こ んにちは！カメラマンの長尾亜紀です。
 
日本では、いまだかつてない盛り上がりを見せているラグビーワールドカップですが、現地でも歴史的勝利を飾った日本代表に対しての関心が、とても高まっています。
 
南アフリカ代表戦勝利からわずか3日。スコットランド戦が行われるグロスター・キングスホルムスタジアムでは、日本代表の試合前日練習が行われました。

南アフリカ代表戦の前日練習から比べると明らかに増えた報道陣。特に海外メディアの増加が目立ちます。顔見知りの記者さんは「（南ア戦が行われた）ブライトンでのウェルカムセレモニーの時は、海外メディアなんて数人しかいなかったよ」と笑っていました。改めて世界中の注目を集めていることを実感しました。

ちなみに試合が行われたグロスターはとてもラグビー熱がある街で、街のあちこちでラグビーが根付いていることが感じられます。

ラグビーボールが屋根にささった建物も（笑）。ちなみに地元・グロスターのラグビーチームのジャージは、壁に描かれたイラストのような赤白の段柄模様で、日本代表のジャージによく似ています。

試合当日、スタジアムの前の通りは閉鎖され、サポーターの方たちで溢れ返っていました。「普段はイングランドファンだけど今日は日本代表を応援するよ」と言ってくれた人たち。

スタジアムの目の前のパブも、中に入りきれなかった人たちが大勢店の前で飲んでいました。

そんな中、日本代表を乗せたバスが到着。大きな声援で迎えられていました。

しばらくして両チームのウォーミングアップが始まりました。スコットランド代表のスローイングの練習は、なんとスタンドを利用！突然スタンドに登ってきた選手に、周りの観客の方たちも「ここを使って練習するんだ・・」と驚いていました。

日本代表もウォーミングアップを終え、ロッカーへ。引き上げる際に全員で肩に手をかけながらグラウンドを後にする姿に、会場からは大きな拍手が送られていました。

試合開始前の国家斉唱では、スタッフも全員肩を組んでいました。サンゴリアスOBの日本代表チームディレクター・稲垣純一さん、ドクターの高澤祐治さん、コーチング・コーディネーターの沢木敬介さん、S&Cコーディネーターのジョン・プライヤーさん、S&Cコーチの新田博昭さんの姿も見えます。

南ア戦に続き先発出場となった松島幸太朗選手のタックル。激闘からわずか中3日目の試合でも果敢にタックルにいっていました。

後半途中からの出場となった畠山健介選手。先発の山下裕史選手と交代でピッチへ。

試合は残念ながら、スコットランド代表に後半だけで5トライを奪われ完敗。悔しそうな表情の日和佐篤選手と真壁伸弥選手。

こちらも後半からの登場となったツイ ヘンドリック選手の試合後の表情。
 
 
今回は残念ながら試合後のスマイルは見られなかったのですが、中3日の厳しい日程の中での試合は本当に厳しいことだったと思います。
 
次のサモア戦までにしっかりとリカバリーして、私たちにまた感動を与えてくれることを信じたいと思います。