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初心者も楽しめるラグビーコラム

2018年11月21日

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『カップ戦が始まりました』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

毎年11月はウインドウマンス。各国代表同士の試合が行われるため通常のトップリーグはお休みですが、今年は新設されたカップ戦が各地で行われています。

サンゴリアスの第1戦は秋田市で行われたホンダヒート戦。
久しぶりの秋田遠征になりました。(ちなみに前回の遠征は、2009年春シーズンの招待試合NEC戦。長くサンゴリアスの応援団長を務めてくれているOB・伊藤俊平さん(11番で先発)と会場アナウンスを務めたお母様が、地元・秋田で共演した、思い出深い遠征でした)

久しぶりに9番の1stジャージを着た芦田一顕選手「自分で思っていたよりも冷静にプレーすることが出来たので、いいパフォーマンスは出せたと思います。この試合の週は、チームもそうですが自分自身もいい準備が出来たので、それがプレーに繋がったと思います。自分たちのやるべきことはリーグ戦と変わらなくて、リーグ戦で出た課題が修正できるいい機会だと思うので、そこはみんなモチベーション高くやれていると思います。自分としては、この11月は勝負の月だと思っていて、しっかりこの3試合でいいパフォーマンスをして、トップリーグでチャンスがあれば試合に出られたらいいと思っています。チームとしてもこの11月はすごく大事で、いい成功体験を重ねていって、いい流れで12月1日に臨んでいきたいと思っています」

この試合が復帰戦だった桶谷宗汰選手。前半、小澤直輝選手の出血交代でいきなり出番が。普段の練習でも緊張するという桶谷選手、ああいう形で突然出番が回ってきた時は「やばいです(笑)。急に来るやつはホントやばいです(笑)。でもまだスクラム(の場面)で、サインも決まっていたので集中してやってトライ取れたので、めっちゃホッとして(ベンチに)帰ってきました(笑)。後半の交代はプラン通りだったので、緊張しながらもそれに向けて徐々に作っていって。手応えとしてはミスもありましたけど、無難に終わったなって感じです。怪我だけはしないようにと思っていたので、無事帰ってこれてよかったです。今まで2ヶ月間グラウンドに出られなくて、やってやろうって気持ちもありますけど、その気持ちが強すぎるとパニックになってミスしてしまうので、そういう気持ちを持ちつつ、自分のダメな部分も理解して気負わずやっていきたいと思います」


先日新たに加入したクリス・アルコック選手。早速のサンゴリアスデビューとなりました。「昨シーズン釜石シーウェイブスにいた時にホンダとは対戦したことがありますが、その時は自分たちにとって(ホンダは)トップチームだったので、今この環境にこられたことはすごく嬉しいし、スキルのレベルは全く違うなと感じました。この環境でプレーできることは自分にとってとても光栄なことです。(サンゴリアスの印象は)みんな本当にフレンドリーで優しく手助けしてくれるのでとても好きです。(ファンの皆様へ)エキサイティングな試合をしたいと思うので、みなさん応援に来てください。これから強いチームと戦うことになるので、みなさんのサポートが必要になります。みなさんのためにいいプレーをしたいと思います」


この試合でゲームキャプテンを任された垣永真之介選手は話を振るなり「サンゴリアスのキャプテンはヤバい」と。その心は「負けていい試合はないので全力で挑んでいますが、責任感がものすごい。練習試合とは全然違います。周りの先輩も後輩も助けてくれるんですが、責任は本当に重いと思います。(ホンダ戦は)試合の入りも良かったですし、みんなの出来も良かったし、スクラムでもプレッシャーかけられたので良かったと思います。チームとしてもいい練習ができていますが、その中でも課題を見つけて成長しようといういい雰囲気ができているので、それが結果として出ればいいなと思います。とにかく勝ちにこだわっていきたいと思います。」


試合後のロッカールームでチームソングに合わせて踊る長友泰憲選手。ちなみにいつも仕切っているのはツイ ヘンドリック選手だそうで、なんとなく盛り上がりに欠けていたような・・・。垣永選手も「最近チームソングが変わったので。(来週の試合に向けて)あれは要相談ですね(笑)」


でも、最後はしっかりと締めていましたよ。


11月の3試合で、どれだけチーム力が上がるか楽しみです。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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