こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

日本中から桜の便りが届く今日この頃。すっかり春ですね。
そんな中、サンゴリアスも新しいシーズンも迎えました。
今シーズンのチームトレーニング初日のグラウンドに足を運んできました。

初日からいきなりのYOYOテスト。前日、普及活動で一緒だったある選手は「今から明日のYOYOが気になって仕方ない・・・」とかなり気にしていました。

そんな中、走る前にもかかわらず余裕の表情？の松井千士選手。

走り終えた後は全員でハイタッチ。

こちらは走り終えた直後の竹本竜太郎選手。

が、すぐにカメラを見つけるところはさすがです（笑）。

そんなチームトレーニング初日だったのですが、この日のグラウンドには久々に戻ってきたメンバーがたくさんいました。トレーニング後に感想など話を聞いてみました。

昨シーズン公式戦の出場がなかった江見翔太選手。

「まだ最初なので恐る恐るな部分もありますし、スキルが全然追いついていないので、まだまだしっかり練習しないといけないと思います。（昨シーズンは）復帰して怪我しての繰り返しで、カップ戦決勝の週に戻れたんですがメンバー入りするまでには間に合いませんでした。昨年は網走合宿の試合が最後でそれ以降出られていないので、どうにか試合に出られるようにチーム内の競争に勝って活躍したいですね。ウイングも激戦なので、カップ戦でしっかりアピールして、常にいいパフォーマンスを出せるように準備したいと思います」

今年は7人制日本代表もターゲットにしながらの活動になりそうな松井選手。

「みんなと一緒に練習することも楽しみだったんですけど、今シーズンは1年間怪我をしないという事も目標として置いているので、まず怪我せずスタートを切れて良かったです。怪我する前も状態は良くて、正直怪我する雰囲気もない状態での怪我でした。怖さもありますけど、ある程度怖さがある方が抑えるところは抑える事も出来るので、自分の武器であるスピードは落とさずやっていければと思います。（カップ戦は）7人制の活動が被るかもしれないので、帰って来た時に『松井、7人制で成長したな』と思われることも目標のひとつですし、帰って来た時にひとつでも多くトライを取ることが自分の仕事だと思うので、そこを評価されるようやっていきたいと思います」

こちらも久々の須藤元樹選手。

「率直に嬉しかったですね。久々にみんなと一緒にグラウンドに立って練習出来たので、まだ初日ですけど素直に嬉しかったです。まず僕は復帰したてで、ゼロからのスタートだと思っているので、自分なりにコンディションを整えながらチームにコミットしていきたいと思います。オフ中は仕事しながら自分で時間作ってリハビリしていました。昨シーズン中に体を大きくしすぎてしまって（笑）、これではラグビーできないなと思って、オフ中に10kg落としたんですけど、ラグビー以外のいろんなトレーニングを取り入れながら2ヶ月くらいかけて落としたので、怪我をする前よりは筋力はある状態です。チームとしては勝ち続けることが使命だと思うんですけど、先を見過ぎずに一戦一戦しっかり戦って結果が出ればいいと思いますし、個人としては自分の強みであるセットピースでチームに貢献できればいいと思っています。あと今シーズンはタックルを頑張ろうと思っているので、そこを見ていただければと思います」

こちらも昨シーズン試合出場がなかった石原慎太郎選手。

「キツかったです。とりあえずキツかったです。ただ、楽しかったです！ずっとイメージはしていたんですけど、やっと来たなって感じです。（リハビリ中は）ちょこちょこ良い出会いがありましたし、それが重なった感じだったので、思ってみたら一瞬で、めっちゃ濃かったし、楽しかったですよ。これまでにない経験も出来たりしたので。もう、すぐにカップ戦が始まりますけど、（チームにとって）いいタイミングですよね。自分たちで変わらないといけないし、ターゲットにしないといけないのは、まず神戸製鋼だということはみんな分かっていると思いますし、1年で取り返さないといけないですよね。個人的にはとにかくラグビーしているところを見て欲しい！どこっていうんではなくて、グラウンドに立っている姿を見て欲しいと思います」

今シーズンの始まりは、久々にみんなとラグビーが出来るという、喜びに溢れた空気が流れている感じがしました。
とても元気をもらえたシーズン初日でした。