2018年7月18日
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『春シーズン最終戦』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。
先週末、今年の春シーズン最終戦となるクボタスピアーズ戦が行われました。
今シーズンに入って、初めてサンゴリアスのグラウンドで行われた試合でもありました。
全国的に猛暑が続く今日この頃。試合があった日の府中市の最高気温は36度!キックオフは13時だったので、おそらく試合中にこの気温に達していたものと思われます・・・。この酷暑の中、プレーを続けた選手たち、サポートしていたスタッフのみなさん。本当にお疲れさまでした。そして、暑い中観戦に来ていただいたファンの皆様も、本当にお疲れさまでした!
この日は多くの選手たちがリザーブに入っていたため、入場時の花道はかなり短めでした。ゲームキャプテンの田村煕選手を先頭にグラウンドに入る選手たち。
この猛烈な暑さの中80分間プレーし続けたキャンベル・マグネイ選手は「80分間出られたことがまず嬉しいです。暑いしとてもタフなゲームでしたが、フォワードがいい仕事をしてくれてバックスにいいボールを出してくれたのでとても良かった。それでバックスの仕事としては簡単でした。サントリーのスタンダードとして高い基準でプレーすることが今日もしっかり出来たし、点数として出たと思います。(今シーズンは)できるだけ長い時間試合に出たいので毎試合出られるように、そしてまた無敗で終えられるよう頑張りたいと思います」
春のトレーニングマッチ4試合全てでスタメン出場だった梶村祐介選手は「自分の中ではまず最初のブランビーズ戦に3ヶ月かけていい準備をして臨めたなと思っていて、ただキヤノン戦とリコー戦は正直あまりいいパフォーマンスを出せなかったので、今日の試合はしっかり準備をして臨もうと思いました。ブランビーズに勝って、少しチームが緩んでいたかなと。そんなつもりはなかったんですが、内容を見たら明らかに今日の試合に比べたら緩んでいましたし、今日の試合については態度の部分を今週の練習中にみんなで厳しく言い合えていたので、いいパフォーマンスに繋がったと思います。(4試合終えてみて)コンタクトと運動量については自分の強みにしていけるかなと思ったのでそこは伸ばしつつ、弱みであるディフェンスの部分をもっと伸ばしていきたいと思います。春4試合は全部スタメンで出させていただいたので(公式戦でも)全試合スタートで出してもらえるような、安定して毎回いいパフォーマンスを出せるようにしていきたいと思います」
相手のトライを阻止するタックルなど、攻守に大活躍だった中靍隆彰選手は「最初にブランビーズに勝つという大きな目標があってそれをいい形で達成できて、そのままのスタンダードで残りの試合も行こうと言っていたんですけど、キヤノン戦リコー戦となかなかうまくいかなかったので、最終戦はサントリーのいいスタンダードで試合をしようと話していたので、完璧ではないですけど先週先々週よりは良かったんじゃないかと思います。(前の2試合では)似たような簡単なミスだったり同じ課題が出ていて、その試合に向けた練習でもやったことが試合に出てしまっていたので、同じことをするのではなく今週は練習から変えていこうという話はしていました。ミスはありましたけど、しっかりと自分たちで修正できた部分もありましたし、相手が攻めてる時間帯でもしっかりと守りきれたのは良かったなと思います。どのチームも強化していて、最初から全開でいかないと3連覇は難しいと思ので、チーム内の競争は激しくなっていますけど、競争しながらもチームでひとつになっていい形で開幕を迎えられるように、みんなでいい準備していきたいと思います」
この春はNDS(ナショナル・デペロップメント・スコッド)や日本代表への参加で、今シーズンサンゴリアスでの初戦となった西川征克選手は「自分のやるべきことだけにフォーカスして出来た部分と、自分が自分がになってしまった部分があって、まだチームにフィット出来ていないと感じたので、網走合宿に向けてもっとチームにフィットできるようにしていきたいと思います。(久々のサントリーの試合は)やっぱり楽しいですね。あと1ヶ月ちょっとでシーズン始まりますし、それに向けてしっかり出られるようにチャレンジしていくだけだと思います。(体調は)すごい元気です!(笑)。代表から帰ってしっかりリフレッシュしましたし、今日に向けても準備できたのでいい感じです。まだ試合に誰が出るか話からない状況ですし、コンディションも整えつつチャレンジするところはしっかりチャレンジして、開幕から出られるように頑張りたいと思います」
ちなみにこの日の試合中、激しいプレーの連続でポールについているゴールポストカバーがとれてしまうシーンが・・・。集中して気づかない選手たちを山岡俊コーチが「ちょっと待って!」と止めて付け直していました。
試合後の円陣では笑顔も見られました。
最後に、この春シーズン主にリーダーとしてチームを引っ張ってきた村田大志選手に4試合を振り返ってもらいました。「春の一番のターゲットだったブランビーズに勝つということは達成できたんですけど、そのあとの試合では達成感とハングリーさのバランスが難しくなってしまって、なかなかいいゲームが出来ませんでしたが、最後にいい形で終われたので良かったと思います。(シーズンに入ってからもそういうことは)ある程度はあると思いますが、まずはそこに対してしっかりコンペティションしてゲームメンバーに入るということから、網走合宿では始めないといけないと思います。で、ゲームメンバーに入ってプライドを持って戦うことが大事かなと思います。(チームの雰囲気は)悪くないですけど、自分たちがやろうとしていること、チャレンジしていることに対して、それが新しいチャレンジだとうまくいかないこともあったんですけど、より良くなるよう練習から頑張れたので、みんな成長できたんじゃないかと思いますね。あとは相手がうちに対しては『チャンピオンを倒したい』という気持ちでやってくると思うので、そこが課題かなと思います。試合数も少ないですし、あれよあれよと思っている間に終わってしまったのが最終成績9位だった2015-2016シーズンだったので、開幕戦から100%でやらないといけないと思います。みんなチームの一員としてコミュニケーションとってくれて、新人選手も物怖じすることなく意見してくれたことは良かったと思います。これから流キャプテン含め全員帰ってきますし、そこでもう一回ひとつになることが大事かと思います。もう一度絶対チャンピオンになりたいので、去年より絶対難しいチャレンジになると思いますけど、チーム一丸となって最後みんなで喜びたいと思います」
ということで春シーズンも終わり、網走合宿を経て開幕まではもうあと1ヶ月あまり。
次回は、その網走合宿の様子をご紹介する予定ですので、お楽しみに。