2017年9月 7日
ジャパンラグビートップリーグ2017-2018第4節 vsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦の見どころ!
いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。
先週9月2日に行われたジャパンラグビートップリーグ2017-2018第3節。サンゴリアスにとって今シーズン最初の大一番となったヤマハ発動機ジュビロ戦は80分経過のホーンが鳴った後の一瞬の隙を見逃さなかったサントリーが相手ゴール前のペナルティーからクイックで仕掛け小野晃征がインゴールに飛び込み逆転トライ。劇的な勝利で開幕3連勝を掴みました。
試合は開始から速いテンポのアタックが機能しペースを掴んだサントリーが先制しますが、その後徐々にスクラムでヤマハにプレッシャーをかけられるとリズムが乱れはじめ、攻め込まれる時間が続きます。自陣ゴール前での反則の繰り返しでシンビンもあり、1人少ない時間帯に10-10の同点に追いつかれ、更に前半終了間際にも自陣ゴール前まで攻め込まれますが、ヤマハの長いパスを見逃さなかった中靍隆彰がインターセプト。サポートに入った村田大志が素早いピックで抜け出しそのまま70mを走りきりトライ。17-10のリードで前半を折り返します。
後半に入ってもヤマハにスクラムでプレッシャーをかけられる苦しい展開となり、ついに後半30分、ヤマハに後半2つ目のトライを奪われ20-24と逆転を許します。試合残り時間10分を切り窮地に追い込まれたサントリーでしたが、グラウンドに立つ選手たちは誰一人諦めることなく、後に「ボールを繋いでアタックすればゲインで切る感覚があった」と語ったように、自陣からフェーズを重ねたアタックを繰り返しヤマハ陣に進入。何度かターンオーバーされながらもテンポのあるアタックを繰り返したサントリーがゲームを加速。
そして残り5分を切る中で得た自陣フリーキックからの連続攻撃。我慢強くボールを繋いでアタックし続けたアタックフェーズが27を数えたとき、ヤマハがゴール前でペナルティー。80分経過のホーンも鳴り、一瞬時間が止まったような感覚の中、日和佐篤のクイックタップからパスを受けた小野晃征がヤマハディフェンスのわずかな隙を見逃さずゴール左に飛び込みトライ。劇的逆転勝利をものにしました。
これで開幕3連勝と好調のスタートを切ったサントリーですが、まだまだリーグ戦は先が長く、次の大きな山となる9節のパナソニック戦に向けて、1戦1戦戦いながら確実にチームのレベルを上げていかなければなりません。勝って「悔しい」と発するメンバーも多く、決して現状に満足しない姿勢を今後の成長につなげていきたいところです。そんな中で迎える今週末の第4節。開幕戦でリコーに僅差で敗れながらも、第2節で東芝、第3節で近鉄を破り勢いに乗るNTTコミュニケーションズと対戦します。
■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第4節
「サントリーサンゴリアスvsNTTコミュニケーションズシャイニングアークス」
試合登録メンバー23名が発表されました。
開幕から3節まで大きなメンバーチェンジは無かった中、今週のメンバー構成には少し動きがありました。フロントローでは、3戦連続スタメンで出場したフッカー中村駿太に代わり、今シーズン春から好調をキープし、力強いプレーを見せていたHO#2北出卓也が今シーズン初スタメンとなりました。また、同じく3戦連続スタメンのプロップ須藤元樹はリザーブ(#17)での登録となり、PR#3垣永真之介が先発出場となります。前節のヤマハ戦でいちばんの課題となったスクラム。フォワード一同こだわりをもって取り組んでいるスクラム、しっかりと修正し強いスクラムを見せてくれることと思います。
ロックはジョー・ウィーラーに変わってLO#4小林航が初先発、第3列ではNO.8ジョーダン・スマイラーも初先発となりました。今やチームの中心的存在となったジョー・ウィーラーが第3節まで先発していましたが、ラインアウトのリードや大きな身体を活かしたプレーが持ち味の小林航は、ウィーラーに引けをとらないプレーでアピールしたいところです。今シーズン加入のスマイラーもこれまでリザーブからの出場でプレー時間が限られていたため、絶好のアピールチャンスとなりそうです。
ハーフバックスはリザーブ含めSH#9流大、SO#10小野晃征、SH#21日和佐篤と変更無く、それぞれが自分の役割を理解しながらサントリーのゲームを組み立てていくこと専念します。
バックスではこちらも3戦連続先発の江見翔太に代わり、前節リザーブからトップリーグデビューを果たしたWTB#11松井千士が初先発を掴みました。またCTB#12デレック・カーペンターがマット・ギタウに変わって先発。前節では接点ではかなりのプレッシャーを受ける厳しい試合の中、バックスのアタックは機能していたところもあり、、メンバーチェンジのある中でも高いパフォーマンスを発揮出来るかがこの試合のポイントになりそうです。層の厚いバックス陣でのレギュラー争いに向けても、1人1人が自分の役割を全うしチームの勝利に貢献する活躍が求められます。
だいぶ涼しい日が増えてきた9月の東京。サントリーにとっては開幕からの秩父宮4連戦の最後のゲーム。この後遠征での試合が続くこともあり、しっかりとサントリーの目指すアグレッシブ・アタッキング・ラグビーを展開し、チームに勢いをもたらす勝利をつかみたいと思います。ご声援宜しくお願い致します。
■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第4節
サントリーサンゴリス vs NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
2017年9月9日(土) 19:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場
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