SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2015年9月15日

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『プレシーズンリーグ開幕戦』

こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
 
ついにトップリーグプレシーズンリーグが開幕。サンゴリアスは開幕戦を逆転の白星で飾り、幸先のよいスタートを切りました。そして、第2戦のヤマハ戦でも、見事勝利し、プールBの1位に立ちましたね!
 
 
公式戦初出場や久し振りの出場となったメンバーが多かった開幕戦。今回のスマイルカフェではそのメンバーたちの声を中心に振り返ってみました。

公式戦初先発の阪本圭輔選手。ウォーミングアップを終えロッカーに戻る前、竹本竜太郎選手に声を掛けられ、この笑顔。

「大学の時は試合前に緊張していたんですけど、今回は適度にリラックスして入れました。(メンバーに入ったと聞いた時は)ずっと着たかった1stジャージなので素直に嬉しかったですね。試合中は自分の思い描いたプレーをするというより、いかにチームを良い方向に動かすかというゲームメークの部分を考えていました。チームとしても特に前半ミスが多い中で落ち着いてプレー出来ていたと思います。(前半リードされていた時も)リーダーを中心に、やらなければいけないことを整理して、それをみんな落ち着いて聞けていたんで。(今後は)まだまだ課題はたくさんありますし、そこを埋めていかないといけないので、日々成長していきたいと思います。

試合後は同期の中靍隆彰選手、塚本健太選手と一緒に!

ルーキーで唯一スタメンを勝ち取った森川由起乙選手は、「春からチャンスをいただいて、積み重ねてきたものをしっかり出そうと、自分なりに楽しんで挑戦出来たゲームになりました。(公式戦の)初戦ということもあって、上手くいかないことも多いと頭の中に入れていましたし、そこを我慢して小さいチャンスでもモノにするということを考えてやっていました。(今後は)まずは怪我をせず、1試合でも多く出続けることと、その中でもしっかりチームの勝利に貢献できるプレーヤーになって、日々の練習をもっと全力でやっていきたいと思います。」

こちらもルーキー4人で記念撮影。寺田大樹選手、北出卓也選手、流大選手と森川選手。

前回の私のスマイルカフェで登場した江見翔太選手も、後半途中から出場。 「楽しかったです。もっと緊張するかと思ったんですけど、意外とリラックスできました。」
 
私の中の江見選手のイメージでは緊張しそうな感じはなかったのですが、隣にいた中靍選手が「意外と緊張しいですよ。府中ダービーの時もなんかソワソワしてて、(ウォーミングアップを終えてロッカーに)戻れって言われた時も、もうちょっと体動かしません?って最後まで動いていました」と教えてくれました。

「あと大学時代、大きなスタジアムで試合をする機会がなかったので、スタジアムによっても緊張します。密かに(7月のトレーニングマッチ)クボタ戦でも緊張していました(笑)。久々にスタジアムらしいスタジアムだったので・・・」
近鉄戦が行われたヤンマースタジアムは、サッカーの日本代表戦なども行われる大きなスタジアム。徐々に免疫がついていくことでしょう!

こちらも同期3人揃っての集合写真。垣永真之介選手、中村亮土選手と一緒に。ちなみにこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは中村選手です。笑

頼もしいメンバーも帰ってきました。
残念ながらW杯の最終メンバーから漏れ、バックアップメンバーとなった垣永選手ですが、積極的に声を出してチームを引っ張っていました。
「キツかったです。長い時間試合に出るのも久々でしたし、サントリーのラグビーはキツいものなので・・・。(近鉄戦での)試合のダメ出しを凄く言われましたけど(笑)、自分の求められることをしっかりやっていきたいです。」

 
ジャパンから帰ってきて、気持ちの切り替えは出来たという垣永選手。まだまだ若いですし、これからの成長が本当に楽しみな選手の一人です。

久々に公式戦出場を果たしたメンバーもいます。仲村慎祐選手はルーキーイヤー以来5年振りの出場となりました。
「めっちゃ嬉しかったですけど、めっちゃ緊張して・・・(笑)。やっぱりスクラムが一番心配でした。結局試合は最後10分だけでスクラムも1本だけだったんですけど、その時が一番緊張しました。どうなるんやろ?と思っていましたけど、思いのほかしっかりと組めたので、良かったです。普段は緊張しないんですけど、5年振りでしたし、初めて出た公式戦のスクラムが全然ダメでトラウマみたいになってて、それもあって緊張しました。練習でもスクラムは毎回緊張します(笑)。でも、やっとサンゴリアス2キャップ目が取れたので、何試合使ってもらえるか分からないですけど、キャップ数を増やせるように頑張ります」

最後に、試合後ホッとした表情をしていた村田大志バイスキャプテンは、「とにかく勝ってホッとした、それだけですね。内容は初戦で硬い部分もあって、やりたいことが出来ていない部分もあったんですけど、とにかくトロフィーをターゲットにしているので初戦で勝てて嬉しかったです。(劣勢の中でも)落ち着いてやれているメンバーから、「こうしていこう」ってコメントも出ていたし、大崩れしなかったのは良かったと思います。(若いメンバーは)1勝1勝が自信になるし成長になると思うので、何より勝つことが大事ですね。今までの勝つのが当たり前みたいな環境からまた違ったチャレンジが出来ているので、良いことだと思います。とにかく1戦1戦勝たないと何も始まらないという戦いが続くので、次の試合に100%集中していきたいと思っています」  
 
グラウンドで選手のすぐ側で写真を撮っていますが、近鉄戦は前半はリードされていたものの、みんなが落ち着いているのは感じていたので、後半はいけると確信しながら撮影していました。
 
(村田選手は「ホントですか?僕はドキドキしてました」と笑っていましたが)村田選手の言葉を借りれば「乗り越えた」開幕戦勝利。このメンバーで我慢して勝ったこの1勝は、本当に価値のあるものだと思います。 みなさんも、このチームの成長を是非一緒に見守ってくださいね。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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