2018年10月 3日
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『秋季トレーニングマッチ 日野レッドドルフィンズ戦』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
トップリーグの試合がお休みだった先週末、東京・府中市のサンゴリアスのグラウンドでは日野レッドドルフィンズを招いてトレーニングマッチが行われました。
台風が接近する中のあいにくのコンディションでしたが、出場した選手たちは最後まで集中を切らすことなく、熱のこもったプレーを見せてくれました。
ノンメンバーが作った花道を元気に駆け抜けた小林航選手。
豪快な突破を何度も見せてくれた小林選手は「今日の試合のスローガンが『Our Chance』ってことで、この試合にみんなそれぞれチャンスを掴みに行っていたので、最初から100%出し切ることを意識して挑みました。僕はこの試合で3つアピールしようと思っていました。1つはセットプレーの安定、2つめはフィジカル、3つめは最初から出し切るってことで、フィジカルにプレーすることは出来ました。試合の入りはセットプレーも良かったんですが、後半ラインアウトを100%取り切るってことが出来なかったので、そこがまだ課題かなと思います。今日で少しはチャンスを掴めたと思うので、練習から自分の力を出し切って試合に出られるようにアピールしていきたいと思います」
先制トライに繋がるビッグゲインなど、存在感を示した竹本竜太郎選手は「1週間準備してきた、いいコミュニケーションと最終的にいいエナジーを表現できたと思います。カッキー(ゲームキャプテンの垣永真之介選手)筆頭に。ウルトラパッション!(笑)。12番はカジ(梶村祐介)も(中村)亮土もそうですけど、どれだけ12番がアタックでもディフェンスでもチームを元気づけられるかということをターゲットにして試合に臨みました。12番の出場は久しぶりでしたけど、どのポジションでもできるように準備しています。チャンスがあったらそこにしっかりチャレンジしていけるようにやっていきます」
この試合が網走合宿以来約2ヶ月ぶりの試合となった長友泰憲選手は「これまで長かったですね。長期離脱。今日もできればトライ取りたかったですけどね。あんまりチャンスらしいチャンスはなかったですけど、顔を出せるところには出していました。最後両足つっちゃったんで(笑)、まだまだ走れてないですね。久々疲れました(笑)。チームとしては勝ちたい気持ちがすごくあって、今週は練習もすごく良くてそれをそのまま試合で出せたので、良かったですね。途中で先日のNEC戦と同じ感じで28-0という状況になりましたが、その後も切れなかったので、今日は本当にエナジーが出ていて良かったです。まずは練習でしっかりファイトして自分のコンディションも上げて行って、メンバーに入れるようにチャレンジしていきたいと思います」
そして復帰といえばこの人も帰ってきました!6月のブランビーズ戦の途中出場以来となった小野晃征選手。「(ブランビーズ戦は)コンバージョンキックで2点取って、その後のプレーで7点プレゼントしてしまったので(笑)。なんとか試合で取り返さないと、と思っていました(笑)。復帰できたのはメディカルやS&Cのサポートのおかげだと思っているので、彼らにお返しの意味でいいパフォーマンスを見せたかったし、選手たちにももう一回リスペクトしてもらうパフォーマンスをしたかったので、これをスタートとしてリーグ戦残り3試合頑張りたいと思います。(出られていない間は)もう一回コンペティションして試合に出たいってことだけでした。みんな調子がいいし10番も12番も層が厚いので、負けないように復帰したらいいプレーを見せたいだけです。ここまで3勝1敗で結果は悪くないですが、サントリーのスタンダードとしては物足りないので、しっかり高い精度で11月12月に向けて頑張っていきたいと思います」
試合後のハドル。先ほどの竜太郎選手のコメントの中であった「ウルトラパッション」という言葉は、この時垣永選手から発せられ、唐突に出た言葉にみんな爆笑!
その後も笑顔がたくさん見られました。
試合後はチームバーベキュー。家族も一緒に楽しい時間を過ごしました。
今シーズンこれまで公式戦に出ていないメンバーを中心に、素晴らしいエナジーを見せてくれたこの日の試合。
ますますのチーム内の競争の激化と、チーム全体の成長が予感できた日となりました。