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スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2015年8月17日

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『網走合宿2015フォトレポート』

こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
 
管理栄養士のマイキちゃんが網走合宿序盤の食事の様子をレポートしてくれていましたが、私は最後の2日間で参加してきましたよ。オフショットを多めにご紹介します。
 
 
合宿初戦の神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦で完封負け、続くNTTドコモレッドハリケーンズ戦でも逆転負けを喫していたサンゴリアス。神戸製鋼戦の翌日は私は日本代表の撮影でまだカナダにいたんですが、そこで会ったサンゴリアスの日本代表メンバーとも「どうしたのかな・・・」と心配していたのですが・・・。
 

合宿最終戦となるホンダヒート戦前日の練習では、元気なみんなの姿を見ることができ、ひと安心。良い具合の集中力を保って練習が行われていましたよ。

試合前日の夜は少しリラックス。網走合宿恒例のホテル内の卓球カット。ルーキー・流大選手と中村亮土選手の元帝京大キャプテン対決。流選手がかなり強いそうで、この対戦も最初は競っていましたが、最後は流選手が突き放しての勝利でした。

ホンダ戦の朝6時から、ノンメンバーの選手たちは早朝練習。朝からウエイトトレーニングで追い込み、みんなの顔が歪みます・・・。

朝食後も練習は続きます。ピーター・ヒューワットBKコーチも混ざってフィットネストレーニング。

こちらのトレーニングにはマーク・ベークウェルFWコーチが助っ人参戦。毎朝このローイングマシンでトレーニングを行っているそうで「ローイング・モンスター」と呼ばれていました。

試合前の円陣。試合が始まる頃には、雲ひとつない夏空が広がりました。

試合は、前半から高い集中力でサンゴリアスがアタッキングラグビーを披露。計8トライを奪い、54-21で網走合宿最終戦を白星で飾りました。網走ラグビーフェスティバルとして行われたこの試合、試合後の表彰式で鮭とじゃがいもを受け取り、笑顔の村田大志バイスキャプテン。

試合後は全員で集合写真の撮影。良い合宿の締めくくりができ、みんな最高の笑顔です!

合宿最終日の夜はお待ちかねの打ち上げ!毎年恒例となったジンギスカンとカニ三昧!田代智史ヘッドトレーナーを囲んで。メディカルスタッフの方々もみなさんお疲れさまでした!

こちらも恒例となったポジション別でチームを作り対戦するゲーム大会も行われましたよ。開会の挨拶で「サザエさん」の歌を熱唱する辻本雄起選手。

かき氷早食い競争で、いいチームワークを見せるバックスリー+トレーナーチーム。このかき氷がなんの味もついてないそうで・・・。想像以上にキツかったそうです(笑)。

けん玉競争で大技に挑戦する北出卓也選手と見守るフロントローチーム。結果は・・・。

見事大成功!チームメイトも大喜び!

そんな数々のゲームの司会の1人だった長野直樹選手。先日アップされた「ゴリ女座談会・横浜支店編」でも相当褒められていた長野選手のマイク捌きは、選手会長・宮本啓希選手もベタ褒めでした。

ゲームの合間には、網走合宿のMVPも発表されました。FWは仲村慎祐選手、BKは阪本圭輔選手でした。

阪本選手は「実は合宿直前の練習で鼻を骨折しまして・・・。すぐ手術して合宿に行きました。実は今、鼻が少し高くなってるんですよ。誰がプチ整形や!笑」・・・というノリツッコミはさておき、そんな中志願をして合宿に参加した阪本選手は「本当にチャンスだと思ってるんで、今。試合に出るために頑張ります。(MVPを穫ったことを)ナリさん(成田秀悦選手)もすごく喜んでくれて。何回もおめでとうって言ってくれました。飲み過ぎて少し酔ってたのかもしれないですけど(笑)。」
 
そばで話を聞いていた成田選手は
「(入社して3年)まだトップリーグに出てないじゃないですか。(同期の)曽我部(佳憲/現ヤマハ発動機ジュビロ)と重なっちゃって・・・。曽我部のめっちゃ辛い時期を近くで見てて、プレースタイルも外から見てると似てるんですよ。だからめちゃくちゃ嬉しくて。」
 
冗談を交えながら明るく話す阪本選手ですが、なかなか公式戦に出られない中で悔しくないわけはないはず。このチャンスを生かして、今シーズンこそ公式戦デビューを果たしてほしいと思います。

もう一人のMVP・仲村選手は「(神戸製鋼戦は)みんながみんなではないと思うんですけど、試合前に変な自信があって。自信満々な訳じゃないんですけど、「今まで練習でやってきたことを出せば勝てるはずだ」みたいな気持ちが、少なくとも僕はあったんですね。 セットプレー(スクラムやラインアウト)は悪くはなかったんですけど、ゲームがあれだけ崩れてしまったのは体をぶつけ合うブレイクダウンの部分で流れを持って行かれてしまったからじゃないかと・・・。(今までやってきた)技術面だけを信じるのではなくて、ホンダ戦で勝てたのは、まだまだ足りないですけど、みんなの気持ちが入った試合が出来たからだと思います。」
 
今年は再びプロップに戻って、スクラムの最前線でプレーしている仲村選手。シーズン始めにプロップとして、久々に組んだスクラム練習の後は、今まで痛くなったことがない箇所が筋肉痛になったとか。
 
合宿でMVPを穫ったことに関しては
「自信なんてものは無くて、選ばれるとも思ってなかったので、すごくありがたいです。周りが心配してくれてるのは分かるんですよ、すごく声掛けてくれるんで。スクラムが良かったと言っていただいたんですが、スクラムも1人で組むものじゃないので、みんなのおかげで戴いたものだと思っています。」
 
「みんなが声を掛けてくれる」とフォワード1人1人の名前を出しながら話してくれた、優しい人柄の仲村選手。公式戦出場は1年めのトップリーグまで遡ります。久し振りにファーストジャージを着てグラウンドに立つ仲村選手を、今年はぜひ見たいです。
 
 
網走合宿が終わると、開幕前の恒例となっている東芝ブレイブルーパスとのプレシーズンマッチまで、もうまもなく。今年は8月21日(金)18時より、東芝府中事業所のグラウンドで行われます。これまでなかなか出場機会のなかった若手選手たちの頑張りを見に、夕涼みがてら是非観戦にいらしてくださいね。この日は生ビールの販売やグッズの販売なども行うそうですよ!

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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