2007年1月17日
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『なるべく通りたくない道ですが・・・』
トップリーグ最終節、サンゴリアスは快勝でしたね。この勢いでプレーオフ、きっちり制してほしいですね!!
さて、今回スマイルカフェを訪れてくれたのは若井 正樹(わかいまさき)コンディショニングコーチです。
若井コーチはオーストラリアで10年間スポーツ科学を勉強され、ブランディーズというチームでコンディショニングスタッフとして活動された経験の持ち主です。ご自身もラグビー経験があるんですよ。
若井コーチをグラウンドでみかけるときは、まわりの選手の表情は楽しそうか辛そうかのどちらか。
まず楽しそうなときは、リカバリーメニューで和気藹々としているとき。先日、ラジオの取材班でお邪魔したときにも、若井コーチが次はこういうメニューでと指示すると、「えー。それつまんないよー!」などとかなりフレンドリーな会話が見られました。でも結局みんな楽しそうにメニューをこなすのですけれどね。
辛そうなときというのは、選手がケガのリハビリに励んでいるときです。
なるべく通りたくない道だとは思いますが、試合でも練習でも常にケガと隣り合わせのスポーツなだけに、残念ながら誰かしら必ず若井コーチとリハビリをしているんですよね・・・
サンゴリアスのコンディショニングコーチ1年目の若井コーチ、チームの印象は
「サンゴリアスの魅力は明るいところ!」
とおっしゃいます。また選手がみんないい意味でフレンドリーだし、みんなが熱心、そしてプロフェッショナルだなと感じるそうです。チームが楽しそうで雰囲気がいいから逆に厳しいメニューを与えられるのかもということでした!
これは昨年6月、林 仰(はやしたかし)選手がボクシングのような動きでリハビリしているところ。
こちらは8月、栗原 徹(くりはらとおる)選手。途中で腕立ても入るんです。大変そうでした。
ケガの回復は基本的には本人の努力次第。そこに自分が手助け、アドバイスをすることが仕事。でも、リハビリというのはストレスが溜まるもの。せっかくやるならなるべく楽しめる方がいいと、あれこれメニューを考えるそうですよ。
「自分がオーストリアでやってきたことの延長で仕事を持てて嬉しく思っています」
と若井コーチ。
ケガとの戦いが長い山下 大悟(やましただいご)選手や北条 純一(ほうじょうじゅんいち)選手はもちろんのこと、リハビリをしている選手みんなに頑張ってほしいと切実に思っている様子でした!
そんな若井コーチからスマイルカフェのお客様にメッセージです。
「選手、スタッフ一同みんなで頑張っているので残り少ない試合ですがみなさん会場に足を運んでくださいね!」
さて、サンゴリアスは現在合宿中ですが、年末の鹿児島合宿には東野 憲照(あずまののりあき)選手のご両親がいらっしゃっていたそうです。
以下、スピリッツオブサンゴリアスでもお馴染みの針谷和昌さんによるインタビューでのスマイルカフェin鹿児島です!!
母「今日一緒に来たのは憲照の妹の子供です。ノリちゃんを応援しに来ました。毎年(鹿児島)キャンプの時には来ていて、これで3年連続です。息子は、皆さん信じられないかも知れませんが、何も手がかからない子でした。名付け親は私の母なんですが、次男坊なので早く自立して欲しいという気持ちで名前をつけたようです」
父「きかん坊でしたが次男なんで要領がいいですね。名前に込めた思い通りに早く1人で飛び出して、高校からは別生活でした。ちょっと淋しかったですね」
母「上と下に兄妹がいましたから、お兄ちゃんが叱られるのをよく見ていて、賢くなったんですね。お兄ちゃんにいつもくっついてました」
父「私は野球を少しやっていましたが、息子には早くからラグビーか柔道をやりなさいと言っていました。要はトップになるためには、まず体力ですから。将来的に何をやるにしても、最後は体力勝負です。自分で何かするにしても、病気とかで体が悪くなったらできませんから、そのためにラグビーか柔道をということでした。今は肉離れしていますが、大学2年から怪我が続いていて、今シーズンはやっと腰痛も出なくて、清宮監督にも使ってもらったりしていて、楽しみが増えたなぁという感じです」
母「私はスポーツの経験は、テニスをやったくらいですね。今息子は宴会部長役を務めているそうですが、子供の頃はそういうところはなかったですね。長男はそういうキャラでしたけれど。親も知らない違う面がのぞけますね、今は」
父「いい娘がいたら、見合いさせようと思っています。私はここ鹿児島でカンタベリーショップを経営し、明治乳業の販売店をやっています。息子のチームにはいい監督と、番長みたな(長谷川慎)お手本の選手がいますから、ぜひ追いついて1回くらいはカンタベリーのジャージ(日本代表)を着て欲しいですね」
母「いい仲間に恵まれていますので、そういう状態が長く続いてくれるといいですね。怪我は好きなことをやってるんですからしょうがないと思います。息子は毎年5月のシーズンオフに年1回帰ってきます」
左から父・東野明さん、甥っ子のしょうご君(3歳)、すみひろ君(6歳)、母・真由美さん
東野選手のお父様、お母様、ご協力ありがとうございました!