SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2018年12月26日

525

『6つの食習慣と食事で作れる差』

こんにちは、管理栄養士の金剛地舞妃です!

皆さん、第56回日本ラグビーフットボール選手権大会 兼 トップリーグ総合順位決定トーナメント決勝、たくさんの応援を本当にありがとうございました。今回の私のスマイルカフェでは、トップリーグの準々決勝から決勝までの栄養面での取り組みをご紹介します。


このタイミングで選手に伝えることは、新しいことではなく、これまでシーズンを通して伝えてきたことや取り組んできたことのおさらいです。まずは、毎日の食事で大切なことのおさらい。

リカバリー良いコンデション作りのために大切なこの6つの食習慣を勝つために日々積み上げていくこと。
なぜ積み重ねが必要なのか?それは、良い食事1食1食を積み重ねることによって、力を発揮するからです。

試合後のリカバリーに関しては、引き続き毎試合ノンメンバーが率先してサポートをしてくれました!

おにぎりを握ってくれたり、ゲームメンバーがいるところまで届けてくれたり、声かけしてくれたり、次の試合も勝つためにしっかり食べる環境を整えてくれました。
試合後リカバリーフードを食べ始めるスピードが早くなり、試合後は食べられなかった選手も徐々に食べられるようになりました。このようにゲームメンバーひとりひとりが毎試合栄養面でしっかりリカバリーできたのは、ノンメンバーの働きかけのおかげです。そして、私の仕事もたくさん助けてもらい、とても感謝しています。

それから、食事で作られる『差』について。

勝つために必要な様々なことのなかで、食事ではリカバリーと戦うためのエネルギー量で差をつくることができるよと選手たちに伝えました。
勝負の世界において、特に決勝のステージでは小さな差が大きな差になり、体がしっかりリカバリーできているか、試合中のエネルギーが十分にあるか、最後まで残っているかも勝敗を左右する要因になることもあるのではないかと思います。だから、食事で出来る全てのことをやって試合に挑もう、と選手たちに最後のメッセージを送りました。

このようにゲームメンバー・ノンメンバー問わず、チーム全体で食事で出来ることを積み重ねて決勝まで進んできました。

この1年で、『サンゴリアスの栄養』はまたさらに進化したと思います。
というのも、今年は練習前後など日常会話の中で質問や相談など食事についてやりとりをすることが多かったり、選手同士で食事のアドバイスをしあう場面がたくさん見られたり、クラブハウスや試合時の食事メニューに対してのアイデアもたくさんもらいました。そして、試合後リカバリーフードをしっかり食べる文化は、ノンメンバーたちがしっかりと定着させてくれました。
食事には、たくさんの力があります。
そして、こんな力もあるんだ!と教えてくれるのは、選手たちなのです。

それでは最後に盛りつけチャンピオンの発表です。
こちらの盛りつけをした、

小澤直輝選手です!


肉と魚の両方のおかずに加えて納豆も食べ、3種類のたんぱく源を摂取!
サラダにはキヌアを散らしてさらに栄養価アップさせ、「赤色はこれでとりますよ!」と言ってコップにトマトジュースを注いでいました。
カラフルな盛りつけになり、フルーツもあって見た目も栄養バランスもばっちりです♪


年明け1月13日には、リニューアルされた東大阪市花園ラグビー場でカップ戦の準決勝が行われます。
体調を崩しやすい時期なので、食事面でも様々な対策をして臨みたいと思います!

サンゴリアス管理栄養士 金剛地舞妃

一覧へ