2010年10月 1日
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『11番と14番の違いわかりますか?』
応援メッセージを送ろう!にはファンの皆さんからの叱咤激励が多く寄せられていますね。本当にあとは全勝してほしいと願うばかりです。
スマイルカフェが始まって5シーズン目になりますが、今年はエディ監督になって戦術も変わればメンバーの入れ替えもあるわけでして、(といってもラグビーはケガが付きものですからメンバーが入れ替わらないことはありませんが)、第1節のを見てみなさん「え?小野澤選手が15番?」と驚きませんでしたか?
不動のフルバックだった有賀選手が手術明けで出場できなかったり、以前は小野澤選手もフルバックを経験していたという意味では驚きではないのかもしれませんが、ここ何年かは小野澤選手と言えば左ウィングの11番。(ラグビー初心者の方、ポジションと背番号についてはぜひDay10をご覧くださいね!)
なんだか不思議な気がしたのですが、それよりも気になったのが、「○○は14しかできないだろ~」なんていうチーム内での会話。
そう、同じウィングなのに11が出来て14は出来ない、とか14は出来て11は出来るとか、これっていったいどういうことなの?という疑問。
1番と3番も全然違うと言いますし、4と5、6と7、12と13も違うと言います。ということで、しばらくシリーズ化してこの違いを追及していきます。
もっぱらプロップマガジンがなくなってしまった今、「まずは1番と3番からだろう」というプロップの方々からの声があるようなのですが、最初に疑問に思ったきっかけの会話が11と14だったもので、すみません。
で、早速バックスのコーチであるK介さん(沢木コーチ)のもとへ。
K介さん「え?全然違うよ。」
私「わかりやすく言うと何が違うんですか?」
K介さん「まずは、ボールを右で持つ人、左で持つ人。ザワ(小野澤選手)は左で持つでしょ。」
左で持つということは、右手があくわけでして、単純に左から相手が来るよりも右から来る方がその右手でハンドオフ(相手をかわしていくこと)できるので左サイドを走った方がいいのです。
K介さん「あと利き足ね。ウィングは外に逃げていく方がいいから、左右どっちに逃げるのが得意かで違うし、右からくるボールを取るのが得意か、左からくるボールを取るのが得意かでも違うし、基本的には・・・・ん~、いろいろ!あ。キックもあるんだけどね。どっちに蹴れるかっていう。うちの小野澤くんはどっちも蹴れないけどね。」
私「そんなこと書けないんですけど。」
K介さん「いやいや書いて。」
と日本代表プレーヤーをつかまえてそんな発言をする、やはり元日本代表プレーヤーだったK介さん。
K介さん「あとは左側のスクラムだとディフェンスでスクラムハーフがつかないとかいろいろあるけど、スマイルカフェ的にはこのくらいでいいでしょう。」
私「そうですねぇ。もっと詳しく知りたい人は直接聞いてこいってことでいいですか?」
K介さん「それは困る!!!」
私「じゃあ、11はザワということですけれど、両方出来る選手は誰ですか?」
K介さん「賢二、賢二(宮本選手)!あと北條。それから14がいいのはヤス(長友選手)とナリ(成田選手)」
ということでした。
K介さん、どうもありがとうございました。ということで次回はその選手たちに聞いたお話です。
ところで、今週は河川敷での練習ですが、全体の練習が終わってもみんなクラブハウスに戻って個々にトレーニングをしています。唯一同い年である山岡選手もボクシングの様なトレーニングを。「撮らんでいい」と言っていましたが、やはり同い年は応援したくなるものです。
若井コーチ(右)と山岡選手
それでは土曜日秩父宮で勝利を見届けましょう!