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スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2018年1月10日

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『あとひとつ!』

こんにちは。カメラマンの長尾亜紀です。

先週末行われたトップリーグ優勝決定トーナメントを兼ねた日本選手権準決勝。対戦相手はリーグ戦で辛くも勝利したヤマハ発動機ジュビロ。完勝で決勝戦に駒を進め、2年連続2冠獲得までいよいよあと1試合となりました。

試合会場のヤンマースタジアム長居に隣接するキンチョウスタジアムでウォーミングアップ。

アップ中の円陣でも、いい表情をみせていた選手たち。

今回はノンメンバーも全員大阪まで応援に駆けつけていました。アップ中も声を出したり、みんなでサポートしていました。

アップを終え、スタジアムへ移動する選手たち

ロッカーアウト。ノンメンバーやスタッフが作る花道を抜けていく試合メンバー。

試合は、試合開始直後からエンジン全開のサンゴリアスが、前半だけで4トライを奪います。

先制トライを含む2トライを決めた村田大志選手は「1点差でも勝てばいいと思っていたので、いいゲーム展開でいい勝ちになったと思います。良いところもあり悪いところもありでしたけど、今日の試合はもう終わったことなのでしっかりレビューして反省して、次のゲームではもっといいプレーができるように努力したいと思います。」

この試合がサンゴリアスキャップ(全ての公式戦出場数)60だったそうで「もっといけてるはずなんですけどね(笑)。日和佐さんが1年違いで倍なので(日和佐篤選手はこの日の試合でサンゴリアスキャップ120に到達!)、自分がどれだけ出られてないのかって思いますけど、こういう強いチームで60キャップ取れたことは本当に嬉しいですね。」

須藤元樹選手は「点差は開きましたけど、サントリーがやりたいラグビーは前半特にできたと思いますし、後半の入りまで良かったですけど中だるみの時間ができたことは、次に向けて修正する課題だと思います。(前回の対戦で苦戦したスクラムに関しては)試合の入りではめちゃめちゃ良くて、組んでる中では『いけるいける!』って感覚が自分たちの中にあって。前半は自分たちからどんどん仕掛けていったんですけど、後半ちょっと守りに入ったところがあっていかれてしまった部分があったので、そこはメンバー交代とか関係なく80分やり続けていきたいですし、あと1週間しかないですけど意識付けしていければと思います。もうファイナルまで来たら、気持ちが強い方が勝つと思うので、サントリーがずっとやってきた『アグレッシブ・アタッキング・ラグビー』をパナソニックに対してどこまでも当て続けて、最後ノーサイドの笛が鳴った時に僕たちが笑っていられればと思います」

ノーサイドの瞬間、ホッとしたような表情をみせていた西川征克選手は「試合の入りから、この1週間やってきたことをしっかり実行できたことはすごく良かったと思います。みんな集中していましたね。自身の調子もいいです!(決勝戦は)リーグ戦で負けている相手なので、チャレンジャーとしてこの1週間しっかり準備して挑みたいと思います」

試合後のロッカールームでも、たくさんの笑顔の花が開きました。


泣いても笑っても、残すはあと1試合。最後に全員で笑えることを信じて。
会場で、テレビの前で。みなさんの声援が必要です!
今シーズン最高の応援を、よろしくお願いいたします!

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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