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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2017年1月27日

第54回日本ラグビーフットボール選手権大会決勝 vsパナソニックワイルドナイツ戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの温かいご声援ありがとうございます。
 

 
いよいよ今シーズンも残すところ日本選手権決勝戦を残すのみとなりました。8月に開幕したジャパンラグビートップリーグ2016-2017を優勝で飾ったサントリーですが、シーズン目標は2冠獲得。その目標達成まであと1勝となりました。決勝戦の対戦相手は昨シーズンの日本選手権王者パナソニックワイルドナイツ。シーズン終盤にチームが成熟してきており、非常に手強い相手となりますが、チーム一丸となってチャレンジし、勝利を手にしたいと思います。
 

 
先週行われた日本選手権準決勝の相手は帝京大学。「学生チームとしてではなく、日本選手権に出場するに値するチームとしてリスペクトして戦う」と意気込んで臨んだ試合でしたが、わずかにあったと認めざるを得ない“隙”を衝かれ前半は苦戦。簡単にビッグゲインを許しトライを奪われるなど、トップリーグ王者として「情けない(沢木監督)」内容となりました。
 

 
「戦術云々ではなく、態度の部分を改めた(同監督)」後半は開始早々、ラインアウトモールでのトライを皮切りに、後半終了間際までに4トライを奪取。1トライこそ与えたものの、49-29と大きく離したロスタイム。ホーンがなった後の敵陣左サイドスクラムから試合を切るキックではなく、アタックを仕掛けたサントリーは左右に展開し最後は左サイドで松島幸太朗が抜け出しトライ。ラストワンプレーでトライを獲り切る強さを見せ、54-29でノーサイド。後半はしっかりと力の差を示し決勝進出を決めました。
 

 
どこか忘れかけてしまっていたのかもしれない「チャレンジャー」の姿勢を帝京大学に再び思い出させて頂く形となったこの試合。今シーズンここまで開幕から続けてきた「勝って反省する」ということを、この試合でもしっかりと受け止めて決勝に臨めることはチームとしての収穫に繋がったのかと思います。
 

 
■第54回日本ラグビーフットボール選手権大会 準決勝
・パナソニック 36-24 ヤマハ発動機
・サントリー 54-29 帝京大学

 
開幕戦で敗れたヤマハ発動機にリベンジを果たした形で決勝へ駒を進めたパナソニック。今シーズントップリーグで敗れたヤマハ発動機とサントリーにリベンジを果たして日本選手権優勝を掴むべく、相手チームも決死の覚悟でこの試合に臨んでくることと思います。特にシーズン序盤の第4節で対戦した時点(サントリー 45-15 パナソニック)とは、メンバー構成もチームの成熟度も大きく変化しており、現時点で日本最高峰レベルのチームであることは間違いありません。
 
↓トップリーグ第4節での対戦ハイライト

 
2冠獲得に向けて残り1試合。第54回日本ラグビーフットボール選手権大会決勝戦のサンゴリアスの登録メンバー23名が発表されました。
 
 
まずはセットプレー、特にスクラムで試合の主導権を握りたいサントリーは石原慎太郎、青木佑輔、須藤元樹のフロントローが先発。ファーストスクラムからパナソニックフォワードにどれだけプレッシャーをかけられるかがポイントになります。シーズン終盤にかけて自信を持ってチームの強みとしてきたスクラムで、勝利を手繰り寄せたいと思います。  

 
決勝戦という緊張感の中、比較的スローなゲーム展開、ロースコアでの攻防が多くなりがちなファイナルゲームですが、この試合をどうコントロールしていけるかという点で、やはりSH#9流大キャプテン、SO#10小野晃征のゲームコントロールには注目せざるを得ません。経験豊富なパナソニックハーフ団に対し、どちらのゲームメイクが勝利を呼び寄せるか、1つ1つのプレー、状況判断が勝負のポイントになってきそうです。
 

 
バックス陣は好調の両ウイング、フルバックの松島幸太朗は定位置を守り、今週のセンターはCTB#12デレック・カーペンター、CTB#13村田大志のコンビとなりました。ディフェンスの硬いパナソニックに対し、サントリーがアタックの場面でどれだけゲインラインを切って行けるかが勝負のポイントになります。コミュニケーション、スキル、連携、そしてなによりメンタルな部分で相手を上回り、次々とトライを奪うような試合展開に持ち込むことが出来れば、サントリーの勝利が見えてきます。
 

 
4シーズンぶりの2冠獲得まであと1勝。今シーズンはトップリーグ全勝優勝を勝ち取ることが出来ましたが、やはりシーズン最後のゲームとなるこの日本選手権決勝で勝利してこそ、トップリーグタイトルの価値も大きくなりますし、なにより大きな喜びを手にすることが出来ると思います。ファンの皆様と最高の瞬間を分かち合うことが出来るよう、チーム全員でサントリープライドをかけてこの試合に臨みますので、ファンの皆様もバックスタンドからの大きなご声援でチームの背中を後押ししていただければと思います。共に2冠を勝ち取りましょう!ご声援宜しくお願いします。  

 
■第54回日本ラグビーフットボール選手権大会 決勝
サントリーサンゴリス vs パナソニック
2017年1月29日(日) 14:00キックオフ
東京都・秩父宮ラグビー場
 
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