2010年10月22日
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『12番と13番の違いは・・・』
まずは2試合連続マン・オブ・ザ・マッチのトッド・クレバー選手のおちゃめな笑顔を!
お箸にも慣れてきた様子です
本当に陽気なトッドです。
さて、今回のスマイルカフェ、お勉強するポジションの違いは12番と13番。1番と3番の違いはトリでお願いしますと某広報さんからお達しがありました。
よくポジションを表す図にはスマイルカフェDay10でもそうなのですが、12番と13番はセンターということで左右対称の表記されがち。ですから、役割も同じなのかとラグビー初心者は思ってしまいますが、全然違うのがこの12番と13番!
11番と14番はわりと役割は似ていますが、12と13はまるで違うのです。
今回は引き続きK介さんに聞いたほか、日本代表でもずっと13番レギュラーの平 浩二(たいらこうじ)選手、そして最近12番にもチャレンジしている野村 直矢(のむらなおや)選手、13番の経験もある有賀 剛(あるがごう)選手に話を聞きました。
みんなの話をまとめて簡単に役割を説明すると・・・
12番はスタンドオフ(10番)に近い役割。10番のスキル(パスがうまくて、起点になれる)を持っていながらも体が強い。それでいて10番をリードできる。
13番はウィングに近い役割。スピードがありランナー的要素が強い。そして当たりにも強い。
ということです。
12にボールが来たら、どこにパスするか見てみてください。12が起点となり、たとえば13に渡って走って突進してウィングに渡す、そんなプレーがあったりするわけです。
なんとなくイメージつきますか?
平選手です。
試合で相手の指が目に入り真っ青に・・・
「JAPANでもサンゴリアスでも『前に出ろ!それだけがおまえの長所だ』と言われます。」だそうです。確かに平選手はタックルも強いですしあんなに体が大きいのに走るのも速い!
そんな平選手からスマイルカフェのお客様にメッセージです。
「こうやっていろんな違いがわかってくるとさらに楽しいと思うのでぜひ観戦してください!」
続いて野村選手です。
ノムは10番、司令塔とも言われるスタンドオフとしてのプレーが多かったのですが最近はサテライトで12番をやっています。10番と12番の役割が近いからこそ、そういうチャレンジができるのです。
「10も12も楽しいっす。両方好きっす。」
と言うノム、やはり「試合を作る」というところは似ていると言います。ただやはり12の方がコンタクト(体が当たること)が多いそうですよ。10と12の両方を経験している選手の意見としては「10番を支えるのは12番だし、12番がリードしてくれたら10番はラクになります。」ということでした。
スマイルカフェのお客様には・・・
「スピリッツ!」
だそうです。
有賀選手の話はまたさらに深い話でしたので、あらためて書きたいと思います。
今週末は前半戦の最後の試合になりますね。たくさんの声援を送ってくださいね!新たに12番と13番にも注目してみてください。