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初心者も楽しめるラグビーコラム

2020年1月15日

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『トップリーグ2020開幕戦』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

2020年1月12日、トップリーグが開幕し、秩父宮ラグビー場でも2試合が行われました。


週間天気予報ではずっと雨予報だったのですが、予報が変わったのはみんなの願いが届いたからでしょうか。開場前からたくさんの方にお並びいただいたようでしたが、開場後もこの人だかりで驚きました。


ロッカールームに準備された、今季から新しいデザインとなったジャージ。ちなみに背中の突起部分にはGPSが入っています。


試合メンバーの到着を待つノンメンバー。


バスが到着すると早速荷物を下ろしつつ・・・


会場入りするメンバー全員と握手。小林航選手も思わず笑顔に。


試合前のアップが始まると、たくさんの方がグラウンドの近くに。これも今までとはちょっと違う光景でした。


アップが終わると流大選手を先頭にロッカールームへ戻ります。


真新しいジャージでグラウンドへ駆け出す選手たち。


この試合がサンゴリアス初キャップの選手たちが数名いたのですが、その1人、ジョー・ラタ選手は「すごく良い経験になりました。サントリーでの1試合目に出られたことはラッキーだと思うし、ここでプレー出来たことがすごく良かったと思っています。サントリーは良いカルチャーを持っているし家族みたいなチームでもあるし、みんな一生懸命頑張っていて(今日は)14人になってからもみんなのやる気がすごく感じられて、残念な結果にはなってしまったけど、みんなのハードワークするという気持ちは出せたと思います。今日の試合のレビューをしっかりして、次へ向かっていかなければいけないと思っています」


こちらも初キャップ、テビタ・リー選手のトライに、チームドクターの塩田先生もガッツポーズ。


ちなみにこのトライのアシストパスを出したのは松島幸太朗選手。あの股抜きパスは一瞬すぎて、カメラでは全く追えませんでした。


どのポジションでも厳しい競争が行われていますが、この日1番で先発出場したのは、森川由起乙選手。「システム自体は悪くなくて全員が遂行しようとしていたのですが、思っていなかったイレギュラーな事が起きた中でもみんなが1人1人を信じてやり続けた結果がこれで、チームとしてやってきたことは間違いではないと思っていますし、みんなファイトしていたので次はそれが結果として出るようにやっていければいいと思います。チームの最後のハドルでもギッツ(マット・ギタウ)が言っていたように、ここ数試合ディフェンスからのスタートになっているので、規律は自分たちで作れますけど笛を吹くのはレフリーなので、そういうところにもしっかりコミット出来るように修正して、サンゴリアスのラグビーをしていきたいと思います」


前半終了間際にトライを取られた後のコンバージョンキックに対してチャージに走る梶村祐介選手。試合後、流大選手は(7点差以内の敗戦で与えられる)勝ち点1が取れたのはこのプレーがあったから、と話していました。


梶村選手は「チームとしては難しいゲームにはなったんですけど、新チームが始まってからディフェンスの部分にはこだわってやってきたので、負けてはしまいましたけど、その部分では勝ち点1を取って次に進めるというのはチームに取って自信にもなると思うので、プラスに捉えて次の試合に向けて準備していきたいと思います」と話してくれました。


サンゴリアスと同じく本拠地を府中市に置く東芝ブレイブルーパスとの府中ダービーとして行われたこの試合。試合後はミス府中から花束を贈呈されました。


開幕戦は残念ながら黒星スタートとなってしまったサンゴリアスですが、戦いは始まったばかり。
ミルトン・ヘイグ監督も話していましたが、まだ残り14試合あります。
5月まで戦いは続きます。まだまだ寒い日々が続きますが、それを跳ね飛ばすくらいの熱いご声援をよろしくお願いいたします!ただ、久々に真冬に試合が行われる今シーズン。特に日陰や天気が悪い日の観戦は本当に本当に寒いので、足元など防寒対策は万全で会場にいらしてくださいね。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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