2019年1月23日
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『トップリーグカップ決勝戦』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
先週1月19日(土)に行われたトップリーグカップの総合順位決定トーナメント決勝戦、トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。若手主体、日本人選手のみの布陣で挑みましたが、34-43で敗退。準優勝に終わりました。
決勝戦前日、今シーズン最後のトレーニング前。いつもは選手だけで組むハドルにスタッフも全員加わりました。ゲームキャプテンの垣永真之介選手の話を聞く全員が、とても清々しい表情をしていたのが印象的でした。
トレーニング後のウエイトルームを覗いてみると、森川由起乙選手がジョーダン・スマイラー選手に髪を切ってもらっていました。「僕が一番切ってもらっているかもしれないです」と森川選手。
トレーニング後のチームラウンジでは、食事を終えた流大選手が石井シェフに「今年も1年間ありがとうございました!」とお礼を言っていました。まいきちゃんのスマイルカフェを読んで思いますが、愛情とアイデア満点の石井シェフの食事の力も、チームにとってとても大きかったのだろうなと思います。
決勝当日。試合メンバーを迎えるノンメンバーの選手たちの中には、サンウルブズの合宿に参加中の中村亮土選手の姿も。声を掛けられ思わず笑顔の大島佐利選手。
今シーズン新設されたカップ戦。初代王者を掛けて戦う選手たちが入場。
流キャプテンはウォーターボーイとして走り回り、大きな声を出していました。
優勝の表彰を受けるトヨタ自動車の選手たちを見つめるサンゴリアスメンバー。長友泰憲選手は「最初の入りも良くなかったんですけど、それでもみんな慌てることなく点数も少しずつ稼いで行って、後半の入りにも取られましたけど、みんな諦めずに最後まで攻め続けていた点は良かったと思います。細かいミスがなければもっと拮抗した試合になったと思いますし、最後まで集中を切らさずによくやったと思います。(最年長として声掛けで意識しているところは)みんなの気持ちが落ちないように、全体に言うのではなく個人的に声を掛けていました。その方が集中できるしマインドチェンジできるので、小さなコミュニケーションはどんどん取っていくようにしていました。ベテランとして(笑)。(決勝戦に出るのは久しぶりでしたけど)みんな気持ちも入っていましたし日本人だけということでなんとか勝たせたかったけど、今後に向けていい課題が出たと思いますし、若い選手たちがこれを糧にして成長してくれればいいなと思います。(ファンの皆様へ)タイトルが取れなかったことは申し訳なかったと思いますが、一からまた出直して優勝目指して頑張りますので、温かいご声援をよろしくお願いいたします」
この試合が復帰戦となった小野晃征選手は「前半と後半の入りで簡単にトライを失ったというところで勝敗が決まってしまったかなと思います。(ベンチから見ていて)実際みんな落ち着いていたと思いますけど、ファイナルラグビーで20点をプレゼントしてしまうと厳しい戦いになってしまいます。その中でもみんな最後まで諦めなかったのは今後に繋がると思いますけど、決勝でいい経験をして負けていても意味がないと思うので、次は絶対に勝って学ばないといけないと思います。これが次のシーズンへのチャレンジかなと思います。(復帰戦でしたが)チームのために何ができるかだけを考えていたので、個人的にどうこうというよりも勝利のためだけに準備していたので、そこは残念でした。(ファンの皆様へ)1年間温かい応援をありがとうございました。2019年はいろんな試合が国内でありますし、サンゴリアスの選手たちもいろんなチームで戦ってくれると思うので、みんなを応援してください!」
メンバーをねぎらう沢木敬介監督。
最後に選手全員で集合写真。
フロントローも全員で集合写真。
こちらは最年長チーム。
ロッカールームで話をする垣永ゲームキャプテン。「最初の3分と、後半最初の3分。そこだと思います。まぁ、そこも自分たちの弱さですし、しっかり受け止めてまた来シーズン頑張りたいと思います。今シーズンは選手一人一人が考えてラグビーに打ち込んでいましたし、ベースアップにはなったと思います。優勝以外考えていないので、またタイトル奪還できるように全員で頑張っていきたいと思います!」
2018-2019シーズン全ての試合が終わりました。
トップリーグ優勝の神戸製鋼コベルコスティーラーズの皆さん、カップ戦優勝のトヨタ自動車ヴェルブリッツの皆さん、おめでとうございます。
トップリーグ戦、カップ戦ともに決勝戦に駒を進めたサンゴリアスは、いつもより多くのメンバーがファイナルラグビーを経験しました。この経験は必ず今後に繋がると思います。
1年間、いつも温かいご声援を送り続けてくださったファンの皆様。今シーズンも本当にありがとうございました。今年は2019年。日本のラグビー界にとって特別な1年です。
様々なステージで躍動するサンゴリアスメンバーにも期待を寄せつつ、ラグビーイヤーを楽しみましょう!