2017年1月18日
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『盛りつけに表れる“準備”』
こんにちは、管理栄養士の金剛地舞妃です!
皆さんもご存知の通り、トップリーグ全勝優勝を果たしたサンゴリアス。たくさんのご声援ありがとうございました!
食事の面でお話をすると、シーズンが終盤になるにつれて、選手たちの食事の盛りつけがどんどん良くなっていくなぁと感じています。チーム全員、毎回『最高の準備』をして試合に臨んでいますが、その中には食事も入っていて、その準備がそれぞれの盛りつけに表れているように思いました。
そこで今回は、勝利を掴むために1食1食を大事に食べる選手たちの食事の様子をご紹介します。
食事に来ると、まず最初にキッチンに挨拶します。
「いただきまーす!」だけではなく、「石井さん(料理長)の料理を楽しみに練習頑張りました!」といった言葉もよく聞きます。食べ終わった後もここにお皿を返しつつ、キッチンへ感謝の気持ちを伝えて帰ります。
そして、キッチンスタッフや他の選手たちと、楽しく会話しながら料理を盛りつけていきます。
サンゴリアスの食卓は円卓になっていて、みんな向かい合わせで話ができるようになっています。 何も言わずにカメラを向けたのですが、瞬時に察知してキメ顔をしてくれるのはさすがです(笑)。
こんな風にみんなでラグビーの試合を観ながら食べる事も多いですよ。
それでは、選手たちの盛りつけを見てみましょう。サンゴリアスの栄養隊長である長野直樹選手。さすがの盛りつけです。パスタとシチューにチーズをかけて、カルシウムアップ!他の日には、炊き込みごはんに刻み海苔をのせたりなど、ミネラルアップの工夫がとても上手です。
須藤元樹選手も以前盛りつけチャンピオンになった時と変わらず素晴らしい盛りつけ。須藤選手はおせち料理が好きだそうで、「子供の頃から毎年お正月はおせち料理を食べていました。やっぱりお正月はおせち料理を食べたいし、そうゆう伝統を大事にしたいですよね。」とのこと。なんだか須藤選手らしいなぁと思いました。
色とりどりの野菜をたくさん盛りつけているのは、畠山健介選手。面白くてムードメーカーな畠山選手ですが、畠山選手の盛りつけを見ていると、いつもこれ食べたら元気が出そうだなと思います。そして、この表情がまた良いですよね(笑)。
こちらは、照れ屋さんの寺田大樹選手とサラダアピールをしている森山雄選手。2人とも良い盛りつけだったので写真を撮らせてもらおうとしたら、2人の写り方が対照的になりました(笑)。
選手たちは、ラーメンだってこんな風に栄養バランス良く、美味しそうに盛りつけます。このラーメンは低脂質のスープで石井料理長の特製!チャーシューも石井料理長の手作りです。
ラーメンの盛りつけは個性が出て、海苔をのせる派のせない派に分かれました。
こちらは、小澤直輝選手の盛りつけでした!
盛りつけには、食事に対する丁寧さが表れると思っています。丁寧さとは、1食1食を大切にすること。選手たちにとって、食事もトレーニングのひとつ。食事を大切にしているのは、そのひとくちひとくちがどう体に影響するのかをしっかりと理解している証拠だと思います。
それでは、最後に盛りつけチャンピオンの発表です。
こちらの盛りつけをした、
仲宗根健太選手です!
栄養素が満遍なくとれるように、そしてカラフルに、美味しそうな盛りつけになっていて、食事に対する丁寧さが伝わってきます。
4シーズンぶりのトップリーグチャンピオンを獲得することは出来ましたが、サンゴリアスのターゲットは2冠獲得です。サンゴリアスのメンバーはすでに切り替え、今週末から開催される日本選手権でも優勝し、2冠を獲るべく日々練習に励んでいます。2冠達成まで、そして今シーズン終了まで残りあと2試合。再び皆さんと喜びを分かち合うために、たくさんの応援をよろしくお願いします!