2006年12月21日

『花園の思い出＆クリスマスパーティーご報告』

トップリーグも熱いですし、大学ラグビーも熱いですし、そして高校ラグビー、花園のシーズンもやってきましたね。サンゴリアスの選手も花園出場経験者が大勢！

そんなわけで、高校時代3度の花園出場、報徳学園高校出身・サンゴリアスの熱いオトコ、田中　澄憲（たなかきよのり）選手がスマイルカフェに来てくれましたよ！

ズバリ花園の思い出を聞くと
「あのね、実はあんまりいい思い出はないんだよね～」
と田中選手。
1年生の時はメンバー外だったから試合に出られたらいいなという思いで行った花園。
2年生の時は初めて出たことで満足してしまった花園。
3年生の時は近畿大会で準優勝して西のAシードに選ばれ目指すは優勝。ところがベスト16で終わってしまったために悔しかった花園。花園でお正月を迎えるのが高校生にとっては夢の一つ。ベスト16に残らなければ花園でお正月を迎えることはできません。せっかく花園でお正月を迎えることはできたものの、残念ながらその日に去ることになってしまったそうです。元旦試合前には初詣にも行ったそうですよ。

なるほど。頂点を目指す者にとってはそれが叶わなければいい思い出にはならないんですね。さすが熱いキヨさんです。

でもキヨさん、きっと感動した思い出もあるはず！
「最初行ったときロッカールームに感動した！ひとりひとりにロッカーがあってお風呂もあるし！」
これは意外。グラウンドではなくてロッカールーム。それまでの予選会場はそういった施設が整っていないので、「これが花園か～」とロッカールームで感動したそうです。
いろいろ思い出しているうちに熱い高校時代が蘇ってきたキヨさん。

「高校生って熱いよね。自分でも熱かったと思う。普通、彼女が欲しいとか遊びたいとか思う年頃でしょ。俺、まったく思わなかった。ラグビーに偏りすぎてるんじゃない？っていうくらい！」
だそうです。今でも熱いキヨさんが振り返って熱かったと思うのですから、きっとすごかったのでしょう！

社会人になっても花園の試合を見ると何か感じるものってありますか？と聞くと
「花園もいいけど、甲子園もいいよね～。苫小牧の田中くんはよかったな～。あー、でも花園もやっぱりこみ上げてくるものあるよね。必死にディフェンスしているところとか、自分もあんなんだったんだろうな～ってね。」
今のキヨさんもすごいですけれどね～。すると、突然思い出したようです。
「そうそう！そういえば、試合に出られないメンバーからメッセージを書いてもらった紙をお守りに入れて、それをして試合に出てた！」
やっぱり涙ものの思い出がありましたね。
「そういう泣かせるようなことって結構あるんだよ。短パンにメッセージ書くとか。白い短パンだといろいろ書き込めるから。隆道とかそうだと思うよ。」

なんとそこへちょうど啓光学園高校出身・佐々木　隆道（ささきたかみち）選手が。

田中選手と佐々木選手

「書いてましたよ。出られないメンバーの名前をマジックで腕に書いたり、白パンツには『紅蓮（ぐれん）』って書くんです。意味は、見た目は燃えるように華やかな紅い蓮のように、体は熱いけど心は冷静にってことです。」
お～！やっぱり熱いエピソードが出てきましたねぇ。ちなみに、花園でHAKAを踊った佐々木選手、「そのときはノリノリで恥ずかしくなかったけど、今思うとめっちゃ恥ずかしい」という思い出もあるようです。

さて、田中　澄憲選手からスマイルカフェのお客様にメッセージです。