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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2017年1月 5日

ジャパンラグビートップリーグ 第14節 vs東芝ブレイブルーパス戦の見どころ!

明けましておめでとうございます。本年もサンゴリアスへの温かいご声援宜しくお願いいたします。
 

 
年内最後のゲームとなった12月24日のヤマハ発動機ジュビロ戦。12節終了時点まで全勝同士の頂上決戦となったこの試合。敵地ヤマハスタジアムには1万人を超える観衆が集まり、最高の雰囲気の中で注目の一戦が行われました。東京をはじめ、全国からもサンゴリアスファンが駆けつけてくださり、バックスタンドの黄色に染まった大応援団からの大きな声援はチームにとって心強いサポートになりました。
 

 
試合はキックオフからアタックを仕掛けたサントリーでしたが、ボールを失うと、ヤマハのハイパントキックの処理を誤り、こぼれたボールを拾われあっさりと先制を許し、その後も自陣でのペナルティーからゴールを決められ0-10と苦しい状況に立たされます。しかし、焦ることなく落ち着いてゲームを進めたサントリーが徐々に主導権を握り返すと、前半14分。敵陣でヤマハボールスクラムをターンオーバーし一気に右に展開し中靍隆彰が右隅にトライ。さらに31分には自陣からフェーズを重ねたアタックで敵陣に迫ると、最後は中央でスティーブン・ドナルドが抜け出し逆転。試合をひっくりし返します。
 

 
その後ヤマハが得意とするモールを押し込まれ再び逆転されますが、終了間際に右サイドを崩し逆転してハーフタイムを迎えます。後半に入っても主導権を握り続けたサントリーがヤマハにリードを許すことなく試合を進め、石原慎太郎のトライなどでリードを拡げると、終了間際にカウンターから塚本健太が右サイドを抜け出し勝負あり。41-24で大一番を勝利で飾りました。
 

 
■第13節終了時点ランキング
1位:サントリー (13勝0敗)勝ち点60
2位:ヤマハ発動機 (12勝1敗)勝ち点57
3位:パナソニック (11勝2敗)勝ち点52
4位:神戸製鋼 (10勝3敗)勝ち点47
5位:NTTコム (8勝5敗)勝ち点36
6位:トヨタ自動車 (7勝6敗)勝ち点35
7位:東芝 (6勝7敗)勝ち点32
8位:リコー (6勝7敗)勝ち点30
9位:キヤノン (6勝7敗)勝ち点29
10位:サニックス (6勝7敗)勝ち点25
11位:NEC (5勝1分7敗)勝ち点25
12位:クボタ (5勝1分7敗)勝ち点24
13位:豊田自動織機 (3勝10敗)勝ち点15
14位:近鉄 (2勝11敗)勝ち点14
15位:コカ・コーラ (2勝11敗)勝ち点12
16位:ホンダ (1勝12敗)勝ち点6

 
 
 
13節が終了し、いよいよ首位に立ったサントリー。優勝に向けてリーグ戦も残り2節。依然油断は出来ない、負けられない戦いが続きます。そんな中で迎える新年最初のゲームは奇しくも同じ府中を本拠地とする東芝ブレイブルーパスとの府中ダービー。毎年両チームの意地と意地がぶつかる熱戦になるこの試合、今回は久々の味の素スタジアムでの開催となります。今シーズンここまで本領を発揮できていない東芝は6勝7敗と苦しみ7位。本来のチーム力には相応しくない順位につけていますが、ここ数試合でらしさを取り戻してきています。また、府中ダービーにあっては、お互いにリーグ戦の1試合以上の意味合いを持ち、普段以上の力を発揮することもあり、激しく熱い試合になることが予想されます。両チームとも、新年最初のゲームに相応しい試合をすべく、しっかりと準備してこの試合に臨むことと思います。
 

 
新年最初のゲーム。優勝に向けて負けられない大事な一戦、ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第14節のサンゴリアスの登録メンバー23名が発表されました。
 
 
フロントローの先発はPR#1石原慎太郎、HO#2青木佑輔、PR#3畠山健介。リザーブにHO#16中村駿太、PR#17森川由起乙、PR18須藤元樹となりました。前節のヤマハ発動機戦から、須藤と畠山が入れ替わりました。お互いに持ち味を発揮しながら良い競争をいている中で、レベルアップできている点はチームにとって大きなポイントです。伝統的にフォワードのセットプレーに自信を持つ東芝に対して、サントリーフォワード陣がどういった戦いを見せるかが注目です。

ロック陣の変更はなくLO#4ジョー・ウィーラーとLO#5真壁伸弥のコンビ。バックローもFL#6ツイヘンドリック、FL#7ジョージ・スミス、NO.8竹本隼太郎と前節と同じ布陣となります。スクラム同様にラインアウトからのアタックでテンポを生み出すとともに、ラインアウトのディフェンスにおいても相手にプレッシャーをかけ、思うようにプレーさせないことが求められます。ヤマハ戦は大事な場面でマイボールラインアウトを失うシーンもあり、そのあたりの修正が求められるとともに、ディフェンス時のプレッシャーは前節同様厳しくかけていくことが出来れば、サントリーのペースで試合を進めることが出来そうです。

 
ハーフバックスは今週もSH#9流大、SO#10小野晃征のコンビが先発。リザーブにSH#21日和佐篤が待ち構える布陣です。今シーズンここまで試合を重ねるごとに良いゲームコントロールでサントリーのラグビーを展開してきているだけに、このままの勢いで新年最初のゲームも良いゲームメイクでチームを動かして欲しいところです。フィジカルなプレーを好む東芝に対し、どういったゲームコントトールを見せるか、ハーフ団の試合運びに注目です。

スリークウォーターバックスはWTB#11江見翔太、CTB#12スティーブン・ドナルド、CTB#13村田大志、WTB#中靍隆彰、FB#15塚本健太が先発。リザーブにCTB#22デレック・カーペンター、FB#23松島幸太朗がメンバー入りとなりました。スターティングメンバーはヤマハ戦と同じ布陣。前節同様、躍動したバックスのプレーが見られれば、勝機が見えてきそうです。前節はメンバーから外れた松島幸太朗もリザーブにカムバック。出場機会が回ってくれば、スタンドを沸かせるランニングを見せてくれることと思います。

前述の通り、トップリーグはこの試合を含め残り2節。現在単独首位に立つサントリーですが、1つ負ければ2位に下がってしまう厳しい状況は変わりません。残り2試合も勝利し、全勝優勝を決めるためにも、まずは新年最初のこの試合、しっかりとサントリーのゲームをして勝利を掴みたいと思います。久々の味の素スタジアムでのゲーム。是非多くのファンの方々にお越し頂き、ご声援を送っていただければと思います。ご声援、宜しくお願いいたします。
 

 
■ジャパンラグビートップリーグ2016-2017 第14節
サントリーサンゴリアス vs 東芝ブレイブルーパス
2017年1月7日(土) 13:00キックオフ
東京都・味の素スタジアム
 
※サンゴリアスのファンサービス情報はこちら

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