2020年9月30日
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『プレシーズンスタート』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
トップリーグ2020の中断から約7ヶ月。
ようやく外国人選手やスタッフも戻ってきて、サンゴリアスのプレシーズンが始まりました!
シーズンスタート恒例のフィットネステスト。始まる前はちょっとだけナーバスな選手もいましたが、全員ターゲットをクリアしたそうです!
みんなからの声援を浴びながら走る北出卓也選手。
実は創部40周年のサンゴリアス。今年のトレーニングウエアには『40th Anniversary』と刻まれています。
身を呈してターゲットを超える大越元気選手。YOYOテストのクラブレコードを記録したそうです!「いったろうと思いました(笑)。クラブレコードは意識してなかったですが自分のPBを越えようと、そこだけはしっかり狙っていました」
そんな大越選手は「やっと始まったなという実感です。昨シーズンああいう形で終わってしまって、それから準備の期間も長かったのでやっと始まってすごく嬉しいです。(オフ期間中の)状況は自分ではコントロール出来ない部分なので、置かれた環境を理解して出来ることをしっかり準備していました。体の準備ということで言うと、自分の意識した入り方が出来ていると思います。(プレシーズンは)フィットネスの部分もそうですけど、自分の強みを理解してもらいつつチームの勝利やステップアップに繋げていきたいと思います。(ファンのみなさまへ)やっとチームとして(トレーニングが)始まりました。まだいつみなさんにグラウンドが開放されるかわかりませんが、試合が始まればいい試合内容をファンのみなさんにお見せできるよう私たちはしっかり準備をしていきますので、応援をよろしくお願いいたします!」
クラブハウスでのミーティング初日は『席決めの日』。早いもの順でそれぞれ好きな場所に座っていくだけですが、なんとなくそこがシーズン通しての指定席になるようです。
久々にチームビルディングも行われました。8グループに分かれてのオリエンテーリングでは、スマホに送られてくるミッションをクリアしながら、いかに早くクラブハウスに戻って来られるかを競いました。
スマホに送られてくる写真と同じ場所を探してチーム全員で写真を撮ったり、クイズに答えたりしながら・・・ちなみに一緒に回った事務局スタッフのたまきさんによると、さすがみんなトップアスリート、頭の回転も早いようでクイズの答えを出すのもすごく早かった!と驚いていました。
一番最初に戻ってきたのはこのチームでした!1時間の制限時間より20分以上も早く戻ってきました。
その後グラウンドではチーム対抗のリレーが行われました。目隠しをした選手をサポートする選手が誘導したり
麻袋に入って移動したり。みんな必死(笑)!
出番を待つランナーたちも必死で応援(笑)!
最後はチーム全員でゴール!
そして、本格的にチームトレーニングが始まった日。府中のグラウンドは久々の快晴に恵まれました。
チームビルディングでも本気度MAXだったショーン・マクマーン選手は「ちょっとした競争の要素も入っていたし、ミルトンも言っていたけどまず選手たちの化学反応の部分を大事にしていきたいというのがあったので、チーム内でまとまっていく中でいいスタートが切れたと思うし、いい一日だったと思います。(プレシーズンの過ごし方で意識することは)スキルであったりフィットネスの部分であったり、そこからゲームの準備になってくるとメンタルタフネスなど、全て大事なので全体を意識してやっていきたいと思います。(帰国中の過ごし方は)時間が結構あったので家族との時間、特に息子との時間を大事にしていました。自分の中での新しい挑戦で、マインドセットを変えるという意味で取り組んだことのひとつとしてロードバイクで100kmチャレンジをしたり、あとは家族との時間を大切にしながらも戻ってくる準備を進めていました。これからのプレシーズン自体も長いものになってくるし、そこでパフォーマンスをしっかり発揮した上で、みなさんが誇ってくれるような結果を出したいですし、それで(みなさんも含めて)ひとつの大きなファミリーになれればと思っています。」
新人の中野幹選手は「改めてスキルレベルが高いと思いました。その中でも試合には出たいですし出るつもりでやっているので、自分のスキルをまだまだ高めていかなければいけないなと思いました。(全員揃ってトレーニングし始めて)まだ短いですが、一緒にプレーしてみると同じラグビーしている選手としてすごいなと感じる部分はあるので、盗んだりとか自分の強みを生かしていきたいという気持ちはありますね。開幕戦に向けてやらなければいけないことを毎日やっていくだけだなと思っています。(改めてファンのみなさまへ)1年目の中野幹です!プロップやってます!笑。改めて、自分の強みはスクラムです。これから強みにしていきたいのはボールキャリーの部分なので、そのふたつを見ていただきたいと思います!」
とにかく無事プレーシーズンのスタートを切れたことが何より。
創部40周年のサンゴリアスストーリー、いよいよ始まります。