SMILECAFE

スマイルカフェ

初心者も楽しめるラグビーコラム

2015年7月31日

364

『今年も今更ながら・・新スタッフのご紹介』

こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
 
暑い日が続いていますが、みなさん夏バテなどされていませんか?
サンゴリアスは春シーズンのトレーニングマッチを4戦全勝で終え、これから網走合宿へと入るラグビー漬けの日々を送っています。もちろん、社員選手は日中は会社の業務があるので、15時までの仕事を終えてからグラウンドに集まってきます。
 
今年の新加入選手の顔ぶれはDay354でご紹介しましたが、現場のスタッフ陣にも3名の新しい顔が加わりました。
今年も今更ながらなのですが、ご紹介させていただきたいと思います!

1人目は須藤惇(すどう じゅん)アナリスト。
菅平合宿では(もはや恒例の?)クレーンに乗って練習の撮影を行っていましたが、昨年のテツ(伊藤哲章コーチアシスタント)よりも怖がっていなかったような・・・(笑)。

そして、須藤アナリストのもうひとつの顔がレフェリー。
先日行われたキヤノンイーグルスとの合同練習でもレフェリーを務めていました。
「トップリーグのレベルが上がっている中で、レフェリーとしても良いゲームが作れれば、トップリーグがすごく良いリーグになるし、そうなれば日本代表も良くなっていくと思うんです。」

 
大学時代から二足のわらじを履いていたという須藤アナリスト。
分析の仕事も、レフェリー(目標はレフェリーでワールドカップ出場!)としての実績も両方積んで、日本ラグビーに貢献していきたいそうです。
「アナリストとしてスポーツの現場で働いている人間として、選手だけじゃなくてスタッフとしても生きる道があるんだよっていうことを今の学生たちに知ってほしいと思っています。
日本ってまだなかなかスポーツで食べて行くって少ないと思うんですが、僕自身がそういう価値があるスタッフになれればサンゴリアスにも返せると思うし、サンゴリアスに返せれば日本のスポーツ界にも貢献できると思っています」

2人目は沼田幹雄(ぬまた みきお)S&Cコーチ。
これまではアメリカンフットボールの現場が多かったという沼田さん。
「初めてラグビーの現場に来てみて「体をぶつけ合うスポーツということで、ストレングス(筋力、パワー、スピードなど)が重要視されているスポーツだと感じました。
日本のスポーツ界を考えてもラグビーってチームもしっかりしていますし、これまでのストレングスの領域を超越していると感じました。
やらなければいけないことがすごく多いですね。重要視されている分、スキル(技術)コーチだったりトレーナーとも繋がっているところもあったりして、コンディショニングとかリカバリーのことを考えても、ラグビーって日本のスポーツの中でも先端を行っているスポーツだと思います。」

「今シーズンはラグビーに関してはまだ知らないことがほとんどだと思うんですが、これまでの自分の様々な経験を活かしながら、でも変に飾ることなく、チームに新しい風を吹かせることが出来ればと思っています。」

そして3人目は、4年振りにサンゴリアスに帰ってきた、山岡俊(やまおか たかし)フォワードアシスタントコーチ。
「3年間は完全に外から見ていました。(選手として)いた時とも違うし、他のチームも強くなって来ている中で、スケジュールもそうですが、みんなキツい中でやっていると思います。ただ、結果が出ていないので・・・、さらにそこはキツくやらないといけないだろうし、チームとしても足りないところはあるだろうし、今は前よりも厳しくなっている中でチャレンジしている時期かなというのはありますね。
直弥さんから「1年離れるとだいぶ変わるよ」とは聞いていたんですが、自分の感覚で「こうかな」と思っていても1つも2つも先に行っていたりするし、もちろん変わらないこともあるんですが、自分も勉強しながらなので、やっぱ難しいですね。」

「昨シーズンの日本選手権で決勝まで行ったとはいえ、負けたというのが事実なので・・・。フォワードは特に前に出て表現するポジションだし、体をぶつけるスクラムだったり、ブレイクダウンもそうすけど、1つ1つ勝っていかないと・・・、いかんせん負けてますから。選手はファイトする、スタッフがそれをサポートする。その積み重ねを見てもらえればと思います。」
 
 
現役時代一緒にプレーした竹本隼太郎選手に、山岡アシスタントコーチについて聞いてみると
「現役時代に感じたのは、若手の僕らよりもしっかり黙々とウエイトトレーニングをやったり、ウエイト器具の片付けとかもしっかりやって、きちんと態度で示していましたね。
今は気軽にプレーの話とかも聞けますし、選手とコーチの間に立ってコミュニケーションを円滑にしてくれています」とのことでした。
 
 
厳しい練習を重ねる選手たちはもちろん、それをサポートするスタッフも、それぞれ熱い気持ちを持って日々ハードワークをこなしていて、本当に尊敬します。
 
山岡アシスタントコーチが何度も繰り返した「負けてますから」という言葉。
現役時代、勝っていた時期も負けていた時期も知っている山岡コーチの言葉だけに、とても重みを感じ、勝つか負けるかの厳しい世界だということを改めて気づかされました。
 
ぜひ、選手だけでなくスタッフの頑張りにも注目しながら、今シーズンのサンゴリアスを見守ってくださいね。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

一覧へ