2012年8月16日
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『3つの質問その3』
みなさん、こんにちは。瀧川恵です。
トップリーグ2012-2013開幕まで1か月を切り、トレーニングの厳しさもピークを迎えている選手たちに3つの質問をぶつけるこのシリーズ。
最後は小野澤宏時選手です。
入団13年目、34歳となってなお、チームトップクラスのフィットネスを誇る小野澤選手。
実は私、同い年なので、兼ねてからよく取材をさせてもらっていました。
日本代表でもレギュラーとして活躍を続けられる、その強さの秘密はどこにあるのでしょうか。
“正直キツイ・・・けど、34歳でもまだ伸びる!”
<Question1:今、一番力を入れて取り組んでいることは?>
<Answer>
「エアロビクス系」=「有酸素系」の能力を高めようと・・・。(さらに向上させようとしているのですか?)やはり、サンゴリアスのラグビーには欠かせない、「しっかりと走る」ことを自分なりに高めていこうとしています。チームのトレーニング以外にエクストラで準備するのは、正直キツイ・・・でも、もう伸びシロがないと思ったらつらいので、まだまだ伸びる!と思ってやっています。
<Question 2:厳しい練習の息抜きは?>
<Answer>
大好きな自転車を“見ること”。シーズン前のこの時期は、トレーニングがキツイので、乗る気にはなりませんが、自転車を見るのは楽しい。先日までやっていたツール・ド・フランスのCS放送でもゲストとしてスタジオ出演してきました。ラグビーの解説はやったことないのにね(笑)。
<Question 3:開幕戦を迎える自分へ>
<Answer>
今季、13年目。干支も1周しちゃいましたよ。とにかく、ピッチに立っている自分に「がんばれ!」と言いたい。毎日のトレーニングもきついし、最近は目の前のやるべきことを1つ1つこなしていくような、あまり長い目で先を見ることをしないですね。開幕戦まで約1か月(インタビュー時)ですが、けっこう先のことのように思えます。「きっと、できる!」って自分に言い聞かせていると思います。
取材した日に行われていたバックスのスピード強化のトレーニングでは、パフォーマンスの良い見本の1人として新田コーチに指名されていました。
30歳を超えた頃は、“ベテラン”と呼ばれることがまだまだしっくりと来ない感じだったのですが、いつの間にかその言葉を自負し、納得し、自分の身体と向き合っています。年齢を重ねたからこそ、自分に必要なトレーニングを見極め、さらなる自分の可能性を信じ、もっともっと・・・と自分を追い込めるのです。
ますます強まる向上心と、自分に課すトレーニングの量がそのまま小野澤選手の力となっているのは確実。トップリーグの開幕が待ち遠しいです!