2016年12月28日
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『クリスマスイブの大一番』
こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
12月24日のクリスマスイブに行われた、全勝対決・ヤマハ発動機ジュビロ戦。
今季のトップリーグ優勝の行方を大きく左右するとても大切な試合でしたが、結果は皆さんご存知の通りサンゴリアスが見事勝利!選手たちが最後まで気持ちの入ったプレーを見せてくれましたね。
今回のスマイルカフェでは、その日の様子を試合前から写真を中心に振り返ってみたいと思います。
注目の一戦だけあって、試合開始2時間前には会場周辺に長蛇の列ができていました。
ちなみにこの日は、2019年に日本で行われるラグビーワールドカップ開幕まで1,000日という記念すべき日でした。チーム受付のテントにいたサンゴリアス君も「1,000日前ボール」を持ってアピール。
お客様のバッグの中にいた、サンタ帽を被った子サンゴを撮らせていただきました。ちょうどいいサイズの帽子を見つけてくださったそうです。
会場が既に盛り上がりを見せる中、選手たちを乗せたバスが到着。
コイントスに臨む流大キャプテン。
この日はとても綺麗な青空のもと、試合が行われました。ウォーミングアップに向かう選手たち。
チームにとって本当に大事な試合。ノンメンバーも磐田まで足を運び、チーム全員でこの日を迎えました。
ウォーミングアップを終えロッカールームへ戻るメンバーに、ノンメンバーが声を掛けて盛り上げます。
ノンメンバーとスタッフで作った花道を抜け、ロッカールームから出て来た選手たち。気合いが入った表情をした選手が多い中、小野晃征選手のやるべき準備を全てやりきったような、清々しい表情がとても印象的でした。
キックオフ直前の円陣。多くのサンゴリアスファンの方々のおかげで、スタンドの一角が見事黄色に染まりました。
この試合では5本のトライが生まれ、たくさんの笑顔が弾けました。その中でも激しかった?のが後半12分の石原慎太郎選手のトライの後。石原選手に駆け寄る青木佑輔選手、流選手に続きスティーブン・ドナルド選手が・・・
ものすごい勢いで飛び込んで来て・・・
石原選手はファインダーの外へ消えていきました(笑)。
この日のサンゴリアスらしいアタッキングラグビーはもちろん、献身的なタックルにも心を打たれた方も多かったのではないでしょうか。後半攻め込まれていた時、ベンチのスタッフや選手たちからも「我慢!我慢!」と大きな声が出ていて、とても一体感を感じた時間帯でした。
そして、声と言えばスタンドのファンの皆さんの声も確実に選手たちに届いていたと思います。この日の観衆は10,574人。ご覧のようにバックスタンドはほぼ埋まり、アウエーにも関わらずスタンドの黄色がとても鮮やかで、声もとても響いていました。
試合終了間際に、勝利を決定づけるトライを決めた塚本健太選手に駆け寄る選手たち。
その塚本選手のトライまでの起点となるプレーをしたのが篠塚公史選手。実は篠塚選手がサンゴリアスキャップ(公式戦出場数)150を獲得した試合でした。後半38分からの短い出場ながら大きな仕事をした篠塚選手もこの笑顔でした。
最後に、流キャプテンからコメントをいただきました。
「2016年を振り返ると、キャプテンを任され『キャプテンとしてどうしよう』と考えていましたが、今はいちプレーヤーとしてしっかりとチームを引っ張ることを考えた上で、ピンチの時やキツい時にしっかりとリーダーシップを発揮できるようにと意識が変わったと思います。
ヤマハ戦も、開幕戦の近鉄戦もでしたが、苦しみながらもみんなで掴んだ勝利で、特にヤマハ戦での勝利は本当に自信になりました。今のところは全勝で2016年を締めることが出来ましたが、リーグ戦はあと2試合が残っていますので、必ず勝って優勝したいと思っています」
本当にたくさんの笑顔をもらえた、クリスマスイブの大一番。
最高のクリスマスプレゼントでしたね。
当日移動中に竹本竜太郎選手に偶然会って話していたのですが「今週はいい雰囲気で、全員でいい準備ができたので、勝てると思いますよ」と心強い言葉を漏らしていました。まさにワンチームで掴んだ、この大きな1勝でした。
リーグ戦は残すところあと2試合。
2017年最初の試合は、宿敵・東芝ブレイブルーパスとの府中ダービーです。まだまだ負けられない戦いは続きます。来年も変わらず温かいご声援をよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えくださいね。