2013年6月14日
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『ルーキーの素顔#2山田亮介選手~ラグビーに一途で~』
こんにちは、瀧川恵です。
ルーキーの素顔をご紹介する企画、第2弾は山田亮介選手。
182cm、105kg、慶応大学出身、ポジションはプロップです。
「ラグビーも社会人生活も始まったばかり・・・まだ要領が悪くて苦労しています」
前回の中靏選手と同じく“人見知りな性格”らしいのですが、まずは始まったばかりの社会人生活のことを聞いてみました。
質問すると、「私は・・・」と話し始めた山田選手、体育会出身らしい律儀な一面がうかがえます。
朝練がある日の一日のスケジュールを聞いてみると・・・
5:00 起床
5:40 クラブハウス到着
6:00 朝練開始
9:00 横浜支店に出社
10:00~15:00 先輩に同行して外回り
17:00 全体練習
20:30 夕食
22:00 帰宅
ハードなスケジュールですよね。
営業の仕事もゼロからのスタートなので、先輩に同行して猛勉強中の毎日。
仕事が終わるとハードな練習をこなし、帰宅するのは22:00ごろ。
会社から出たレポートや課題を作成しなければならない日もあり、時間の管理に苦労しているそうです。
「時間の管理がすごく大変だなと思います。まだ、仕事や練習のペースに慣れていないので、時間をうまくコントロール出来ていないんです。要領よく出来ないので、苦労していますね。ペースをつかめれば、もっと効率的にいろいろ工夫出来ると思うんですが・・・。」
それでも、チャレンジしてみたい気持ちから選んだ厳しい道。
「サンゴリアスの練習には大学時代に何度か参加させてもらったのですが、1回1回成長出来る自分がいたんです。だから、チャレンジしてみたかった。毎日キツイけど、成長している実感があるので、楽しいです。」
「一人部屋になったので、新たな趣味ができました」
練習が休みの日はラグビー部の同期と食事に行くことが多いのですが、一つ新たな趣味ができたそうです。
学生時代の寮暮らしは一人部屋ではなかったのですが、社会人になって一人部屋になったので、休日に家具を見に行ったりするのが好きなのだとか。
過ごしやすい環境を作って、オフには心身ともにしっかりとリラックスするんですね。
「“一途な性格”だから、ラグビーにはまったのかな」
プロップといえば、スクラムの最前列として、体力的にもキツイし、一番痛いポジション。
大学時代はNO.8やロックも経験してきたそうですが、ここまでラグビーを続けて来られたのは、何が魅力だったのでしょうか。
「ラグビー好きの父の影響で小学1年生のときにラグビーを始めたんですが、最初は嫌で泣きながらスクールに通っていました。でも、活躍する姿を見て両親が喜んでくれるのがうれしかった。それに、すごくいい仲間に出会えたんです。一人でやるスポーツだったら、絶対にここまで続けて来られませんでした。」
そして、もう一つ続けて来られた理由が・・・。
「僕、器用じゃないんです。いろんなことをうまく出来るタイプじゃないんですよ。本当に好きなことに夢中になると、周りが見えなくなる。それがラグビーだったんですよね。今までラグビー以外にはまったものってないのかも・・・。他にはまるものがあったら、そっちに行っちゃっていたかもしれませんね。」
山田選手のラグビーへの“一途さ”を打ち破るものは他になかったんですね。
自分で選んだこの道と相思相愛になるために、先輩たちの背中を見ながらこちらも勉強の毎日。
「サンゴリアスでやると決めたからには、まずはラグビーをがんばって、早く試合に出られる選手になりたい。僕はスーパースターな選手じゃないので、地道にやっていきます。まずは、体作りをしっかりしたいです。
社会人としてもラグビー選手としても、まだ始まったばかり。
数か月後、伸び盛りの1年生がどんな進化を見せてくれるのかも、楽しみですね。