こんにちは！カメラマンの長尾亜紀です。
 
気がつけばもう10月。
トップリーグも5試合を終え、サンゴリアスは5連勝で現在2位につけています。次戦は前節、強豪・東芝ブレイブルーパスをチーム史上初めて破った、宗像サニックスブルースとのアウェーでの対戦です。今回のスマイルカフェでは、何人かの選手にこれまでの戦いを振り返りつつ、次の試合への意気込みを語ってもらいました。
 
 
最初はルーキーの須藤元樹選手。開幕戦からリザーブでメンバー入りを続けてきましたが、次の試合ではついに念願のスタメン出場となります。

「（実際公式戦に出てみて）大学と違うと思ったのは、応援団がしっかりといらっしゃるので、そこにビックリしたというか、トップリーグだなと感じました（笑）。ピッチに立っていても結構声は聞こえるので、スクラム組む前に声援送ってもらえるじゃないですか。あれが結構嬉しくて。初めてベンチで聞いた時には『こんなのあるんだ』と（笑）。フロントローの選手からしたらあれは嬉しいですね。名前呼んでもらえるの、フロントローだけなんで。」
 
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、試合中スクラムのシーンになると、バックスタンドから「石原～！青さ～ん！ハタケ～！押っせ～！！！」など、その時のフロントローの3選手の名前を叫ぶ声が聞こえます。選手の耳に確実に届いているようですので、引き続き大声援をお願いします！
 
「試合ごとに自分がやらなければいけないテーマがあって、僕の場合はセットプレーだったりタックルしてすぐ起き上がるプレーだったりが毎試合課題としてあるので、そこは大切にしようと思ってノートを見返したりして試合に臨むようにしています。これまで5試合やっている中で100%ではないですが、まあまあ出来ているかなという感じはあるので、このまま試合や練習で自分の得意なプレーを出していければいいと思っています。（スタメンに選ばれて）本当に違いますね。リザーブだとアップが終わって一度心を落ち着かせる時間があるんですが、スタメンだと本当に最初からなので、選ばれた時は本当に嬉しかったですね。出るからには1年目とかは関係なく、サンゴリアスの代表として出るので、出られない選手の気持ちも背負って、サニックスを倒したいと思います。」
 
 
続いてはリコー戦とキヤノン戦で、キックパスを受けて見事トライを決めた竹下祥平選手。実はキヤノン戦の先制トライとなったそのシーン、私がいたのはタッチライン際・・・そこから撮った写真はこのような感じでした・・・。

後ろからの写真になってしまい、顔が見えなかったんです・・・。
 
「ゴメン！」と思って、その後同じようなシーンが生まれそうな気がしてゴール裏に移動。そうしたら、またも同じようなキックパスが竹下選手のところへ！今度こそ・・・と構えていたのですが、残念ながらトライはならず。
 
その時の竹下選手の表情がこちら。

私も同じような顔をしていたかもしれません（笑）。
 
竹下選手はサニックス戦に向けて
「確実に初戦からステップアップしてきていると思うので、チームとしてはいい状態だと思います。ユタカ（流大）からもミーティングで話があったんですが、まだアップダウンがあると。そういった所の修正は必要ですが負けていないので、チームとしては自信を持っていいのかなと思っています。雰囲気としては悪くないと思うので。（サニックスは）東芝に勝って自信つけていると思いますが、相手に合わせるのではなくて、自分たちの強みを発揮して、サントリーのラグビーを出せればいいのかなと思います。」
 
 
続いて、昨シーズンのリコー戦以来のスタメン出場となる日和佐篤選手。

「いい時もあれば悪い時もありますし、悪い中でも勝っているというのが良いことだと思います。（スタメンで出るのとリザーブから出るので）準備は変わらないですが、はじめから試合を作っていくところと、ある程度流れが出来た状態から入るのとでは全然違うので、最初は自分の色を出してゲームを作っていって、ユタカにバトンタッチできたらなと思っています。」

日和佐選手と流大選手の交代のシーン。毎試合つい撮ってしまうのですが、なんだか好きなシーンのひとつです。
 
 
最後は長崎出身の竹本隼太郎選手。前回長崎県で試合が行われたのは2009年。その時もスタメンでの出場だった竹本選手。

「前回（諫早市）と違って、会場が僕の地元の近所なんです。通っていた中学校や高校の本当に近くで、花園予選の決勝とかで使うグラウンドなんです。子どもの頃は『ここでやりたいなぁ』と思っていたグラウンドで、中学時代は『ああ、試合やってるなぁ』と高校生の試合を塀越しに見ていたりしました（笑）。長崎でやるチャンスはなかなかないので、良いプレーを見せられたらなと思います。」

「2009年の時にはトライも取って、マン・オブ・ザ・マッチももらいました！」という竹本選手の横で「出来レース（笑）！」と、茶々を入れる日和佐選手。サニックス戦後もこの笑顔を見たいですね！
 
 
今回の試合会場となる長崎市。試合当日は「長崎くんち」という大きなお祭りの真っ最中。お祭りもいいですが、長崎にいらっしゃる方は是非長崎市総合運動公園へ！選手たちはきっと、くんちに負けない熱いプレーを見せてくれるはずですよ。