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初心者も楽しめるラグビーコラム

2011年1月21日

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『できたら勝てる!』

東芝にリベンジする時がやってきました。トップリーグフレーオフトーナメント1回戦。トーナメントですから勝ち進めばトップリーグ優勝です。
 
その大事な第1戦の相手は東芝。2週間前、東芝の前に敗れてしまった我らがサントリーサンゴリアス。でも、「今度は絶対勝つでしょう!」という雰囲気がチームの中にあるという話を聞きました。そういう雰囲気って大事だと思うんです。しかもその自信は根拠に基づいています。どんな根拠かと言うと、そうです、今年やってきたこと。厳しいトレーニングに耐えてきたこと。そして進化していること。
 
そのトレーニングを支えてきたS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチ3人に話を聞きました。

左から新田さん、JP、若井さん

若井さん曰く、サントリーは一番強度の高いトレーニングをしてきた、これは日本一どころか世界のチームを探してもこんなチームはないだろうということです。強度というのは、トレーニングの量のことではありません。例えば「走る」のも、長くゆっくりではなく、速いスピードで。ゲーム方式の練習でも本番さながらの心拍数の近い練習を。そういうことなんです。
「見どころは、サントリーの選手は膝をついて頭を下げるような姿を見せないところ!」
そうです。今シーズン、みなさん何度も「サントリーの選手はバテないなぁ」と思いませんでしたか?
 
新田さんは、
「前回の負けは、負けはしたけれどショックはないですし、次は勝つということでネガティブではなく、でも気負ってもいないし、静かなる自信みたいなものがチームにあります。サントリーはタフになったと見てわかるような試合をしてほしいし、見せられると思います。」
とおっしゃっていました。とにかく今年はトレーニングというものにチーム全体として時間を割いたこと、そういったマネージメントができていることが大きかったということです。
 
そしてエディーさんが信頼してサンゴリアスに呼んだJPは
「18年間ラグビーチームを見てきて、これだけフィジカル面で変わったチームはない!劇的に変わった。でもまだまだ改善はできる。東芝はリスペクトできる素晴らしいチームだけれどベストパフォーマンスを出せば勝てる。フォワードがフィジカルに戦うこと、それが勝つためのポイントだ。」
とおっしゃっていました。
 
なるほど~!

エディ監督も「勝てる!」とにっこりと断言していました。
 
そしてK介さんの言葉も印象的でした。
「ビッグゲームになると自分たちのラグビーをやった方が勝つもんだから!出来たら勝てるよ!」
アグレッシングアタッキングラグビーに期待しましょう。みなさん応援よろしくお願いします。
 
この日はランチ中の山岡選手を見てエディさんが
「今、ヤマはいいね~。24歳くらいにいいね~。」
とおっしゃっていました。10歳若いなんて素晴らしい。唯一の同い年プレーヤー山岡選手です。

フリーアナウンサー 青木 真麻

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