2013年9月13日
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『2013-2014トップリーグ開幕!』
こんにちは!カメラマンの長尾亜紀です。
サンゴリアス、トップリーグ開幕2連勝!嬉しいですね!
昨季はシーズンが深まるにつれ、若手メンバーが台頭してきましたが、今年は開幕戦からサンゴリアス初キャップを掴み取った選手たちがいます。
一人目は、3年目で公式戦初出場、しかも開幕戦スタメンの長野直樹選手。
試合前のウォーミングアップの時も、会場に入場する時も緊張しなかったそうですが、キックオフの瞬間の歓声にはとても驚くと同時に、そこから最初にボールを持つまでは緊張していたそうです。
俊足の長野選手がボールを持つたびに、会場からは大歓声が沸き起こりました!
もう一人はルーキーながら、開幕戦でトップリーグデビューを果たした石原慎太郎選手。
ベンチでその時を待つ石原選手。観客席から同期の選手たちが「慎太郎〜!」と大声で叫んでいたそうですが、本人は全く気付かず。私の位置からは平常心のように見えましたが、この時も周りから驚かれるほど緊張で汗びっしょりだったそう。
石原選手は「開幕戦の前夜は、緊張であまり寝ることができませんでした。試合に出られたことは素直に嬉しいですけど、次は短い出場時間でも、しっかりとした自分のプレーを試合で出せるように、練習から頑張っていきます!」
ちなみに石原選手から話を聞いていると、隣に座っていた同期の二人と一緒にこんなやりとりを・・
阪本圭輔選手「開幕戦でトップリーグデビューを果たした感想は?」
塚本健太選手「えっとですね・・・」
石原選手「お前が答えるんかい!!」
この試合ではもう一人、韓国代表ではキャプテンを務めるパク・スンチェ選手もトップリーグデビューを飾りました。
開幕2戦目のトヨタ自動車戦では、長野選手と同じく3年目の竹本竜太郎選手が2トライを奪い、自身初のマン・オブ・ザ・マッチに輝く大活躍。
竜太郎選手は「チームのメンバーとコミュニケーションをとって、連携すれば必ずチャンスは出てくると思います。出場するチャンスがあれば、しっかり自分の持ち味のハードワークと、フィジカルな部分で挑戦していきたいです」
普段から仲のいい二人。竜太郎選手が2本目のトライを決めた時、真っ先に抱きついたのは長野選手でした。
長野選手はこの2試合を振り返って「開幕戦は初キャップで、さらにスタメンで一番年下ということで、少し心細かったです(笑)。2試合目のトヨタ戦は、逆サイドに同期の竜太郎がいたので、頼もしかったです。これからも一緒に出る機会があれば、切磋琢磨して頑張っていきたいです」
おまけカット。ある日のウエイトルームにて、自身の記録を更新した直後の長野選手。こんなキャラですが、今後もご注目ください。笑
そんな若い選手たちの頑張りが光る中、久しぶりに公式戦に出場した選手がいます。
今年7年目を迎えた成田秀悦選手。約1年7ヶ月振りのトップリーグの試合で、交替早々相手ディフェンス3人をかわしてトライを決めました。
成田選手は「久々の試合で、楽しさよりも緊張の方が大きかったです。去年と比べて体重が3kg増えて、パワーアップしたところを見せられて良かったです(笑)。今年は、速さだけじゃなく、強さにもこだわってプレーします」
体を大きくしたことで、相手と当たった時の感覚が以前と全く違い、パワーがついたことが実感できているそうです。
これまでの悔しい思いを経て出場した公式戦、初めて掴んだトップリーグの舞台・・・様々な想いを抱いて選手たちは試合に、日々のトレーニングに挑んでいるんですね。
まだシーズンは始まったばかり。
1試合1試合に懸ける想いを感じ取りながら、私も撮影に臨みたいと思います。