SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2018年10月31日

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『トップリーグ後半戦』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

今年度のトップリーグもリーグ戦7試合すべてを終え、サンゴリアスは6勝1敗でレッドカンファレンス2位で12月から始まる最終順位決定トーナメントを迎えることになりました。

今回のスマイルカフェでは、リーグ戦後半の3試合の中で、試合以外のシーンをメインに振り返ってみたいと思います。


リーグ戦5節、豊田自動織機シャトルズ戦の舞台だった山梨県甲府市にある中銀スタジアム。来るたびに周囲を山に囲まれたこの景色に癒されています。


試合開始直前、入場の時を待つ村田大志ゲームキャプテン。


試合終了後は、対戦相手のクリスチャン・リアリーファノ選手を囲んで、ブランビーズにゆかりのある選手たち、プラス小野晃征選手が談笑していました。


第6節の宗像サニックスブルース戦では久々のトップリーグ出場となった選手が2名。1人目は2シーズンぶりの登場となった竹下祥平選手。いつも緊張しないそうなのですが、今回は・・・「ガチガチに緊張していたと言う訳ではないですが、いい緊張感で迎えることが出来ました。(地元福岡での開催で)そういう意味では持ってますね(笑)。家族も見に来てくれました。(試合は)全然ダメでしたね。もっと出来たなっていう後悔がいっぱいあったので。この後カップ戦とトーナメント戦がありますけど、カップ戦は(日本)代表メンバーもいないですし、いいパフォーマンスが出せるよう準備して、チャンスをもらった時には自分らしいプレーをして、トーナメントで出られるように頑張りたいと思います。立場的に試合に出ていないメンバーのことも考えなくてはいけなくなってきたし、試合に出ているメンバーだけがチームじゃない。両方を経験することが出来たのでそれを活かしていきたいです」


もう1人は仲宗根健太選手。公式戦の出場は、2014-2015シーズンの日本選手権1回戦まで遡ります。「緊張はしましたね。周りも色々サポートしてくれました。リザリザ(リザーブメンバーのリザーブ)とかで遠征に帯同したりはしていたので移動は気にならなかったんですけど、試合が始まる時にはすごく緊張しました。早く出たかったので、いい展開で入れればなと思っていました。ミスもしてしまったんですけど、みんながサポートしてくれてジャッカルもできましたし、ミスは良くなかったけど良い所も出せたかなと思います。今回久しぶりに出られて、OBの先輩方やノンメンバーからいっぱい連絡をもらって、そういうのってすごくいいチームだなと思って、このチームのために頑張りたいという気持ちがさらに強くなったので、そういう気持ちを忘れずに自分に出来るいい準備をして、ひとつひとつ臨みたいと思います。」


この試合のマン・オブ・ザ・マッチは北出卓也選手だったのですが、副賞として米1俵が贈られました。


試合後「写真撮ってください!」と声を掛けられ、何つながりかな?と考えていたら小澤直輝選手「桐蔭学園繋がりです!(松島)幸太朗がいないけど・・」


続いて「同期でもお願いします!」と、こちらの3人。小澤選手は怪我で昨シーズン出場がなく、竹本竜太郎選手は今シーズン初出場だったため、念願の同期ショットだったかも。


そして迎えた最終節の日野レッドドルフィンズ戦。この時期、選手たちはチームスーツではなくシャツを着用しているのですが、こんな姿も絵になるなぁ・・・と思わず隠し撮り(笑)。今シーズンもチームのオフィシャルスーツサルトーレ様にスポンサードいただいています。


この試合でも久々の登場となった選手が何人か。トップリーグの出場は昨シーズンのパナソニック戦以来約1年ぶりとなった松井千士選手「1年前に足の指4本骨折した時には『本当に復帰できるのかな』と思うくらいの怪我で、スタッフからも本当に心配されていたのですが、1年経って試合に出させてもらえたので、いろんな人に感謝したいと思います。前半最初にトライを取らせてもらえたことは良かったですけど、全部が良かったプレーではなかったですが、自分の仕事であるトライを取ることができたことは良かったと思います。これからは負けられない試合で3連覇もかかってきますし、ここからどんどんチームとしても個人としても成長して、チームを盛り上げられる人になっていきたいと思います」


このデザインのジャージでは初登場となった大島佐利選手「やっともらえたチャンスをどれだけ活かせるかという状況だった中で、いい面も悪い面もありましたけど楽しんでやることはできました。僕の場合は複数のポジションでチャンスがあると思うので、どこのポジションでも出場できるよう準備して、ポジションが変わっても激しさとかボールキャリアの部分だけを意識しようと思っていました。まだまだ課題はありますけど、これからまだ成長できる感触が掴めたことは良かったと思います。チーム(の目標と)しては3連覇ですし、個人としてもチャレンジし続けて試合に出て、最後優勝を味わうために頑張りたいと思います」


この試合がトップリーグデビューとなった加藤広人選手「緊張とワクワクでなんとも言えない感じだったんですけど、なんとか今日を迎えて試合に出られて、まだまだチームとしても個人としても納得できる内容ではなかったですが、勝利という形で終えられて良かったと思います。大学の時に立った秩父宮とは全然違いましたし、応援の太鼓とか掛け声とかみんなに愛されているチームだなと改めて感じましたし、そのチームの代表としてグラウンドに立っていることに喜びと誇りを感じました。大学や会社の同期が連絡をくれたり、試合後に実際会えたりしてすごく嬉しかったですし、もっと頑張りたいなという気持ちになりました。
リザーブでの出場だったので、いつ出ても大丈夫なようにしっかり準備しておくことと、もし自分が出たらどういうことをしなければいけないかとか、考えながら試合を見ていました。初キャップを取れたこと、今日勝てたことは光栄ですし嬉しいことですが、個人としてもチームとしてもここがゴールではないので、残りのファイナルまでの時間を有意義に過ごして積み上げて行って、残りの試合全部勝って3連覇を達成したいと思います」


試合後のロッカールーム。この日お誕生日だったジョー・ウィーラー選手にバースデーケーキが用意されていました!


その後の集合写真では、クリームまみれのジョー選手が。まぁ、こうなりますよね(笑)。ちなみに犯人はマット・ギタウ選手です。


ロッカールームにはこんな顔も。サンゴリアスOBで対戦相手として戦った佐々木隆道選手。試合中もサンゴリアスベンチ前では山岡俊FWコーチと言葉を交わしたりしていたのを見かけたりしましたが、こういう関係性はずっと続くんだろうなぁと見ていて嬉しくなりました。


11月のカップ戦を経て、いよいよ12月から始まる最終順位決定トーナメント。
11月の3試合でさらにチーム力を上げ、最高の雰囲気で12月に繋げてくれることと思います!

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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