SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2017年4月 4日

446

『2017-2018シーズンのスタート』

こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
 
先週、サンゴリアスの2017-2018シーズンのトレーニングが始まりました。
今回のスマイルカフェでは、ついに始まった今季最初のトレーニングの様子をご紹介します。

初日のミーティング前に自己紹介をする新人選手たち。向かって左から松井千士(まつい ちひと)選手、桶谷宗汰(おけたに そうた)選手、飯野晃司(いいの こうじ)選手、大越元気(おおこし げんき)選手、成田秀平(なりた しゅうへい)選手。

それを受けて歓迎の言葉を述べる中村亮土選手。「こういうの苦手なんだけど・・・(笑)」と言いながらもしっかりと締めるところはさすがです。

ミーティングでは、新人選手たちは全員前の方に座り、真剣な表情で耳を傾けていました。

この日は全体ミーティングの後、各グループに分かれての話し合いも行われ、写真からも分かるように松井選手と大越選手は真剣に先輩たちの話を聞いていました。

飯野選手も積極的に意見を述べていましたよ。

早速行われたトレーニング。まずは測定から。

設定をクリアし続け、最後まで走り続ける寺田大樹選手を周りも盛り立てます。

測定が終わるとハイタッチでたたえ合います。笑顔の石原慎太郎選手。

この日、シニアメンバーはまだ練習に合流していなかったのですが、自主的に体を動かしていました。長友泰憲選手と宮本啓希選手も一緒にトレーニング。

そして新人選手以外にも新鮮な人が1人。昨シーズン限りで現役を引退した有賀剛アシスタントコーチ。スタッフルームの机に座っている姿は、まだまだ不思議な感じがします。

ちなみに・・・今年もこの2人は健在でした(笑)。竹本竜太郎選手と竹下祥平選手。

ということで気を取り直して(笑)、早速ルーキーの何人かに話を聞いてみました。
 
最初は桶谷選手。
「始めは緊張していたんですけど、一つ上に仲がいい先輩もいて、馴染みやすい雰囲気を作っていただいている感じがします。同じ大学(明治大学)の先輩も多くて、まだ緊張はしますが、すぐに馴染めそうな気はします。練習はキツいですけど、短い時間で内容の濃い練習をしているので新鮮です。大学時代から運動量の多さを自分の武器にしていて、その中でもアタックの部分は自信があるので、そこを見てもらえればと思います。」
 
一つ上の仲がいいという先輩は中村駿太選手で、大学の寮で同じ部屋だったそう。最初の自己紹介で「目標とする選手はジョージ・スミスと駿太です!」と呼び捨てにしていたあたりからも仲の良さがうかがえます(笑)。

続いて松井選手。
「歳の離れた先輩もいるんですが、すごく話しやすくてやりやすいです。(練習に参加してみて)ウエイトトレーニングも内容が濃いので、慣れるまでは大変だなと思いました。学生時代は交流のなかった10歳近く歳の離れた先輩たちとは、まだ緊張して何を話せばいいかと思うこともあるんですけど、すごく声をかけてくださるので、そういうところも強いチームならではなのかと思いました。ウイングというポジションなので、トライを取りきるという所が自分の強みだと思っています。トップリーグでもトライが取れるように頑張りたいと思います。」
 
フィットネスの測定では涼しげな顔で最後まで走り続けた松井選手。7人制の日本代表でもあるので「フィットネスは7人制をやっていたこともあって自信がありましたし、そこは自分の強みだと思っているので、負けてられない部分です。」と話してくれました。

最後は成田選手。サンゴリアスOBの成田秀悦さんは従兄弟にあたるそうです。
「(練習は)大変です(笑)。自分は従兄弟が昔サンゴリアスにいたこともあって、先輩方からすごく話しかけてくれます。(従兄弟とは)10歳離れているので、すごく小さい時は会ったことがあったみたいですが覚えていなくて、自分が大学に入る時に話を聞いたり家に泊めてもらったりしました。当時、すごく憧れて見ていましたし、自分もサンゴリアスに入りたいと思っていました。僕もウイングとしてやってきて、トライを取ることが仕事なので、相手を抜いてトライを取りきるという所を見てほしいです。」

そしてキャプテンとして2年目のシーズンを迎える流大選手にも話を聞きました。
「ルーキーも来てくれて、また新しい1年がスタートしたなと実感します。2冠で2連覇することだけが目標なので、それに向けてまた地道に頑張っていこうと思っています。(新人たちを見て)僕らがスタートする前からすごく準備してきているなという印象で、意識を高く持ちチームに入ってきてくれたと思います。必ず昨シーズンよりも(勝つことが)難しくなると思います。変えていかなければいけない部分もありますし、質を求めていかなければいけない部分もありますが、昨シーズンに作り上げたカルチャーやプライドは変えてはいけないので、それをベースにさらに進化していきたいと思います。」
 
 
 
久々にキラキラ輝く芝の上で見たサンゴリアスメンバー。新しいシーズンを迎えた期待感で、とても輝いて見えました。今年はどんなストーリーを見せてくれるのでしょう。今から楽しみでなりません。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

一覧へ