こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

先週サンゴリーナちゃんがレポートしてくれたプレシーズンマッチ第1戦に続き、今回のスマイルカフェは第2戦のNECグリーンロケッツ戦のレポートとなります。
試合は49-7でサンゴリアスの勝利。開幕前最後の試合を白星で終えました。

8月21日に行われたこの試合。8月も下旬ですが、まだまだ真夏の暑さでした。

この日先発した垣永真之介選手は「暑い中で良いところも悪いところもありましたけど、開幕も同じような状況だと思うので、今日出た課題をみんなで考えて、いい状態で開幕戦を迎えたいと思います。今年は外国人選手も早くから合流して、時間をかけてチームを作れているのでいいコミュニケーションをとって、毎週毎週チームとしてのレベルは上がっていると思います。もちろん3連覇は目指しますけど、どのチームもサントリーをターゲットにしてくると思うので、それを跳ね返せるように頑張っていきたいと思います」

今年はコーチとして開幕を迎える青木佑輔スクラムコーチ。これまで試合中にピッチ脇で一番大きな声を出していたのは若井正樹ヘッドS&Cコーチだったのですが、青木コーチも負けないくらい大きな声で選手を鼓舞し続けています（この写真だと、まだ負けているように見えますが。笑）。青木コーチは「選手はここまで良い悪いを繰り返して成長してきていると思います。特にセットプレーに関しては、先週の東芝戦はあまり良くなかったんですが、今日の試合はすごく良かったですし、見ていても自信にあふれる感じでやっていたので、春にやってきたことが成果として出てきていると思いました。ラインアウトの精度があがってくれば、もっと自信がついてくるんじゃないかと思います。細かい部分の対応力というのは練習では中々身につかない部分があるんですが、試合を重ねるごとに経験できているので良いシーズンの入り方が出来るのではないかと思います。（シーズンが始まるにあたり）自分がプレー出来ない分ドキドキする部分もあるんですが、本当に楽しみで仕方ないです。特にスクラムは毎試合相手を圧倒するということを掲げているので、相手にとって脅威になるようなところを見て欲しいです」

この日は終盤スクラムトライも決まり、青木コーチはこの日一番嬉しそうな顔で選手に駆け寄って行ったそうですよ。

そしてこの試合が、今シーズン初めてのサンゴリアスの試合となった流大選手は「スコアでは完勝ですけど反省すべきところは沢山あって、ミスも多いですしリアクションも遅いところがあったので。でもここで良くない所が見つかったことは開幕に向けて良いことだと思うので、しっかり修正して（開幕を）迎えたいと思います。（久々のサントリーの試合は）楽しいですね。サントリーのラグビーは楽しいです。でも、僕自身もっとパフォーマンスを上げないといけないので、反省も沢山出た試合でした。今シーズンは短くて、1試合1試合の重みが例年以上に大きく開幕戦必ず勝つことが求められるので、チームでいい準備をして必ず勝ちたいと思います」

試合後は選手たちがファンの方や家族と談笑する姿があちこちで見られました。大島佐利選手は、息子さんの出迎えを受けてすっかりパパの顔でした。

いよいよ今週末、トップリーグが開幕します。
来年日本で行われるラグビーワールドカップの関係で、試合数が少ない今シーズン。
どのチームも開幕からエンジン全開の試合が展開されることでしょう。
サンゴリアスの開幕の相手は、昨シーズンのリーグ戦や先日の網走合宿でも接戦を演じた、トヨタ自動車ヴェルブリッツ。
いきなりアウェーでの試合となりますが、是非スタジアムでエンジン全開のご声援をよろしくお願いいたします！