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初心者も楽しめるラグビーコラム

2013年11月15日

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『日本代表欧州遠征』

こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
 
現在、ラグビー日本代表はヨーロッパに遠征中ですが、その初戦となった11月9日のスコットランド代表戦と遠征2戦目、11月12日のグロスター戦を取材してきました。
今回は、番外編として試合以外の様子をご紹介します。

スコットランド代表戦はイギリス北部のスコットランド・エジンバラで行われました。エジンバラはとてもきれいな街並みだと聞いて楽しみにしていました。実際に訪れてみて、歴史のある建造物が多く、聞いていた通りのとても美しい街でした。

試合当日。街中からスコットランドの民族衣装を身にまとったサポーターが意気揚々とスタジアムへ向かいます。

日の丸を持った方もいらっしゃいましたよ。

試合前は結構な雨が降ったのですが、そこはいかにもイギリスらしくすぐに晴れ間がのぞき、虹が。滞在中、雨の後は結構な確率で虹を見ることが出来ました。

スタンド横の通路にバグタイプを持った方たちが。何をしているのかと思ったら・・

なんと、バグパイプを演奏しながらスタジアムに到着した選手バスの先導を始めたのです!ホスピタリティー溢れるこの雰囲気・・・なんだか感動してしまいました。

この試合には32,640人の観衆が詰めかけました。セレモニー時のスコットランドの国民的愛唱歌「フラワー・オブ・スコットランド」の大合唱・・このアウェーの雰囲気の中で、勝つことは至難の技だと感じざるを得ませんでした。

試合前に降った雨のせいもあり、グラウンドはすぐに芝がめくれあがってしまっていました。試合中にも関わらず芝を直すグラウンドキーパーの人たち。

試合は皆さんご存知の通り、途中1点差まで追い詰めるも終盤突き離され、残念ながら金星を挙げることはできませんでした。試合後、唇をかむ小野晃征選手。

観客の声援を受けながら会場を後にする真壁伸弥選手。
 
 
スコットランド戦から中2日でのグロスター戦。ここは、地元ファンがとても熱狂的らしく、アウェーのチームがトライを決めると、ビールが飛んでくることもあるのだとか。笑

会場全体の雰囲気はとても温かく、ヨーロッパラグビーの環境の懐の深さを感じました。

選手と観客の距離もとても近い!後半に向けて、ピッチへ向かう選手たち。
 
 
グロスター戦が終わった直後、真壁選手の目には光るものが。「相当気持ち入れたんですけどね・・・」と、本当に悔しそうに話していました。
 
試合の結果は残念でしたが、選手たちにとっては2年後、ここイギリスで行われるワールドカップに向けた貴重な経験になったはずです。
 
日本代表の遠征はまだまだ続きます。引き続き、日本代表で活躍するサンゴリアスメンバーの活躍にもご注目くださいね。

サンゴリアスオフィシャルカメラマン 長尾亜紀

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