SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2017年6月21日

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『ルーキーの食を育てる環境』

こんにちは、管理栄養士の金剛地舞妃です!

以前、私のスマイルカフェでご紹介した『目玉焼きコーナー』ですが、未だ勢いが衰えず、それどころかますます盛り上がり進化しています。最近では、このようにねぎしらすを入れて焼く選手が増加中!

他にもチーズキヌアをトッピングしたり、写真ではわかりにくいですが、焼きそばにのせたりもする選手もいます。

選手たちは本当に様々な工夫をして食事を楽しむ天才だなと思います。
そんな選手たちですが、暑くなると食欲が落ちてしまうことがあるので、今月から『夏バテ防止フェア』を開催!暑い中でも食欲がわくようにスパイシーなものやさっぱりとしたものを副菜として提供しています。

これまで提供したメニューで特に人気だったのが、『牛肉と香味野菜のエスニックサラダ』

こちらは、サントリーホームページの『梅酒に合うレシピ』に掲載されているメニューです。ピリッとスパイシーで大人気でした!


さて、今年のルーキーたちですが、食事面もどんどん成長しています。

ルーキーとは、毎週一緒に食事の振り返りをします。
「昨日は何を食べた?」という私の質問に、最初はすらすら答えられないことが多かった選手も、今では朝から順を追ってスムーズに伝えてくれます。食事の内容を確認すること、もうひとつは意識して食事が出来るようになるように導くということです。「食べる」ということをしっかり意識していないと、今日の食事でも意外と覚えていないものです。「いつ、何を、どのくらい食べるか」ということは、選手にとって体作りやリカバリーのための大事な戦略!そして、その戦略を実行する最初の一歩は、「意識すること」です。

それができるようになると「考えて食べる」ことが習慣になるので、食事の質が上がります。
何を食べたら良いのか?どちらを選んだ方が良いのか?など疑問がたくさん出てきて、自分で調べたり私に質問をしたりして解決し、どんどん自分で食事の質を高めていきます。特に仕事中の補食や昼食、休みの日の食事については実際に経験している先輩選手たちが実用的なアドバイスをたくさんくれて、おすすめのお店に連れて行ってくれることもあるのだそうです。

先輩の選手から「あいつ、ちゃんと食べてますか?」と心配して声をかけられることもあります。このように、先輩選手たちがルーキーの食を育てる環境を作り、強くなるためには栄養も大事であるという文化を作ってくれているのだと思います。

それでは最後に盛りつけチャンピオンの発表です!今回の盛りつけチャンピオンは、

ルーキーの飯野晃司選手です!
のおかずに納豆を加えて3種類のたんぱく源をとり、たんぱく質のいいとこ取り作戦実行! たんぱく源には、が豊富、ビタミンB1が豊富など、たんぱく質が豊富という共通点以外に様々な特徴があるので、たんぱく源を数種類とるとそれぞれに含まれる様々なビタミンやミネラルがとれます。
他にもお皿いっぱいに野菜をとり、トマトやブロッコリーなど色の濃い野菜もあってカラフルな点も素晴らしいです。

ルーキーたちは食事面で日々成長中ですが、もちろんラグビー面でも成長していますよ。先日6月11日に行われたNSWワラタス戦も、結果は残念でしたが、今後に期待を持たせてくれる活躍をしてくれましたね!
今週末の6月24日はサントリー府中スポーツセンターで、同じ府中に本拠地を置く、東芝ブレイブルーパスと練習試合があります。同じ日に味の素スタジアムで、日本代表対アイルランド代表戦もありますので、サントリーのグラウンドで東芝戦を観戦され、そのまま味の素スタジアムでアイルランド戦を観戦するという、ラグビー三昧な週末を過ごされてはいかがでしょうか?温かいご声援をよろしくお願い致します!

サンゴリアス管理栄養士 金剛地舞妃

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