いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。

8月18日に開幕したジャパンラグビートップリーグ2017-2018も今週末、早くもラウンド3を迎えます。サントリーの第3節の対戦は昨シーズン優勝争いを演じたヤマハ発動機ジュビロ。昨年はクリスマスイブの12月24日に敵地ヤマハスタジアムでの全勝対決を制し、優勝に大きく前進したサントリー。その後の二冠獲得への大きな自信と価値ある勝利を手にしました。

今週末のゲーム、ヤマハは覚悟を持ってリベンジを狙ってくることは間違いありません。サントリーとしては"STAY HUNGRY"に、チャレンジャーとしての姿勢を失うことなくヤマハに真っ向勝負を挑まなければなりません。第1節、第2節でも受けに回ると苦しい展開となり攻め込まれる場面が目立ったように、メンタルの部分で常にハングリーな姿勢を保てなければ、大型フォワードを擁するヤマハに簡単に劣勢に追い込まれてしまいます。これまで2試合の課題、反省点をしっかりと修正し、この試合ではグラウンド上の選手全員が最高のパフォーマンスを発揮しなければ勝利は難しくなります。

先週のリコー戦では前半はテンポ良くボールを展開し優位に試合を進めたサントリー。21-3で折り返し後半も開始直後にトライを奪い勢いを加速したいところでしたが、若干開いた点差に若干の気の緩みがあったのか、リコーに反撃のチャンスを与えてしまう形となり失速。勝利したものの、後半だけのスコアでは10-12となり、ウィークポイントを見せる格好となりました。

前述の通り、今週末のゲームでは80分を通して試合の主導権を握ってゲームコントロール出来るかが最大のポイントとなります。80分間常に主導権を握ることは難しいかもしれませんが、どちらが意図するラグビーを展開する時間を長く取れるか、敵陣でプレー出来るか、こういったちょっとしたところが試合の結果を左右するような拮抗したゲームになるかもしれません。ヤマハが意図するゲーム展開に持ち込ませないためにも、グラウンド上のどこからでもプレッシャーをかけ続けることが重要になります。

■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第3節
　「サントリーサンゴリアスvsヤマハ発動機ジュビロ」
試合登録メンバー23名が発表されました。

　・試合登録メンバー

先週の登録メンバーからスターティングメンバーに変更は無く、メンバーチェンジはリザーブの3名。フォワードではPR#18畠山健介が垣永真之介に代わって登録。開幕戦同様リザーブメンバーに入ります。バックスではCTB#22中村亮土がデレック・カーペンターに、WTB#23松井千士が成田秀平に代わってそれぞれ登録されました。中村亮土は今シーズン初のメンバー入り、同じくウイングでルーキーの松井千士も出場すれば公式戦初出場となります。先発の江見、中靍に引けをとらないスピードを誇る松井。ルーキーイヤー第3節にして初キャップのチャンスを掴みました。

この試合、なんと言っても重要なキーになるのがセットプレー。スクラム。ラインアウトでどれだけヤマハの強力フォワードに勝負できるかが最大のポイントになります。昨年の対戦ではこのポイントで互角以上に奮闘したことが結果に繋がったこともあり、この試合でもどれだけプレッシャーをかけてヤマハラグビーの礎を崩せるかが勝負の鍵になるでしょう。

サントリーとしては、まずはフォワードで安定したセットプレーとブレイクダウンでプレッシャーをかけ、良いクオリティーのボールをバックスに供給したいところ。フェーズを重ねてアタックを仕掛けるサントリーのテンポを作り出せるか、ゲームコントロールの部分にも注目が集まります。ディフェンスではプレッシャーをかけ続け、ヤマハのやりたいラグビーをさせないことが重要になります。

また、ヤマハのバックスにはロングキッカーが2名いることもあり、エリアマネジメントの戦いでも押し込まれることなく、エリアを前進していけるかどうかが試合の主導権を握れるか否かの点で重要になります。単純なキックの距離だけでなく、どこにキックを蹴っていくか、タッチに蹴り出すのかフィールドに落とすのか、このあたりの駆け引きも見応えのあるものになるでしょう。

まだまだ暑い8月。選手にとって難しいコンディションの中での試合が続きますが、ハイクオリティーなゲームになりそうな予感もする今週の大一番。昨年のクリスマスイブ決戦の再来。レベルの高い試合をお観せしたいと思います。勝利に向け、チームへの大きなご声援とサポートをよろしくお願い致します。

■ジャパンラグビートップリーグ2017-2018 第3節
サントリーサンゴリス vs ヤマハ発動機ジュビロ
2017年9月2日（土）　16:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場
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