2017年1月11日
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『府中ダービー』
こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
2017年最初の試合として行われた、東芝ブレイブルーパスとの『府中ダービー』。同じ東京都府中市に本拠を置くチーム同士、毎年熱い戦いが繰り広げられます。
今回のスマイルカフェではその一日を振り返ってみたいと思います。
この日の会場は、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの開幕戦が行われることが決まっている味の素スタジアム。今回も、多くのお客様が入場待ちの列を作っていました。
選手たちを乗せたバスが到着。待ち構えていたサポートメンバーも手際よく荷物をロッカールームへ運び入れます。
いつもはあまり人目につかない場所で行われる試合前のコイントスが、この日はグラウンド上で実施されました。東芝ブレイブルーパスのキャプテンは、流大キャプテンの帝京大学の先輩である森田佳寿選手。コイントス後に握手をする二人。
コイントスの後には両チームのキャプテンに、ミス府中のお二人から花束が渡されました。
ウォーミングアップを終え、いつも通り固まってロッカールームに戻ります。
試合は皆さんご存知の通り、サンゴリアスが7トライを奪って快勝!たくさんの笑顔が生まれました。2本目のトライを決めた中靍隆彰選手に駆け寄る流キャプテン。
一番の盛り上がりを見せたのが後半29分、ラインアウトのボールを篠塚公史選手がキャッチした後のモールから・・・。
バックスの選手もモールに加わり、中村駿太選手のトライとなったシーンでした。
勝利したサンゴリアスには、府中市長から府中市長杯が贈呈されました。
マン・オブ・ザ・マッチは3トライを奪って、シーズン通算トライを17とした中靍選手。自身初のトライ王へも一歩前進しました。
「府中ダービーは、東芝さんも調子を上げてきていましたし、サンゴリアスとしても一敗もできない状況には変わりなかったので、良い緊張感で試合に臨めました。この試合のテーマであった、自分たちから仕掛けるということをチームで遂行できたのが、勝利に繋がったと思います。ついに今週勝てば優勝のところまで来たので、出来る準備を全てして、チーム一丸となって、神戸製鋼戦に臨みたいと思います。絶対に勝って、サンゴリアスに関わる全ての人と喜びたいです。そのために、トライをたくさん獲ります。」
ちなみにこの日はワールドカップ開幕戦の中継へ向け、テレビカメラが20台導入されていたそうです。ピッチの上空にも写真のようにワイヤーで吊るされたカメラが・・・。そういえば、この日のテレビ解説には、サンゴリアスOBの平浩二さんが登場されていたそうですよ。
試合後のロッカールーム。みんなの笑顔が弾けます。
この試合で、青木佑輔選手がサンゴリアスキャップ(公式戦出場数)150を達成。この日もベテランらしいプレーが光った青木選手は「個人としてのパフォーマンスはあまり良くなかったんですが、チーム一丸となって戦って48-0という結果だったので、チーム力が出たなと思いました。その試合で150キャップということで、本当に良い思い出になりました。(次の試合に向けては)リーグ戦全勝での優勝がかかっているので、またチーム一丸となって戦って、必ず優勝して東京に帰って来たいと思います。」
笑顔がたくさん見られた試合後でしたが、試合後のミーティングでは次の試合を見据えて、引き締しまった表情も多く見られました。
でも最後はやっぱり笑顔で!府中ダービーの勝利はやはり格別。いつも以上にみんなの喜びが爆発していました。ジョー・ウィーラー選手もノリノリです!
全員が本当に良い笑顔でした!
そして、この試合の翌日に行われた試合で2位のヤマハ発動機ジュビロが勝利したため、今季のトップリーグ優勝の行方は最終節までもつれ込みました。最終戦の相手は、これまでのサンゴリアスの歴史の中でも数々の激闘を繰り返して来た、神戸製鋼コベルコスティーラーズ。最終節で勝利し、優勝を決めもらいたいと思います。
今年は春からチーム全員が同じ方向を向いて、ハードワークを続けてきています。その努力が、いよいよ実を結ぶであろう時が近づいてきています。今週もきっと最高の準備をして、週末には最高の試合を見せてくれるはずです。
全員で笑って終わることを願って。もちろんファンの皆様もご一緒に。これまでで最高のサポートを、よろしくお願いいたします。