2018年1月17日
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『2年連続2冠獲得!』
こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。連投です(笑)。
先週末行われたトップリーグ優勝決定トーナメントを兼ねた日本選手権決勝戦。対戦相手は昨シーズンと同じ、パナソニックワイルドナイツ。リーグ戦で唯一黒星を喫した相手との再戦は今年も最後まで一瞬も目が離せない、素晴らしい試合でした。
キックオフの約2時間半前。時計を気にしながら準備を進める西原俊一S&Cコーチと学生トレーナー。毎年、学生トレーナーが何人かチームのサポートをしてくれているのですが、今年は4名のトレーナーの卵たちが1年間、一生懸命走り回ってくれていました。
この日は、試合メンバーの到着をノンメンバー全員で迎えました。そんなノンメンバー全員と握手を交わすジョーダン・スマイラー選手。
ウォーミングアップを終えロッカーに戻る選手たち。
選手入場。試合後にこのカップを掲げるのはどちらのチームか・・・
試合は前半4分、いきなりサンゴリアスが先制。マット・ギタウ選手のキックから
中村亮土選手が反応してトライ!メンバーが笑顔で駆け寄ります。
この日の秩父宮は23,416人の観客で埋まりました。サンゴリアス応援席の黄色が鮮やかでとてもキレイでした。
この後、前半33分には江見翔太選手のトライも決まり、12-5とリードして前半を折り返します。
ベンチで気持ちを入れながら出番を待つ垣永真之介選手。
後半に入り、両チームとも固いディフェンスでなかなかスコア出来ません。サンゴリアスも高い集中力で守り続けます。バックスも・・・
フォワードも、低く刺さり続けます。
試合終了間際、敵陣深く攻め込みながらペナルティーで相手ボールになってからも、全員が体を張り続け・・・
迎えたノーサイドの瞬間!
ギタウ選手のように流血した選手が続出した激しい試合でした。
仲良しの石原慎太郎選手と松島幸太朗選手も笑顔で抱き合っていました。
笑顔の一方で涙を見せた選手が多かったのも印象的でした。西川征克選手と寺田大樹選手。
選手会長としてチームを支え続けてきた宮本啓希選手の目にも光るものが・・・
インタビューを受ける沢木敬介監督。
流大キャプテンは「試合をしていて充実したプレーぶりで、本当に楽しかったですし、ファンの皆さんの応援が後押しとなって、試合終了間際もしっかりと守りきれたんだと思います。ホーンが鳴る直前にペナルティーとなってしまったことは仕方ないことですし、全員がすぐにディフェンスへと頭を切り替えることが出来たのも、練習から色々な状況を想定して、敬介さん(沢木監督)が設定した難しいトレーニングをみんなで乗り越えてきた成果だと思います。
今シーズンはキャプテン2年目のシーズンでしたが、今シーズンの方がよりキツいシーズンでした。精神的にもキツくて、練習でなかなか上手くいかない時があったり、上手くいった練習があっても試合で上手くいかなかったり、自分のパフォーマンスがなかなか伸びなかったりして辛かったんですが、みんなで乗り越え最後に優勝できて、苦しかったことも報われたかなと思っています」
表彰式が終わり、バックスタンドで待つファンのみなさまの元へ。
今年もカップの前で記念撮影大会が。初めてのシーズンを終えたルーキーたち。
こちらは昨年全員揃わなかった最年長チーム。今年は揃って笑顔です!
2年連続の2冠獲得を達成したサンゴリアス。
流キャプテンも話していましたが、村田大志選手も「昨シーズンよりはるかに嬉しい。今年は本当にきつかった」と話してくれました。試合後の監督や選手、スタッフの表情がそれを物語っていたと思います。
決勝前日、府中のグラウンドを訪れたのですが、メンバーもノンメンバーもスタッフもみんな、やれることは全てやり切ったんだろうなと感じられる清々しい顔をしていました。
翌日のサポートについて話し合うノンメンバーや、決勝前日のランチに「大吉」「必勝」と型抜きされたとっておきの昆布を用意してくれた石井料理長、私が表彰式の撮影で使う脚立をわざわざ名前入りで新品を用意してくれた、クラブハウス管理人の太田さん・・・この日に限らずですが、クラブに関わる全員がそれぞれの立場で出来ることを考えて、迎えた決勝戦だったと思います。
決勝前日のクラブハウスに漂っていた清々しい空気を吸ってすでにパワーをもらっていましたが、最後に最高の光景を見せてもらえて本当に幸せだと思いました。
そして、ファンのみなさまと一緒にこの瞬間を迎えられたことが、サンゴリアスメンバー最大の喜びだったと思います。今シーズンも最後まで温かく大きなご声援をいただき、本当にありがとうございました!