株式会社ロゴスコーポレーション
取締役副社長
柴田 晋吾 氏(写真左)
「子供が笑顔に」なることを目指す。
東京サントリーサンゴリアスのパートナー
柴田氏:弊社は、主にキャンプ用品の製造販売をしているメーカーです。
ターゲットは小学生ぐらいの子供を持つファミリーに向けてアウトドアをもっと広めようという想いで運営しています。キャンプって準備が大変、難しいというイメージがあるかもしれませんが、その難しさを取っ払うために、90秒で簡単に立てられるテントや、30秒で火起こしができる炭を作って販売しています。
また業界シェアNo.1の保冷剤「氷点下パック」シリーズを製造販売しており、これがとても冷たくてマイナス16度まで下がる保冷剤でして、バーベキューの時にキンキンのビールが飲みたいお父さんに大人気の商品となっています。主に卸と直営事業で展開しておりまして、ネットだとAmazonなど、専門店だとスポーツオーソリティやアルペンアウトドアーズなどに卸させていただいています。直営事業では、ロゴスショップという店舗を全国で40店舗ほど展開しており、ファミリー層の多いららぽーとやイオンモールなどに入っています。
これまでは一部のキャンパーからすると、テントは難しいのを立ててこそ本当のキャンプだとか、時間をかけて火を起こすのがキャンプの醍醐味だという方が多かったのですが、実際に弊社商品を販売してみると、90秒で簡単にできるからこそ「子供と一緒にテントを立てられる」という喜びや、火起こしに時間がかかるところを30秒でできるため、残りの時間を「家族でわいわい楽しく喋る時間に使えて嬉しい」などの声を頂いており、今では多くのファミリーの方々に喜んでいただいています。
我々は、キャンプというツールを通じてファミリーの絆を深めてほしいということをポリシーとしており、「子供が笑顔に」なるためだったら、いろいろなことにチャレンジしていこうという想いで活動しています。その子供たちが大人になった時に、またキャンプに行ってロゴスのアウトドア用品を見た時、お父さんと一緒に使っていたブランドだから安心できるねとなることを目指しています。
柴田氏:元々は同志社大学ラグビー部で同期だった平浩二から連絡があり、平がサンゴリアスのアカデミーコーチをしていたこともあって、何か一緒にできるといいねと話をしていたのがキッカケです。
ちょうどその頃、業界No.1である保冷剤「氷点下パック」シリーズは物を冷やすことに関しては有名ですが、この冷やす力を人にも展開できないかという課題が社内であがっていました。そこで、例えばスポーツのハーフタイムなどで、選手の体を冷やしてパフォーマンスをあげることに役立てられないかという話になり、サンゴリアスとのコラボ商品の開発や、パートナー契約の話が進んでいきました。
また併せて、弊社ではロゴスショップのアプリ会員が24万人いるのですが、その方々との交流を深めることができないかとも考えていました。
柴田氏:先ほど述べた通り、選手の体を冷やすサンゴリアスとのコラボ商品の開発・販売や、サンゴリアスのマッチデーパートナーとしてLOGOS MATCH DAYを開催し、芝生をひいてテントを立てて来場者の方々にくつろいでもらう場をつくったり、ロゴスショップアプリ会員に対してラグビー観戦に招待をして直接お客様とコミュニケーションできる機会を設けるなど、様々な取り組みなどを実施しました。
柴田氏:選手の体を冷やすサンゴリアスとのコラボ商品の開発・商品化までには、約1年ぐらいかかりましたね。まず人用の保冷剤サンプルをサンゴリアスに持って行ったところ、これだと選手が使いにくいと言われ、「サンゴリアスでは、ハーフタイムに大きいバスタオルを凍らして水につけて選手の体を冷やしている」とのことで、「それであれば、タオル形式にしてもっと使いやすいものをつくりましょう」と商品開発がスタートしました。練習試合のハーフタイムなどで何度も選手に試してもらいながら、段々とブラッシュアップしていき、ようやく完成・商品化することができました。
試合中やハーフタイムに選手の体を効果的に冷やすための全身タオル「氷点下リカバリー・クールボディタオル」として一般の方々にも販売を開始し、冷凍庫でも使える特別なタオル素材や専用保冷剤を開発し全て揃えると約7,000円ぐらいする商品のため当初不安はありましたが、サンゴリアスのネームバリューと共同開発をしたという信頼のおかげで、想定の3倍以上の売上となり大変反響がありました。初回のものも売り切れてしまったため、追加生産をしている状況です。
一番売れるのが夏休みで、スポーツ少年・少女など、子供の暑熱対策をしたい保護者の方々に多く購入いただいており、練習中や練習終わりなどのクールダウンに使っていただいています。タオルを広げると、ロゴスのロゴが目立つため、一人の子供が使い始めると「これ何?」とチームのみんなも使い始めるという好循環で、チームスポーツに広がっていると手応えを感じています。
商品が完成したタイミングで、サンゴリアスの選手に「氷点下リカバリー・クールボディタオル」を送ると、すぐに動画をとってSNSにアップいただいたおかげで、それを見たラグビーファン、ラグビースクールの子供たち・保護者が商品を買ってくれて売上が伸びました。またサンゴリアスの選手が使っている写真素材を、店頭で流したり、HPに掲載することで、「サンゴリアスの選手も使っているんだ!」と、お客様やバイヤーの信頼・安心にもつながっています。特にアウトドア売り場のバイヤーの方はスポーツ出身者が多く、ラグビー好きの方も多いので、サンゴリアスをキッカケに商談が進むことも多く、置いてもらえる店舗が増えていくのは大変ありがたい限りです。
ラグビーを通じて、サンゴリアスを通じて、多くの子供たちにロゴスを知ってもらうキッカケとなり、その子供たちは「ロゴスの未来のユーザー」にもなってくれると思うので、そういった意味でもありがたいなと思っていますし「スポーツ×アウトドア」は相性がいいなと感じています。
またLOGOS MATCH DAY開催の際には、ロゴスショップアプリ会員との直接コミュニケーションができる機会をつくれないかということで、スポンサー席50席を活用して、ラグビー観戦に招待しようとメルマガを送ったところ、なんと5分ほどで埋まってしまって大変びっくりしたのを記憶しています。
当日招待させていただいた子供やお父さんなどファミリーの方々と直接会話することができて、「ラグビースクールに通っていて、選手と触れ合えると思って応募した」とか「キャンプの時にはロゴスの商品以外に、他にはこんなの使っている」など生の声を聞くことができました。ファミリーの方々が日常でどんなことをしているのか知れたのもよかったなと感じています。普段本社のある関西ではユーザーの方と会話する機会も多いのですが、関東だとなかなか機会がつくれていなかったので非常に有意義な機会となりました。
柴田氏:ぜひ優勝してほしいですね。
期待しているところでいうと、京都にロゴスランドという施設を保有しているのですが、元々国体のためにつくられたホテル・合宿所だったところをリノベーションして、そこにテントを立てて「初めてのアウトドア」体験ができる室内キャンプを展開しており、「虫が嫌・暑いのが嫌・トイレが嫌」というアウトドアキャンプが苦手な方でも楽しめる場を提供しています。
施設横にはスポーツゾーンがあり何かに使えないかということで、ロゴスランドカップという大会を主催しており、2月は野球、3月はラグビー、11月は柔道と学童のスポーツ大会を開催していて、終わった後にはみんなでバーベキューをして、室内キャンプに泊まって、楽しい思い出をつくるという「スポーツ×キャンプ」の取り組みを実施しています。
サンゴリアスの選手にもロゴスランドカップに来てもらって開催できたら嬉しいなと思います。
選手から子供たちにラグビーを指導いただいたり、研修室もあるので、大会が終わった後に映像を見ながら試合のコメントをいただけたら、子供は一生の思い出になるのではないでしょうか。何よりも親が喜ぶと思います(笑)
東京サントリーサンゴリアスでは、共に成長していけるパートナー企業を募集しています。
子供やファミリーが喜ぶ共創パートナーシップの取り組みや、東京サントリーサンゴリアスとのコラボレーション企画・商品開発など、ご興味ある方はぜひお気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
以下、関連リンクより詳細をご確認ください。
関連リンク:
東京サントリーサンゴリアス パートナー募集サイト
東京サントリーサンゴリアス パートナーシップ問い合わせ
東京サントリーサンゴリアス パートナーシップ最新資料ダウンロード
「子供が笑顔に」なることを目指して、ファミリー向けアウトドア用品・アパレルを製造販売する株式会社ロゴスコーポレーション。「子供が笑顔に」なるためだったら、いろいろなことにチャレンジしていこうという想いで、東京サントリーサンゴリアスとのコラボレーションを通じた新商品開発や、新たな体験づくりに取り組んでいる。パートナーとしての取り組み背景や得られた成果、今後の展望について、同社の取締役副社長である柴田晋吾氏にお話を伺いました。