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初心者も楽しめるラグビーコラム

2019年11月 6日

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『日本代表選手報告会』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

まだ暑さの残る9月20日に開幕したラグビーワールドカップ
11月2日に行われた決勝戦で南アフリカが勝利し3回目の優勝を決め、1ヶ月半のラグビーの祭典が幕を閉じました。

日本代表の快進撃もあり、素晴らしい盛り上がりを見せてくれた今大会。
決勝戦があった日の午前中、サンゴリアスのホームタウン・東京都府中市では日本代表選手によるワールドカップの報告会が行われ、同じく府中が本拠地の東芝ブレイブルーパスの選手と共にファンの皆様とふれあう機会が作られました。


府中市役所に集合した、サンゴリアスと東芝ブレイブルーパスの日本代表選手たち。中村亮土選手松島幸太朗選手德永祥尭選手流大選手リーチ マイケル選手

(ツイ ヘンドリック選手と北出卓也選手は残念ながら所用のため欠席でした)


大國魂神社の前に設けられたレッドカーペットを選手たちが歩いてきます。4年前に行われた報告会の来場者は4,000人だったそうですが、今回はなんと1万5千人もの方々が集まってくださったそうです!


レッドカーペットの上を、ファンの皆様と触れ合いながら歩く選手たち。


歩いて来た花道を振り返った中村選手、自身のスマホにもこの景色を残していました。


各選手に府中市スポーツ特別栄誉賞が贈呈されることになり、代表して流選手が高野府中市長より表彰状を受け取りました。


トークショーも行われ、司会の方から「準々決勝南アフリカ戦の国歌斉唱時の流選手の涙に感動をもらった人も多かったと思いますが」と話を振られると、周りの選手からは「ファン受けを狙った」といじられる流選手。仲の良さがうかがえたシーンのひとつでした。


報告会の最後には、集まってくださったファンの方々と集合写真撮影

報告会の前に中村選手と流選手に少しだけ話しを聞くことができました。


流選手「(ワールドカップは)一言で言うと本当に最高の時間で、国民の皆様と一緒にワンチームを作れたことが良かったと思います。(一番印象に残ったことは)ロシア戦での緊張ですかね。あんなに緊張したことはないし、会場の雰囲気は最高だったんですけど、ワールドカップというものを初めて経験して、これが本当のプレッシャーだなと感じたことが一番印象的でした。(大会中の声援については)チーム内でもずっと話しをしていて、この応援に応えて盛り上げていこうという話しは常にしていました。元々ラグビーが好きだった人も、これをきっかけに好きになってくれた人も、どんな人も僕らのファンなので。これからトップリーグも始まりますけど、日本のラグビーは僕らだけではなく子供や女子など色んなカテゴリーがあるので、みんなでラグビー界を盛り上げていけるよう、引き続き応援をしていただければと思います」


中村選手「楽しかったです。本当に10年間目標にしてきたところだったので、その場に出られて歴史的な結果も残せて、本当に楽しかったですね。ラグビーそのものを楽しめた感じでした。(一番印象に残ったことは)なんだろうな・・・国歌斉唱の時のスタジアムの雰囲気とか、全員が歌ってて一体感をすごく感じて、それはこの日本開催でのワールドカップでしか感じられない空気だと思いました。それで試合が始まる前にヨシ!って感じになりましたね。こういう盛り上がりの中トップリーグが始まるので、ワールドカップ以上の試合ができるように、選手としてもチームとしてももう一段階レベルアップして、ファンのみなさんにお見せしたいと思うので、引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします」


日本代表選手・スタッフのみなさん、各国代表チームや世界中から集まったファンのみなさん、最高の景色を見せていただきありがとうございました。夢のようだった時間が終わり寂しさもありますが、トップリーグの各チームはもう1月の開幕へ向けて前を向いています。

サンゴリアスの開幕戦は、東芝ブレイブルーパスとの「府中ダービー」。盛り上がること間違いなしです!引き続き日本のラグビーにご注目、そして暖かい応援をよろしくお願いします。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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