トップリーグ後半戦、サンゴリアスは見事に連勝！このまま優勝を目指して走り続けてくれるといいですね！

さて、今回のスマイルカフェは「どうして監督は観客席から見るの？」をテーマに清宮　克幸（きよみやかつゆき）監督にいらしていただきました。
ラグビーをずっと見ている人にとっては違和感のないことかもしれませんが、ラグビー初心者にとっては監督がグラウンドにいない競技ってちょっと不思議な気がしませんか？試合中、テレビで映し出される監督は観客席の中。どうしてなんでしょう？？

ずばり聞きました。すると
「まずは、見やすいから。これは現実的な理由ね。」
それから
「ラグビーはグラウンドでは選手たちがすべて決断するスポーツだから！」
ということでした。
昔はハーフタイムももっと短くて、本当にすべての決断を選手のみでしていたそうです。

今はハームタイムには監督はロッカールームまで行き作戦や指示をするそうです。
「ハーフタイムで試合の流れが大きく変えられる指示を与えられるかが監督の当日の大きな仕事！」
では、前半ものすごくリードしていたとしたらどんな指示を与えるのでしょう？
「もし前半、非の打ち所のないすごくいい試合だったとしたら、課題を与えるのも仕事。」
だそうです。

でも、もし監督の思うようないい試合じゃなかったら、イライラしたりもっと近くで指示を出したくならないのでしょうか？
「上から見るから我慢できるんだよー。グラウンドに下りてしまったら頭にきていろんなこと言ってしまう（笑）。上にいなきゃいけない決まりがあるおかげでなんとかなってる！」
ということでした。

ラグビーはキャプテンシーを大事にしているスポーツだから試合ではキャプテンが監督としての役割を担うそうです。ちなみに、試合中の選手の交代は監督がトランシーバーでスタッフに伝え、スタッフが第3タッチジャッジに伝達するそうです。

また、試合前にはロッカールームでキャプテンが気合を入れメンバーに声をかけるのですが、「選手の聖域が必要」と考える清宮監督はその時には端の方でそっとしているそうです。

さてさて、ここで前回のスマイルカフェに続き中村　直人（なかむらなおと）コーチも登場ですよ！

現役時代、清宮監督と一緒にプレーをしていた中村コーチ。清宮キャプテンがリーダーとしてメンバーに声をかけるとき、ものすごくいいことを言うので直人さんは毎回泣いていたそうです！
「いかに泣かせるか！！」
そう監督はおっしゃっていました。きっと熱くてかっこいい世界だったんでしょうね。
ちなみに監督は現役の頃は試合の1時間ほど前、ウォーミングアップに出る前のロッカールーム、サロメチールのにおいと、スパイクの音、選手が無言で張り詰めた空気が何より好きな空間だったそうです。今は、当時と違ってそういう時間はなく、着替えも済ませバスで到着後すぐにウォーミングアップなのでこういう光景はないそうですよ。

話は戻りますが、監督は観客席で見ていますが、グラウンドレベルで試合を見る中村コーチ、どんな気持ちで試合を見るんですか？と聞くと
「へ・・・？」
と、きょとんとした顔つき。すると清宮監督がすかさず
「スクラムしか見てないから！」
中村コーチは
「選手と同じ気持ちでやってます・・・ん～、そんなことない。スクラム頑張れ～！！って思ってます。」
と言っていました！！

この日、クラブハウスの円卓で偶然、同じ髪型の二人が並んでいました。選手の座る位置は毎回違います。（Day2参照）
山下　大悟（やましただいご）選手と伊勢田　彬人（いせだあきと）選手。
私が、この二人の並びは貴重だと思い
「あ！せっかくだからスマイルカフェ載せます！」
とカメラを向けると
「ちょっと～、一緒にしないでくださいよ！この髪型で僕が最近うっとおしいと思っているのはクロちゃんとコイツですから！」
と山下選手。でも伊勢田選手はすごく嬉しそう。
「僕は逆にクロちゃんと大悟さんと同じで嬉しいんです♪」

カメラを向けたその瞬間、背後から番長・長谷川　慎（はせがわしん）選手がマジックで何やら伊勢田選手のおでこに・・・

というわけで「肉」マークの伊勢田選手と山下選手の記念写真。伊勢田選手は本当に嬉しかったみたいで「絶対焼き増ししてください」と言っていました。

最近、練習中のみんなの声がすごく大きいんですよ。トップリーグも再開し、気合が入っているように思います。写真はラインアウトの練習で一斉にジャンプしている様子。ちょっと面白かったので撮ってみました！