼介選手。最後足がつってしまっても手荒い祝福
それでも最後のハドルは、立ち上がれない祝原選手も一緒に。
そして迎えた最終日。朝から手押し車でサッカー大会。
最後のチームコンペティションは、去年は走ったクロスカントリーコースを人を抱えて競争。
ロープを使わなければいけない区間もありました。
最後の最後は全員で、水の入ったホースを使ったスクワット。
こうして今年の菅平合宿が幕を閉じました。
今年の菅平合宿は例年に比べて短かったこともあり、初めてフル帯同させてもらいました。
色んな事がありすぎて紹介しきれなかったのですが、とにかく感じたのは、事前の準備はもちろんのこと合宿中も早朝から夜遅くまで仕事をし続けるスタッフと、それに全力で応える選手たちを近くで見て、言葉足らずで本当に申し訳ないですが、素直にああすごいなと思いました。
チームはこの経験を経て次のフェーズに入っていきます。試合に向けてラグビーのトレーニングが本格的に始まるので、これもまた楽しみです!