SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2021年6月17日

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『2020-2021シーズン 勇退選手・スタッフ』

みなさん、こんにちは!サンゴリーナちゃんです(*^-^*)
昨日発表になりましたが、2020-2021シーズンをもってサンゴリアスを勇退する選手・スタッフが決まりました。本当にサンゴリアスのために貢献してくれた選手・スタッフばかりです。今回のわたしのスマイルカフェでは、勇退する選手・スタッフから皆さんへのメッセージをお届けいたします。

まずはスタッフから、1人ずつ皆さんへのメッセージです。

2019年からFWコーチ、アシスタントコーチとしてチームに貢献してくれた、タイ・マクアイザックコーチから。

「(すべて日本語で)サントリーに加わることになって、とても緊張しました。サントリーのラグビーはトップレベルで、世界中で知られています。実際にサントリーに入ったら、みんながすごく一生懸命で、優しくて、選手とスタッフがお互いにサポートし合っていて、この2年間はとても仕事がしやすかったですし、とても楽しかったです。私はオーストラリアに帰りますが、サントリーを離れることがとても寂しいです。選手、スタッフ、ファンの皆さん、本当にありがとうございました。サントリーの選手たちはどんどん良くなってしますし、次のシーズンでは更に良くなると思います。ファンの皆さん、これからもサントリーの応援をお願いします。」


続いて、2006年度から2016年度までは選手として、2017年からバックスコーチ、アシスタントコーチとして、15年間という長きに渡りチームに貢献してくれた有賀剛コーチ。


「今シーズンをもってサンゴリアスを離れることとなりました。選手としては11年間、コーチとして4年間、サンゴリアスで仕事をさせて頂きましたが、選手時代もコーチ時代も、多くの方から温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。
コーチになってからを振り返ってみると毎日選手から多くのことを学ばせてもらい感謝の気持ちでいっぱいです。コーチとしての一番の思い出は、トップリーグカップ2018-2019とトップリーグカップ2019です。日本人選手の可能性をとても感じましたし、現在レベルが上がっているリーグでもサンゴリアスには通用する選手がたくさんいると思っています。しっかりトレーニングすればですけど(笑)。次は打倒サンゴリアスを目標に新しいチャレンジをしていく予定です。成長してまた皆様に会える日を楽しみにしております」


続いて、有賀コーチが入団した2006年にコンディショニングコーチとしてサンゴリアスに加わり、S&Cコーチ、ヘッドS&Cコーチなどで15年間チームを支えた、若井正樹コーチ。

「今シーズンをもってサントリーサンゴリアスを退団いたします。15年間できたのも、素晴らしい仲間と"日本一"を目指す毎日があったからだと思います。クラブを応援サポートしてくださった皆様方、一緒に戦ったメンバーに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。サントリーサンゴリアスにしかできないラグビーを通して「夢」「感動」「勇気」「希望」を与えるチームであり続けてほしいです。Empower people by playing like SUNGOLIATH. Let's GO!」


そして、最後は、2013年からチームの食事、身体作りをサポートし、アキさん(長尾亜紀)やわたしと一緒にスマイルカフェを担当してくれた、マイキーさん(金剛地舞妃)もチームを離れることになりました(涙)。


来週のスマイルカフェで、マイキーさんに最後のスマイルカフェを書いてもらう予定です。その回が来ないで欲しいような、複雑な心境ですが、マイキーさんの新たな門出なので、スマイルで送り出したいですね!


つづいて、勇退選手です。

既にご存じだと思いますが、ボーデン・バレット選手は1シーズンでチームを離れることになりました。1シーズンという短い期間でしたが、ボーデン・バレット選手がチームにもたらしてくれたものをとてつもなく大きく、サンゴリアスの中にはこれからも残り続け、これからの成長に繋がっていくと思います。
ボーデン・バレット選手のコメントはすでにスピリッツ・オブ・サンゴリアスに掲載しておりますので、まだご覧いただいていない方は、そちらをぜひご覧ください。

SPIRITS OF SUNGOLIATH
#748 ボーデン・バレット 『出来るだけ早く帰ってきたい』


続いては、2019年から2年間、スクラムハーフというポジションでチームを支えてくれた、リチャード・ジャッド選手。小柄な選手が多いスクラムハーフですが、リチャード・ジャッド選手は180cmと高身長で、流大選手、大越元気選手、齋藤直人選手とは違った持ち味がありました。

「この2年間はとても素晴らしいクラブで、本当に素晴らしい人たちと一緒にプレーが出来ました。僕の中でのこの2年間でのハイライトは、サントリーでのデビュー戦(トップリーグ2020第4節NEC戦)です。サントリーのジャージを着てプレー出来たことに本当に誇りを感じています。この2年間、ファンの皆さんからも多くのサポートをいただき、本当に感謝しています。僕はニュージーランドに戻り、マイター10カップでプレーする予定です。その後、スーパーラグビーでプレー出来ることを願ってプレーしたいと思っています。」


続いては、2017年から5年間、ロックやフランカーというポジションでチームを支えてくれた、ジョーダン・スマイラー選手。モデルの経験があり、チームスーツの撮影の時には他の選手にポージングの指導もしてくれていました。グラウンド外では誰にでも優しくて、顔だけじゃなく心もイケメンです。

「昨シーズンは途中で終わってしまい、オフの時間やプレーが出来ない時間が長かったので、そういった意味では、直近の2シーズンは本当に早く過ぎてしまいました。もっと日本でのプレー時間を楽しみたいという想いがありましたが、コロナの影響もあり、そうもいきませんでした。選手もスタッフも、そして家族も、みんな苦しいシーズンだったと思うので、お互いに思いやりを持って行動することが大切だと思います。ラグビーに対するハングリーさは更に強くなった気がしますし、そういう2シーズンでした。今シーズンはあまりプレーするチャンスがなく、がっかりしている部分もありますし、残念と思う部分も当然あります。それと同時に、自分のベストを尽くして、チームのために役割を果たすことにはハングリーでありました。特にフィールドでもそうですし、ルーキーの選手に対してもコミュニケーションを自分から多く取るようにしていました。フィールド外の部分でみんなと食事に行くということは出来なかったので、難しい面はたくさんありました。チームメイトだけじゃなく、ファミリーも含めて、家族間での交流もなかなか出来なかったので、それが叶わず残念です。

そういうことが出来なかったので、違う形でチームとして繋がっていくことを意識して取り組みました。日常の会話の中で家族のことなどを聞いたりして、コミュニケーションを取っていました。そこは今シーズン、意識してやっていました。最後のサントリーでの時間を楽しむことを考え過ごしました。本当に素晴らしいクラブですし、素晴らしい人たちが関わっていますし、良い環境なのでサンゴリアスを去るのはすごく寂しいです。良いクラブでありファンの皆さんからも素晴らしいサポートをいただいているので、私がラグビーをする時には、ファンの皆さんを代表してプレーするという想いを強く持っていました。

今シーズンのスタートで、みんなでプレー出来たことは嬉しかったですし、サンゴリアスに入団した時から、サンゴリアスの一員として温かく迎えてくれたので、ファンの皆さんにも感謝を伝えたいと思っています。日本人のファンが世界でいちばん素晴らしいと思っていて、勝っても負けてもサポートしてくれて、更にチームだけじゃなく、個人的にもサポートしてくれた人もいました。プレゼントを送ってくれたり、手紙や写真を送ってくれたり、本当に感謝しています。
私は違うチームに移ることになりますが、私をサポートしてくれた皆さん、家族をサポートしてくれた皆さん、サンゴリアスをサポートしてくれた皆さん、皆さんがあっての私であり、サンゴリアスだと思っています。どれだけのファンがいるかということがクラブの価値を決めていると思うので、本当にありがとうございました。
私はまた日本でプレーすることを希望しているので、またどこかでお会いできることを願っています。もし日本のどこかで私のことを見かけたら、話しかけて欲しいですし、交流できると嬉しいです。ありがとうございました。」


続いては、2018年から3年間、チームに貢献した加藤広人選手。昨シーズンから今シーズンにかけては、なかなかチームトレーニングにも参加できず悔しいシーズンが続いたかと思います。残念ながら現役を引退することになりました。


「今シーズンを持ちまして現役を引退することに致しました。3年間という短い期間ではありましたが少年時代からの夢であったサンゴリアスで過ごした日々は私自身の人生においてかけがえのないものとなりました。これからは社会人として成長できるように努力していきます。引き続きサンゴリアスの応援よろしくお願い致します。
私にとってサンゴリアスでのいちばんの思い出は、2018年のトップリーグでのデビュー戦です。
少年時代からの夢であったサンゴリアスでのデビュー戦をいちばんのサポーターである母親に見せることができ、本当に嬉しかったことを今でも覚えています。

サンゴリアスのメンバーには、3年間という短い期間ではありましたが本当にありがとうございました、と伝えたいです。サンゴリアスという最高のチームに所属できたことは私にとって誇りです。これからはOBとして応援しています。まずは新リーグでの優勝、楽しみにしています。
最後にファンの皆さん、3年間という短い期間ではありましたが本当にありがとうございました。試合にはあまり出場することが出来ませんでしたが、応援してくれる皆様のおかげで3年間全力でチャレンジできたと感じています。これからもサンゴリアスへの変わらぬ応援よろしくお願い致します。」


最後に、2010年から11年間、長い間チームを支えたベテラン、西川征克選手。社業とラグビーを両立し、30歳を越えてから日本代表に選ばれるなど、コツコツと努力を積み重ねてきたベテランも、今シーズンをもって引退することになりました。


「今シーズンを持ちましてサンゴリアスを引退することになりました。サンゴリアスでは全メンバー・スタッフが日本一という目標のもと日々取り組んでおり、その中で自分自身も仲間に触発され共に成長することが出来ました。
今シーズンは準優勝という残念な結果でしたが、現役中にサンゴリアスメンバー・サントリー社員・ファンと共に優勝を喜び合うことが出来たのは僕の財産です。今後、サンゴリアスで得た経験をもって次のステップに向かっていきます。

サンゴリアスでのいちばんの思い出は、エディー(ジョーンズ/現 イングランド代表ヘッドコーチ)、直弥さん(大久保/現 ヤマハ発動機ヘッドコーチ)時代のブレイクダウンピット(毎回若手が練習後30分~1時間ほど幅5mのところで体を当て合う)。そのトレーニングを行う場所には芝生が生えなくなってしまいました(笑)。
サンゴリアスのメンバーに対しては、今シーズンは準優勝という残念な結果でしたがこれを糧に来シーズンこそは優勝してください、と伝えたいですね。
最後に、ファンの皆さん、本当にたくさんの応援ありがとうございました。今シーズンは入場規制等で直接応援に来ることが出来なかった人もいると思いますが、来シーズン客席を黄色く染めて頂くのを楽しみにしています。」


その他に、ウィル・チャンバー選手も2021年4月時点での退団となりました。

サンゴリアスに残る選手・スタッフは、今シーズンで勇退する選手・スタッフたちの想いを胸に、これからのサンゴリアスを作っていってくれると思います。ファンの皆さん、これからもサンゴリアスをよろしくお願いいたします!

サンゴリーナちゃん

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